ウツギ

Deutzia crenata

源氏物語の草木,万葉集でよまれた草木, 季節:初夏

  • ウツギ
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  • 花名
    ウツギ
  • 学名
    Deutzia crenata
  • 別名ウノハナ, 卯の花
  • 原産地日本、中国
  • 開花場所
  • 開花期5月, 6月
  • 花言葉古風

ウツギとは

ウツギ(空木、学名:Deutzia crenata)は日本、中国原産で、アジサイ科ウツギ属の耐寒性落葉低木です。北海道~九州・奄美大島の山野林道の日照地に自生します。樹高1~2mにしかなりません。よく分枝して株立状になります。別名でウノハナ(卯の花)とも呼ばれます。ウツギとは茎の中が空という意味で付けられました。
初夏に、側枝先端から円錐花序を伸ばし、多数の小さな白い五弁花を咲かせます。雄蕊の花糸には狭い翼があります。ウノハナはウツギヒメハナバチと共生関係にあります。
花後に球形の果実が成ります。果実は朔果で、熟すと3~4裂します。用途は、庭木や、木釘、楊枝などです。花言葉は「古風」です。
バイカウツギ(梅花空木、学名:Philadelphus satsumi)と似ています。


万葉集 第18巻 4091番歌


作者:大伴家持 
題詞:獨居幄裏遥聞霍公鳥喧作歌、天平感宝1年5月10日に詠んだ歌
   西暦749年5月30日


原文


宇能花能 登聞尓之奈氣婆 保等登藝須 伊夜米豆良之毛 名能里奈久奈倍


読み


宇(卯)能(の)花能(の) 登(と)聞(も)尓(に)之(し)奈(な)氣(け)婆(ば) 保(ほ)等(と)登(と)藝(ぎ)須(す) 伊(い)夜(や)米(め)豆(づ)良(ら)之(し)毛(も) 名(な)能(の)里(り)奈(な)久(く)奈(な)倍(へ)

卯の花の 共にし鳴けば 霍公鳥(ほととぎす) いやめづらしも 名告(なの)り鳴くなへ。


意味


卯(う)の花が咲くと共に 鳴く霍公鳥(ほととぎす) なんとも興がありますね。名のりを上げてるみたいで。

一般名:ウツギ(空木)、学名:Deutzia crenata 、別名:ウノハナ(卯の花)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ミズキ目アジサイ科ウツギ属(旧:ユキノシタ科)、原産地:北海道~九州・奄美大島の日本、中国、環境:山野、林道の日照地 、樹高:1~2m、樹皮:灰褐色で剥離する(老木)、帯赤色の星状毛が密生(若枝)、葉形:卵状披針形で先端が尖る、葉身:10cm、葉面:星状毛、葉縁:細鋸歯、葉に毛:有、葉序:対生、花序形:円錐花序、開花期:5月~6月、花色:白、花径:0.5cm、花弁数:5枚、花柱数:3~4本、雄蕊数:10本、用途:庭木、木釘、酒樽の注ぎ口、楊枝。


  • ミズキ
  • アジサイ
  • ウツギ
  • ウツギ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    円錐/複総状花序
  • 花冠
    5弁形
  • 葉形
    披針形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型耐寒性落葉低木
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ100.0 ~ 200.0 cm
  • 花径0.5 ~ 0.5 cm

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