4月15日の誕生花、ハクサンチドリ(白山千鳥) ポスト 4月15日の誕生花、ハクサンチドリ(白山千鳥) ハクサンチドリ(白山千鳥、学名:Dactylorhiza aristata)とは、北半球に分布するラン科ハクサンチドリ属の多年草です。 英名で spotted orchidと呼ばれます。、 日本では、中部地方の山岳地~北海道の高山の湿地に自生します。 ハクサンチドリの花の構造は、一般のラン科植物と同様で、背萼片1、側萼片2,側花片2,唇弁1等や距1と赤紫色の苞から構成されます。 草丈は10〜40cmです。 葉は長さ10〜15cmの披針形で、5、6枚が互生して付き、基部は茎を抱きます。 5月下旬〜7月下旬に、花茎先端から総状花序を伸ばし、花径2cmで、かぶと状をした濃桃色の花を数十個付けます。 唇弁には濃紫色の斑点があり、距にある花蜜へ昆虫を導く道標の役割をします。 距は唇弁の奥にあり、1~1.5cm程の長さがあります。 2枚の側萼片の先端が鋭く尖っていて小鳥が羽ばたいているように見えます。 果実は球形で赤熟するとそのまま生でも食べられます。 花名の由来 和名の「ハクサンチドリ(白山千鳥)」とは、花の咲く場所が石川県の白山に多いことと、花の姿を千鳥が飛ぶ姿に例えたことに拠ります。 属名の「Dactylorhiza」は、ギリシャ語の「daktylos(指)」+「ridza(根・根茎)」の複合語で、塊茎が幾つかに分かれている(指状である)ことに拠ります。 種小名の「aristata」は、ギリシャ語で「尖った」と言う意味で、2枚の側萼片や背萼片が尖っていることに拠ります。 花言葉 花言葉は「美点の持ち主」。 ■関連ページ ハクサンチドリ(白山千鳥、学名:Dactylorhiza aristata) 4月の誕生花 4月15日の誕生花、ハクサンチドリ(白山千鳥)かぎけん花図鑑 花日記2025年4月15日(火) #4月15日の誕生花 #誕生花 #ハクサンチドリ #白山千鳥 #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所Location: Rebun Island Highmountain botanical gardenLocation: Rebun Island Highmountain botanical gardenLocation: Rebun Island Highmountain botanical gardenLocation: Tokyo Metropolitan Medical Plant GardenLocation: Rebun Island Highmountain botanical gardenLocation: Mizuho Yanagishita Productions Other Articles花ら75.彼岸花と似てるね 狐の剃刀(キツネノカミソリ) NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 キツネノカミソリ(狐の剃刀、学名:Lycoris sanguinea)は、日本と朝鮮半島原産で、ヒガンバナ科の多年草です。狐の剃刀という花名は、狐の出そうな山地の林縁や林床でカミソリ(剃刀)に似た葉を持つからとか、花色が狐の毛色に似ているからだとか、花を横から見ると狐に似ているから等とされます。 狐の剃刀は同属のヒガンバナ(彼岸花、曼殊沙万葉集草木シリーズ9.ネコヤナギ ネコヤナギ(猫柳、学名:Salix gracilistyla)とは、中国と日本原産で、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木です。水辺を好む柳の一種です。別名で、タニガワヤナギ(谷川柳)や、カワヤナギ(川柳)、エノコロヤナギ(狗尾柳)、英名では rose-gold pussy willow と呼ばれます。 万葉集と猫柳 遠江の吾跡川(あどがわ)の川楊(やなぎ)は 刈っても刈っても また生えてくるという 吾妻が愛しくて😍🤩🥹万葉集草木116.山百合ヤマユリ(山百合、学名:Lilium auratum)は、日本原産でユリ科ユリ属の球根植物です。夏に、芳香のある美しい大輪の白花を咲かせます。別名で料理百合とも呼ばれます。万葉集では、「佐由流(さ百合)」や「由利(百合)」という名前で出ています。 万葉集と百合(ここでは、山百合) 万葉集 第20巻 4369番歌 作者:大舎人部千文 題詞:天平勝寳七歳乙未(西暦755年)二月十四日常陸國部領防人春が来たらしい!?万葉集草木シリーズ37.スギスギ(学名:Cryptomeria japonica)は、日本固有種でヒノキ科の常緑針葉高木です。樹木は直線的で使いやすく木材としての価値が高い。日本書紀には、ヒノキは宮殿に、マキは棺に、スギとクスノキは舟材に使うようにとの記載があります。長寿の木として知られ、屋久杉や大王杉は2000年以上生きています。残念なことに、風媒花なので成長した杉花粉が遠くへ飛ばされ広域で花粉症の一大原因となっています。花ら89.酸っぱいミカンじゃないよ 橘 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 タチバナ(橘、学名:Citrus tachibana)は日本固有種で、ミカン科ミカン属の常緑広葉低木です。 古事記や日本書紀、万葉集にも登場する神聖な木として古来から愛でられていました。しかし、現代では海岸沿いの山地に稀に自生するだけです。 野生のミカンで、幹は褐色で、緑色の若枝には棘があります。葉は皮質で硬く光沢があり、傷つけると爽やかな波打つように咲き誇る!?万葉集草木57.フジフジ(藤、学名:Wisteria floribunda)は、日本原産で、マメ科フジ属の耐寒性落葉蔓性低木です。万葉集には富士を詠った歌があります。 万葉集 第10巻 1901番歌 作者:不明、題詞:寄花、登場する万葉花:藤、葛 原文 藤浪 咲春野尓 蔓葛 下夜之戀者 久雲在 よみ 藤波(ふじなみの) 咲(咲く)春(春の)野尓(に) 蔓(這ふ)葛(葛の) 下(した)夜(よ)之(し)戀(恋ひ)者