ツノハシバミ

Corylus sieboldiana

  • ツノハシバミ
    撮影場所: 京都府立植物園
  • ツノハシバミ
  • 花名
    ツノハシバミ
  • 学名
    Corylus sieboldiana
  • 別名ナガハシバミ, 角榛, 熊四手, Asian Beaked Hazel
  • 原産地日本・朝鮮半島・中国
  • 開花場所低山
  • 開花期3月, 4月
  • 花言葉「和解」

ツノハシバミとは

ツノハシバミ(角榛、学名:Corylus sieboldiana)とは、日本・朝鮮半島・中国原産で、カバノキ科クマシデ属の落葉低木です。
別名でナガハシバミ、英名でAsian Beaked Hazelと呼ばれます。日本に自生し、「野生のヘーゼルナッツ」として知られます。

本州〜四国の日当たりのよい山地に自生します。
樹高は4〜5 mです。
葉身長は5~10 cmで細長い卵形で、葉縁に重鋸歯があり、葉脈は明瞭で多数あり、互生して付きます。
雌雄異花で3月〜4月に雄花は黄褐色の小苞が重なった尾状花序を出し、雌花は雄花より上部の枝につき、頭状で数個の赤い花がかたまって咲く。
花が終わると雌花は数個集まった状態で、それぞれ筒状になって実を包み、長さ3~5cm程で先端が嘴状に伸びた独特な形をしています。
全体に刺毛が密生しています。
棘のある殻を割ると、中に堅果(ナッツ)が1個ずつ入っており、10月頃に熟して食べられるので、生食するか炒って食べます。
用途は公園樹や、材の堅さから建築材や家具材に使われます。


ハシバミの同属


尚、日本でハシバミと言えば、オオハシバミ(大榛、Corylus heterophylla)とその変種のハシバミ(榛、Asian Hazel、学名:Corylus heterophylla var. thunbergii)、ツツノハシバミ(角榛、学名:Corylus sieboldiana))があります。世界的に見れば、果実がヘーゼルナッツとなるセイヨウハシバミ(Corylus avellana)や、アメリカハシバミ(Corylus americana)があります。


花名の由来


属名の ”Corylus” はラテン語の「korus(ヘルメット)」、
種小名の ”sieboldiana” はシーボルト氏(Philipp Franz Balthasar von Siebold)への献名」です。
和名の「ツノハシバミ(角榛)」の「ハシバミ」は葉に皴(しわ)があることから「ハシワミ」となりそれが転訛したもの、
「角」は果実を包む総苞が筒状で長く角のように伸びていて角のように見えることから。


花言葉


「和解」

一般名:ツノハシバミ(角榛)、
学名:Corylus sieboldiana、
別名:ナガハシバミ、Asian Beaked Hazel、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類ブナ目カバノキ科クマシデ属クマシデ種、
原産地:日本・朝鮮半島・中国、生息分布:本州〜四国、環境:日当たりのよい山地、
生活型:落葉広葉高木、
樹高:4〜5 m、
葉色:緑、葉形:卵形、葉身長:5~10 cm、葉縁:重鋸歯、葉脈:明瞭で多数、葉序:互生、
雌雄同株、雌雄異花、開花期:3月〜4月、花色:黄褐色、雄花花序形:小苞が重なった尾状花序、花径:1 cm、雌花花序:頭状、柱頭色:赤、
果実型:堅果、結実期:9〜10月、果実長:1〜1.5 cm、果実色:黄褐色、果実:食用。

■関連ページ
ツノハシバミ(角榛、学名:Corylus sieboldiana)


  • ブナ
  • カバノキ
  • ハシバミ
  • ツノハシバミ
  • 花のタイプ
    その他
  • 花序
    尾状花序
  • 花冠
    花びら無し
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    重鋸歯状
  • 生活型落葉低木
  • 花の色赤 黄
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ400.0 ~ 500.0 cm
  • 花径1.0 ~ 1.0 cm

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