5月26日の誕生花、チャノキ(茶) ポスト チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)とは、台湾や中国原産で、ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。 茎葉が飲み物(緑茶)に使われます。 樹高は1~2 mです。 葉は緑色で艶があり皮質で薄く披針形で、葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。 葉は緑茶の素材となり、健康茶として知られます。 茶葉にはフラボノイド(Flavonoid)という天然色素成分の一つ「カテキン」を含み、 渋みや苦みの元となるとともに、抗酸素力があり、食中毒や風邪の予防になります。 秋から初冬に、花序を伸ばし白椿と似た白花を下向きに咲かせます。 雄蕊多数が基部で合着した塊は他の花より大きいです。 左:茶の花、 中央:茶畑、 右:茶 日本茶の代表的な生産地には、静岡や、奈良、京都、千葉、新潟、千葉などがあります。日本茶は不発酵茶の、いわゆるリョクチャ(緑茶)であり、茶葉の栽培法や、茶の製造過程、飲み方で種類があります。日本茶の種類には、煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶、抹茶などがあります。 ✙センチャ(煎茶)は、茶葉を揉んで蒸した後に焙煎したものです。 ✙マッチャ(抹茶)は、茶葉を揉まずに蒸して乾燥させ粉末状にしたものです。 ✙ホウジチャ(焙じ茶)は、茶葉を焙煎したものです。代表的な焙じ茶に、茎を浅く煎じた石川県の加賀棒茶があります。 ■紅茶 チャノキの葉茎を揉んで発酵・乾燥させた黒っぽい茶葉で、湯を注ぎ抽出した茶色い液体を嗜好品として飲みます。英語ではBlack tea(ブラックティ)と呼ばれます。 花名の由来 属名の"Camellia"は、フィリピンの植物を初めて欧州に紹介したゲオルク・ジョセフ・カメル(Georg Joseph Kamel)氏の名前をラテン語読みした(Georgius Josephus 「Camellus」)に基づきます。種小名の” sinensis”は「中国の」から。 花言葉 「謙遜」 ■江戸時代の日本産業の四木 有用な植物で、江戸時代には、以下が日本産業の四木とされました。 チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)、 クワ(桑、学名:Morus)、 ウルシ(漆、学名:Toxicodendron vernicifluum)、 コウゾ(栲、学名:Broussonetia × kazinoki ) ■椿の仲間 ツバキの仲間なので、花はツバキ(椿)や、ナツツバキ(夏椿)、サザンカ(山茶花)と似ています。 ■茶に纏わる事件 ボストン茶会事件(Boston Tea Party、1773年勃発)-米国ボストンで停泊中の英国東インド会社の船荷の紅茶箱を市民が海に投げ捨てた事件。その後、米国独立運動に繋がる。 受難を受けた植物たちは特集 事件に巻き込まれた植物にあります。 一般名:チャノキ(茶の木)、 学名:Camellia sinensis、シノニム:Thea sinensis、 別名:チャ(茶)、Tea plant、 分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツバキ目ツバキ科ツバキ属チャノキ種、 原産地:台湾や中国、生活型:常緑低木、 樹高:1~2 m、葉色:艶のある濃緑、葉質:皮質で薄い、葉形:長楕円状披針形、葉身長:7c m、葉柄:短い、葉序:互生、葉縁:鋸歯有り、 開花期:9月~11月、花序:単生、花の出る場所:葉腋、花色:白、花径:2~2.5c m、雄蕊数:多数有り基部で合着、 繁殖方法:播種、挿し木 、含まれる成分:カテキン、カフェイン、テアニン 、 用途:飲食用、薬用、庭木。 ■関連ページ チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis) 飲み物物図鑑 5月の誕生花 5月26日の誕生花、チャノキ(茶) かぎけん花図鑑 花日記2025年5月26日(月) #5月26日の誕生花 #誕生花 #チャノキ #茶の木 #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articles8月10日の誕生花、ルコウソウ(縷紅草、学名:Ipomoea quamoclit)8月10日の誕生花、ルコウソウ(縷紅草、学名:Ipomoea quamoclit) ルコウソウ(縷紅草、学名:Ipomoea quamoclit) ルコウソウ(縷紅草、学名:Ipomoea quamoclit)とは、メキシコ原産で、ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年生草本植物です。 英名では、Cypress Vine(サイプレスバイン)と呼ばれます。 蔓で他の植物などに巻き付いて成長します。ツル世界の国花ルクセンブルク Luxembourg世界の国花ルクセンブルク大公国 Luxembourg かぎけん花図鑑花日記2022年9月14日 ルクセンブルク大公国の国花はバラ 今でこそイギリスの薔薇(イングリッシュローズ)は有名ですが、それ以前の19世紀、ルクセンブルクにスペール・エ・ノッタン(Soupert et Notting)という有名なナーセリーがありました。そこでは80年間の内にケンティフォリアやティーローズなどの代表品種を花ら 04.草じゃないよ 伊吹麝香草今日の「花日記」は【NHK朝ドラらんまん】に出て来る魅力的な植物です。 「草」と付くけど草じゃないよ イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)は、日本やヒマラヤ原産でシソ科イブキジャコウソウ属の這性常緑小低木です。草と思うほど樹高が低く、地面を覆うように紅色で唇形の小花を咲かせます。 日本唯一のタイムです。和名は伊吹山に多く自生し、葉に麝香があることに拠ります。北海道から九州で、低地から高山の日【和代さんの庭】ピーマン【和代さんの庭】ピーマン 社員研修でお世話になった和代さん宅の畑と庭には元気の良い野菜と花が満ち溢れています。いつも丹精込めて育てていて時々かぎけんにこれらの野菜を送って下さいます。今回お伺いした際にたくさんの花や野菜の写真を撮らせて頂いたのでシリーズでご紹介したいと思います。 第1回はピーマンです。ピーマンはトウガラシの変種で、成分にカプサイシンを含まない甘い品種です。トウガラシの花は観賞用4月4日の誕生花、カスミソウ(霞草)4月4日の誕生花、白いカスミソウ シュッコンカスミソウ(宿根霞草、学名:Gypsophila paniculata)とは、地中海、中央アジア、シベリア原産で、ナデシコ科カスミソウ属の耐寒性多年草「カスミソウ(霞草、学名:Gypsophila spp.)」の一品種です。 別名で、ジプソフィラ・パニクラタス(G. paniculata)、コゴメナデシコ、ハナイトナデシコ(花糸撫子)、ベビーズブレス(だったら、恋人と摘めばぁ😁万葉集草木80.韮 ニラ(韮、学名:Allium tuberosum)は、中国原産でヒガンバナ科ネギ属の多年草です。特有の味と匂いがあります。旬は春〜秋ですが、一年中出回っています。花言葉は「多幸」。万葉集では「ククミ」という名前で菜摘の場面に登場します。 万葉集とニラ 万葉集 第14巻 3444番歌 作者:不詳(東歌) 題詞:無し 原文 伎波都久乃 乎加能久君美良 和礼都賣杼 故尓毛美多奈布 西奈等都麻佐祢