12月29日の誕生花、「灯る実の音」ホオズキ
12月29日の誕生花は、ホオズキ(鬼灯・酸漿、学名:Alkekengi officinarum var. franchetii)です。
「灯る実の音」
🔔12月29日「ホオズキ」
~ストーリー&イラスト by Copilotさん~
ホオズキ(鬼灯・酸漿、学名:Alkekengi officinarum var. franchetii)、イラスト by Copilotさん
ホオズキの実が、風に揺れてカラカラと鳴った。
その音は、まるで小さな鈴のよう。
「どうして音が鳴るの?」と、子どもが聞いた。
ホオズキは答えた。
「それはね、忘れられた想いを呼び戻すため。
音に乗せて、心の奥に響かせるんだよ。」
子どもはその音を聞きながら、
ふと、大切な人の笑顔を思い出した。
ホオズキ(鬼灯)
ホオズキ(鬼灯・酸漿、学名:Alkekengi officinarum var. franchetii、シノニム:Physalis alkekengi)とはアジア原産で、ナス科ホオズキ属の一年草/多年草/宿根草です。
草丈は60~80 cmです。
葉は緑色の楕円形で葉縁に歯牙があり、互生して付きます。
梅雨時に、葉腋から単生で小さな目立たない白~淡黄色の花を下向きに咲かせます。花は漏斗形で先端が5浅裂します。
夏に、球形の果実と袋(萼)が朱色~赤く色付き初秋まで観賞できます。
東京の浅草寺では、毎年7月に恒例のホオズキ市が開かれますが、日本各地でも同様にお盆にかけてホオズキ市が立ちます。
古語ではカガチ(輝血)やアカカガチ(赤輝血)と呼ばれました。
この輝血とはヤマタノオロチ(八岐大蛇)の目のことです。赤く熟した鬼灯の果実が爛々と輝く姿が、不気味な大蛇の目を連想させたといわれます。緑色の葉茎に成る赤い実が美しく鉢植えにされたり、切り枝、ドライフラワーにされたり、乾燥させた全草や根、実が生薬とされ解熱や咳止め、虫下しに使われました。
ナス科植物なので連作障害が起こることや害虫のカメムシがつくことがあります。
果実は有毒で食用と葉なりませんが、実が黄色く食用となる「ショクヨウホオズキ(食用ほおづき、Physalis pruinosa))」もあります。
近縁種にアメリカ原産のセンナリホオズキ(Physalis angulata)があり帰化しています。
花言葉は「自然美、不思議、半信半疑」です。
一般名:ホオズキ(鬼灯・鬼橙・酸漿)、
学名:Alkekengi officinarum var. franchetii 、
シノニム:Physalis alkekengi 'franchetii'、
別名:Hozuki、Chinese lantern,Japanese-lantern、カガチ(輝血)、アカカガチ(赤輝血)、ヌカヅキ(酸漿)、 チャイニーズランタン(Chinese lantern)、
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ナス目ナス科ホオズキ属、
生活型:宿根草、
原産地:アジア、
草丈:60~80 cm、
葉序:互生、葉形:楕円形、葉縁:歯牙、
花序:単生、花の出る場所:葉腋、開花期:6月~7月、花色:白、花径:1~2 cm、
果実の観賞期:7月~8月、果実色:緑→赤、果実型:漿果。
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