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白三連チャンは怪しい!?万葉集草木38.ミツバツツジ
ミツバツツジ(三葉躑躅、学名:Rhododendoron dilatatum)とは、日本固有種で、ツツジ科ツツジ属の落葉広葉低木です。開花の早いツツジです。葉が3枚ずつ枝に輪状に付くのが特徴です。花色には白や、ピンク、赤紫があります。万葉集では以下のように詠われています。 万葉集 第9巻 第1694首 作者:柿本人麻呂 題詞:鷺坂作歌一首 原文 細比礼乃 鷺坂山 白管自 吾尓尼保波尼 妹尓示
春が来たらしい!?万葉集草木シリーズ37.スギ
スギ(学名:Cryptomeria japonica)は、日本固有種でヒノキ科の常緑針葉高木です。樹木は直線的で使いやすく木材としての価値が高い。日本書紀には、ヒノキは宮殿に、マキは棺に、スギとクスノキは舟材に使うようにとの記載があります。長寿の木として知られ、屋久杉や大王杉は2000年以上生きています。残念なことに、風媒花なので成長した杉花粉が遠くへ飛ばされ広域で花粉症の一大原因となっています。
長寿を祈って簪に⁉万葉集草木シリーズ36.ヤドリギ
ヤドリギ(寄生木、宿木、 学名:Viscum album)は、欧州・西南アジア原産で、ビャクダン科ヤドリギ属の半寄生常緑潅木です。ポプラ(Poplar)などの落葉樹の幹に寄生根を食い込ませ水分と養分を吸収して成長します。万葉集では「ほよ」という名前で詠まれています。 万葉集第18巻4136番歌,作者:大伴家持 大伴家持が万葉集で「ほよ」の歌1首を詠んでいます。「ほよ」(ヤドリギ)は、枯れ木のシー
自然には勝てぬ⁉万葉集草木シリーズ35.フキ
フキ(蕗、学名:Petasites japonicus)は、日本、朝鮮半島、中国原産でキク科フキ属の多年草の山菜です。初春に、地下茎から花茎を出して花(フキノトウ、ふきのとう、蕗の董)を咲かせます。万葉名は春菜で詠まれています。 万葉集 第8巻 1427番歌 作者:山部赤人 題詞:山部宿祢赤人歌四首 原文 従明日者 春菜将採跡 標之野尓 昨日毛今日母 雪波布利管 読 従(より)明日者(は)
世紀の悲恋物語ー万葉集草木シリーズ34 ニワトコ
ニワトコ(庭常、接骨木、学名:Sambucus sieboldiana var. pinnatisecta)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、レンプクソウ科ニワトコ属の落葉低木です。若葉や蕾は食用に、材は杖や細工物に、果実は果実酒に、乾燥させた枝葉は生薬に、樹皮や木部は入浴剤に、髄は実験の標本用に、魔除けにされます。万葉集で謡われている歌は、日本史上初の悲恋物語!?です。 万葉集 第2巻 90番歌
万葉時代の制服か?万葉集草木シリーズ32.クヌギ
クヌギ(橡、学名:Quercus acutissima)は日本〜東アジア原産で、ブナ科コナラ属の落葉性広葉高木です。成長が早く里山を形成し、材全体が古くから人々の生活に役立っています。万葉名は橡(ツルバミ)といい、群青色や紺黒色の染料を採って布を染めて着物を作りました。万葉集で謡われています。 万葉集 第7巻1311番歌 作者不詳 原文 橡 衣人皆 事無跡 曰師時従 欲服所念 作者:不明
男の秘めた熱い思い?万葉集草木シリーズ33.アサ
アサ(麻、学名:Cannabis sativa)は中央アジア原産で、アサ科アサ属の一年生草本です。アサのみで1属1種を形成します。別名で、タイマソウ(大麻草)、Hemp、学名でカンナビス・サティーバ(Cannabis sativa)と呼ばれます。有用な植物で栽培目的は、繊維を採る、種子を食べる、(種子から)油を採取する、麻酔薬、薬などがありますが、日本の場合は、麻薬の含有成分が少ないためか主に繊維
頑張ったねって言われたい?万葉集草木31.セリ
セリ(芹、学名:Oenanthe javanica )の開花は夏ですが、春の若い茎葉は野菜とされます。 日本では1月7日に七草粥を食べる習慣がありますが、セリは、この春の七草の一つとされます。 春の七草とは 春の七草には、セリ(芹)、ナズナ(薺)、ハハコグサ(母子草)、ハコベ(繁縷)、タビラコ(田平子、旧名:ホトケノザ)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)の7種がありますが、このうち万葉時代からある
