果物シリーズ7 柘榴 ポスト ザクロ(石榴、学名:Punica granatum)はイランやアフガニスタン原産でミソハギ科ザクロ属の耐寒性落葉小高木です。成長は遅く樹高は3~7mです。 夏に花序を伸ばし直径5cm程の朱赤の六弁花を咲かせます。ヒヨドリ(学名:Hypsipetes amaurotis)などの鳥が花粉を運ぶ鳥媒花です。秋に、7~10 cmの赤い漿果を成らせます。果実は熟すと皮が裂けて一種独特の風貌となります。果実の中には小さな種子がたくさん入っています。 ザクロが出てくる文学 山本周五郎 「柘榴」 登場人物 真沙(嫁)、松室昌蔵(良人)、中老 戸沢数右衛門(仲人) 「嫁側家系図」 井沼家(真沙) 父 玄蕃 御槍奉行、兄弟 真一郎、源次郎、主人公 真沙 「良人側家系図」 松室家(昌蔵) 祖父 長左衛門 刃傷沙汰で中老から番頭に格下げ、 父 伊太夫 深酒で平徒士(ひらかち)に格下げ、 良人 昌蔵 平徒士からの出世を意気込む 17歳の真沙は24歳の昌蔵に嫁いだ。嫁ぎ先は3代没落傾向のある松室家だ。父は当初、気乗りしなかったが、仲人の戸沢数右衛門(中老)に押し切られる。真沙は嫁ぐ日の出立前に庭へ抜け出し、色づき始めた葉鶏頭のところで激しく泣いた 嫁いではみたが、年齢の割に未熟な真沙は、恐怖と苦痛と不眠とで、数日で憔悴した。その様子に気付いた姑がさりげなく色いろ話してくれて漠然とした恐怖は消えたが、その言葉の中にあった「おんなという者のつとめだから、」という表現がつよく頭に残った。良人も嫁同様、未熟であり、精神的にも弱いが、今の境遇に甘んぜず、世して嫁にいい生活をさせてやろうという欲望は強い。 嫁いですぐ、昌蔵は熟れた柘榴ざくろの実を割って眺めていたが、ふと真沙をかえり見て割った果実を示しながら、「この美しい実をごらん。私にはこれがおまえのからだのようにみえるんだよ」といった。 ある時、昌蔵の公金横領が発覚し、真沙に置手紙をしていずこへともなく去り、松室家はお取り潰しとなった。 さて、真沙の運命はいかに? 詳しいお話は、青空文庫へ、 ザクロの種類や季語、花言葉はこちらへ ■関連ページ 果物シリーズ7 柘榴 かぎけん花日記2023年10月8日(日曜日)、 ショート動画 秋の果物、 ザクロ(石榴、学名:Punica granatum) 花日記、 花図鑑 特集Location: Kiba ParkLocation: Kiba ParkLocation: Mukojima-Hyakkaen GardensLocation: Koishikawa Botanical GardenLocation: Kiba ParkLocation: Kiba ParkLocation: Kiba ParkLocation: Mizuho Yanagishita Productions Other Articlesスタミナ料理の味方「ニラ」寒い日には、モツ・ニラ煮込み鍋で温まりましょう。 ニラ(韮、学名:Allium tuberosum)とは、中国原産で、ヒガンバナ科ネギ属の多年草です。英名では、「Garlic chives」と呼ばれます。特有の味と香りを楽しむ野菜です。 草丈は40 cm程です。鱗茎から束生して長く伸びた緑色の葉は線形で平べったい緑黄色野菜で食用となります。 8月〜10月に、半球形の球根から、細長い花茎を出し先12月9日の誕生花|グロリオサ,ポインセチア12月9日の誕生花はグロリオサ、ポインセチアです。 グロリオサ(Gloriosa、学名:Gloriosa superba)は、熱帯アフリカ原産で、イヌサフラン科グロリオーサ属の半蔓性・半耐寒性の球根植物です。草丈は50〜150 cm程です。花を目的に栽培されます。花は夏に咲き赤や橙、黄色で直径10 cm程、花弁が細長く花縁が波打ち花弁全体が後ろに反り返ります。一枝に多数花がつくので生花や盛花世界の国花 CK クック諸島世界の国花 CK クック諸島 かぎけん花図鑑花日記2022年7月7日 クック諸島とは、タヒチに近隣する南太平洋に位置する15の島々からなるポリネシアンアイランドです。 クック諸島の国花はタヒチアン・ガーデニアです。 タヒチアン・ガーデニア(学名:Gardenia taitensis)は、南太平洋クック諸島原産で、アカネ科クチナシ属の熱帯性常緑低木です。又の名をティアレ・タヒチとも言います。四月の桃色の花3 サクラ(桜) 今年の桜は、関東地方では、ほぼ見納めのようです。有終の美を飾って桜に登場してもらうことにします。 ここでは、原種や、人気の染井吉野などの園芸品種60種を載せています。中にはイラストもあります。(2024年4月11日現在) 特集 サクラ(さくら・桜・Cherry blossom)の種類一覧 ■サクラの花言葉 サクラの花言葉は「高潔」「優れた美人」 ■関連ページ 特集 サクラ(桜)の種類一菊花展の菊①懸崖仕立て かぎけん花図鑑菊花展の菊①懸崖仕立て かぎけん花図鑑花日記2022年11月7日 秋のイベントの一つ「菊花展」が新宿御苑で開催されており、昨日11月6日に行って来ました。 この花日記ではその時撮影した菊花を何回かに分けてご紹介しようと思います。暫くお付き合いください。 菊花展では、花径や背の高さの大中小、花色、仕立て方を違えた菊花が展示されています。 本日はその内、小菊を使った「懸崖仕立て」をご紹介します食べる・塗る・擦る・緑陰良しのヘチマヘチマ(糸瓜 、学名:Luffa cylindrica)とは、インド等西アジア原産で、ウリ科ヘチマ属の蔓性一年草です。 英名では、Loofah、Loofaと呼ばれます。 蔓の長さは4m程になります。 葉は掌状、或いは、心臓形で欠刻があります。 雌雄異株です。雌花は単生、雄花は総状花序を伸ばし自家和合します。 夏~秋に、花径8cm程の、ニガウリ(苦瓜、ゴーヤー、学名:Momordica chara