3月20日の誕生花、スイートピー(Sweet pea) ポスト 3月20日の誕生花、「スイートピー(Sweet pea、学名:Lathyrus odoratus) 」 スイートピー(Sweet pea、学名:Lathyrus odoratus) とは、シシリー島(イタリア)原産で、マメ科レンリソウ属の蔓性一年生草本です。 別名で、ジャコウレンリソウ(麝香連理草)、ジャコウエンドウ(麝香豌豆)、カオリエンドウ(香豌豆)と呼ばれるのは、花に麝香(じゃこう)に似た仄かに漂う甘い香りがあることに拠ります。 しかし、それらの呼び名は普通使われません。日本へは19世紀の江戸時代(文久年間)に渡来しました。 1650年にイタリアの修道院の庭で神父さんが見つけました。 原種は、花径が2.5~3 cmで、花色は淡紫色でした。 1699年に英国に送られ、18世紀以降、改良が進められ、最初に白花が作られ、その後継続して園芸品種が多数作られました。 現在では、草丈(矮性~高性)や、蔓性/非蔓性、花色、花径、開花期が様々な品種が作られています。 草丈は30cm(矮性非蔓性)~200cm(高性蔓性) です。 葉は羽状複葉で、小葉は最下部の1対を残して、他は巻き髭となり、他のものに絡んで這いあがる蔓性植物です。栽培する場合は、支柱が必要となります。 路地植えでは、春~初夏に、葉腋から長い花茎を出し、総状花序に2~10数個の蝶形をしたパステルカラーの五弁花を咲かせます。 栽培品種は花径が4~5 cm、花色は桃・赤・白・橙・紫・青などの多色であり、複色や絞りもあります。但し、天然で黄色い花は育種されていないので、あるとしたら黄色に着色したものです。 花は、同じマメ科のエンドウ(豌豆、学名:Pisum sativum)と似ています。 萼は釣鐘型で先端が5裂します。 主に花を観賞するために、日本では宮崎県や岡山県で生産されています。 マメ科の植物ですが、豆は食用とならず、寧ろ摂取すると有害で痙性麻痺を発症することがあります。 花名の由来 花名の「スイートピー(Sweet pea)」とは、甘い香りがあるマメ科植物ということに拠ります。 属名の「Lathyrus」はラテン語で「エンドウ」のこと、種名の「odoratus」はラテン語で「芳香のある」と言う意味です。 花言葉 花言葉は、「出発」「門出」「別離」など。蝶型の花が今すぐにでも飛び立ちそうなことに拠ります。白花の花言葉は「ほのかな喜び」。 ■関連ページ スイートピー(Sweet pea、学名:Lathyrus odoratus) 「3月20日の誕生花、スイートピー(Sweet pea、学名:Lathyrus odoratus)」かぎけん花図鑑 花日記2025年3月20日(木)、 #3月20日の誕生花 #スイートピー #Sweetpea #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articles昔に恋してる!?万葉集草木シリーズ45.ユズリハユズリハ(譲り葉、学名:Daphniphyllum macropodum)とは、中国、日本原産で、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。常緑で花が目立たないので万葉集では冬の花とみなされます。春の新葉が出た後に古葉が場所を譲るように落葉する様子を、親が子を育てて子孫が代々続いていくことで縁起物とされ正月の神棚に供えられたり注連縄に付けられるとともに、花名ともされました。 万葉集で詠われたユズリハ 8月10日の誕生花 ハイビスカス、ルコウソウ8月10日の誕生花は、ハイビスカス,モミジルコウです。 ハイビスカス ハイビスカス(Hibiscus、学名:Hibiscus rosa-sinensis, Hibiscus hybrids)は、ハワイ諸島及びマスカリン諸島原産で、アオイ科フヨウ属の低木です。花言葉は「繊細な美」です。 モミジルコウ モミジルコウ(紅葉縷紅、学名:Ipomoea × multifida) は、熱帯アメ花ら110.らんまん 箆の木 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 TV番組は終了しましたが、らんまん植物で残っているものを、引き続き花日記で扱います。イラストは有紀@かぎけんです。 ヘラノキ(箆の木、学名:Tilia kiusiana)は日本固有種でアオイ科シナノキ属の落葉高木です。本州(奈良県、中国地方西部)、四国、九州に自生します。樹高10~15m、幹直径60cmで、幹は直立し整っています。樹皮は灰褐ムレチドリ(群千鳥)和名の一部に「鳥名が付く花」です。 ムレチドリ(群千鳥、Stenoglottis cv. (fimbriata×longifolia)とは、南アフリカ原産で、ラン科ステノグロティス属の「ステノグロティス」の非耐寒性常緑多年草である「フィンブリアータ種(S. fimbriata)」と「ロンギフォリア種(S. longifolia)」との種間交雑種です。別名で「ウズラバムレチドリ(鶉葉群千鳥)」と梅シリーズ6.梅 美人梅(ビジンウメ)梅シリーズ6.梅 美人梅(ビジンウメ) 美人梅(ビジンウメ、学名:Prunus × blireana)は、は、フランスの園芸品種で、バラ科サクラ属の落葉低木です。ウメ(梅、学名:Japanese apricot)と紅葉李(Cherry plum、purple-leaved plum、学名:Prunus cerasifera)の交雑種です。実梅(タイプは下記文献参照)、花は鮮紅色の八重で、枝や葉はお題は6種の植物!? 万葉集草木シリーズ48.ナツメナツメ(棗、学名:Ziziphus jujuba)は、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉性小高木です。果実はそのまま生食、あるいは、乾燥させてドライフルーツの”なつめ”として食べたり、菓子に入れたり、薬膳食の材料、ナツメ茶とされます。ナツメの万葉名も「棗」です。 万葉集 第16巻 3834番歌 作者:作者不詳 題詞:作主未詳歌一首 作者、題詞共に不明です。おそらく、宴席で出されたお題に対して作られ