何に使うのだろう?万葉集草木シリーズ30.ハンノキ
ハンノキ(榛の木、学名:Alnus japonica)は、日本~中国・ロシア原産でカバノキ科ハンノキ属の落葉高木です。別名でハリノキと呼ばれます。樹木は収穫後の稲穂を架けて干す稲架木(ハサギ)として植えらました。材は建築材や、器具材、家具材となり、木炭としても使われます。樹皮と果実は布の染料とされました。乾燥した実はオーナメントやインテリアに使われます。 万葉集名:榛(ハリ) 万葉集出典巻・作
神サブとは!?万葉集草木シリーズ29.タブノキ
タブノキ(椨の木、学名:Machilus thunbergii)は、中国、韓国、台湾、日本原産で、クスノキ科タブノキ属の常緑高木又は灌木です。灰褐色の樹皮は黄八丈など黄色の染料として使われます。 万葉集で詠われています。 「万葉集の巻と作者」 万葉集 第19巻 4159番歌 作者:大伴家持 『原文』: 礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里 『読み』 礒上(磯の上)之(の) 都
酢醤蒜で鯛食べたい?万葉集草木シリーズ28.ノビル
ノビル(野蒜、学名:Allium macrostemon)は、東アジア原産で、ヒガンバナ科ネギ属の多年生草本です。地下に出来る鱗茎(球根)を食べます。 万葉集で詠われています。 宴席で出席者がそれぞれ出した「酢、醤、蒜、鯛、水葱」というお題を詠んだうた 「万葉集の巻と作者」 第16巻 3829番歌 題詞:詠酢醤蒜鯛水葱歌 作者:長忌寸意吉麿(ながのいみきおきまろ) 【原文】 醤酢尓 蒜都伎合而
どこに嫁ぐの?万葉集草木27.コナラ
コナラ(小楢、学名:Quercus serrata)は、東アジア原産で、ブナ科の落葉性広葉高木です。秋に帽子(殻斗)で覆われた果実(どんぐり)が成ります。万葉集で詠われています。 「万葉集の巻と作者」 第14巻 歌番号:3424 作者:不明 【原文】 之母都家野 美可母乃夜麻能 許奈良能須 麻具波思兒呂波 多賀家可母多牟 【読み】 之母都家(下つ毛)野(の) 美可母(みかも)の夜麻(山)の 許奈
元祖、私待つわ?万葉集草木シリーズ26.イヌタデ
イヌタデ(犬蓼、学名:Persicaria longiseta)は、世界中の原野や路傍、水辺に生えているタデ科イヌタデ属の一年草の雑草です。タデは、タデ科の総称としても使われます。タデは万葉集で詠われています。 「万葉集の巻と作者」 巻11・2759 題詞:寄物陳思 作者:未詳 【原文】 吾屋戸之 穂蓼古幹 採生之 實成左右二 君乎志将待 【読み】 わ(吾)が屋戸(宿)の 穂蓼古幹(ほたでふるから
元祖おもてなし名人?万葉集草木25.カブ
カブ(蕪、学名:Brassica rapa var. glabra)はアフガニスタン、地中海沿岸のヨーロッパ原産で、アブラナ科アブラナ属の越年草の野菜です。日本では、春の七草の一つとされます。万葉集で詠われた歌。 万葉集の巻と作者 万葉集 第16巻 3825番 作者 長意吉麻呂 【原文】 食薦敷 蔓菁煮将来 梁尓行騰 懸而息此公 【読み】 食薦(すごも)敷き 蔓菁(あおな)煮将(にて)来む
詠み人は相当の苦労人!?万葉集草木24.クワ
クワ(桑、学名:Morus australis)は、東アジア、東南アジア、ヒマラヤ原産でクワ科クワ属の落葉高木です。日本の童謡「あかとんぼ」に出て来る木です。養蚕の餌用に栽培されました。万葉集でも謡われています。 万葉集の巻と作者 巻12-3086 寄物陳思 作者: 不詳 【原文】 中々二 人跡不在者 桑子爾毛 成益物乎 玉之緒許 【読み】 なかなかに 人とあらずは 桑子にも ならましも
二又ならぬ三又か!?万葉集草木23.ミツマタ
ミツマタ(三椏、学名:Edgeworthia chrysantha )は、中国原産地でジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木です。日本には慶長年間に渡来しました。。万葉集でも謡われています。 万葉集の巻と作者 万葉集10巻-1895番 柿本人麻呂 万葉名:三枝(サキクサ) 【原文】 春去 先三枝 幸命在 後相 莫戀吾妹 【読み】 春去れば まづ三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ
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