5月31日の誕生花、フジ(藤、Wisteria) ポスト 5月31日の誕生花は、フジ フジ(藤、学名:Wisteria floribunda)とは、日本原産で、マメ科フジ属の耐寒性落葉蔓性低木です。 別名で、ノダフジ(野田藤)、英名で Japanese wisteria と呼ばれます。 フジと言えば、ノダフジ(野田藤)と言われる程、日本ではノダフジが代表品種とされます。 ノダフジの蔓は上から見ると右巻き、ヤマフジ(山藤)は左巻きとされます。 日本では地域にもよりますが、春に、花は、サクラ→ツツジ→フジという順に咲きます。 フジは極めて和風の風情があるので、外国の方には「藤娘」という日本人形が人気です。 蔓長は3~30 mで、樹皮は灰色をしています。 葉は奇数羽状複葉で、葉身長は20~30 cmで小葉が13~19枚、互生に付きます。小葉は長楕円形で葉長さは5~10 cmです。 5月上旬に、甘い芳香の有る総状花序(房状の花)を吊り下げて咲かせます。 一つの花房に多数の小花が付きますが、それらの小花はマメ科特有の蝶形をしています。 花色は「藤色」と言う色ができるほど薄紫花が代表的です。他に、濃紫色や白花もあります。 日本では、フジダナ(藤棚)と呼ばれる竹等で格子状に作られた専用棚に蔓を這わせて吊り下がった花を鑑賞します。 矮性フジは盆栽に使われます。 花言葉 歓迎 花名の由来 学名の Wisteria は、フジの研究家であるアメリカ人の名が付けられました。 富士と似た花 フジには、中国原産のシナフジ(支那藤)や、アメリカ産のアメリカフジ(America藤)もあります。 フジの花を逆さにしたような花に、同科のノボリフジ(昇り藤)=ルピナス(Lupinus)があります。 万葉集 第10巻 1901番歌 万葉集には富士を詠った歌があります。 作者:不明、題詞:寄花、登場する万葉花:藤、葛 原文 藤浪 咲春野尓 蔓葛 下夜之戀者 久雲在 よみ 藤波(ふじなみの) 咲(咲く)春(春の)野尓(に) 蔓(這ふ)葛(葛の) 下(した)夜(よ)之(し)戀(恋ひ)者(ば) 久(久し)雲(くも)在(あらむ) ↓ 藤波の 咲く春の野に 這う葛の したよし恋ば 久しくもあらむ。 意味 藤が波のように 咲く春の野に 這う葛(くず)が 秘かに恋し続けても 成就に時間がかかるだろう。 花言葉 「歓迎」。藤棚から垂れ下がった花房が風に揺らめき、ようこそとお客様を迎え入れる風情に由来します。 一般名:フジ(藤)、 学名:Wisteria floribunda(ウィステリア)、 別名:ノダフジ(野田藤)、Japanese wisteria、 分類名:植物界被子植物真正双子葉類マメ目マメ科フジ属、 生活型:落葉蔓性低木、 蔓長:3~30 m、樹皮:灰色、 葉形:奇数羽状複葉、葉身長:20~30 cm、小葉数:13~19、小葉形:長楕円形、小葉長:5~10 cm、葉序:互生、 開花期:5月上旬、花房長:30~200 cm(九尺藤)、花序形:総状花序(raceme)、花冠形:蝶形、花弁径:2 cm、花色:紫 ・白 ・薄紫 ・桃、芳香:有り、 果実型:莢、果実形:倒披針形、果実長:17 cm、種子形:平らな円形。 ■関連ページ フジ(藤、学名:Wisteria floribunda) 5月の誕生花 5月31日の誕生花、フジ(藤、Wisteria) かぎけん花図鑑 花日記2025年5月31日(土) #5月31日の誕生花 #誕生花 #5月31日の誕生花 #フジ #藤 #Wisteria #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articles世界の国花南アフリカ共和国 South Africa ZA世界の国花南アフリカ共和国 South Africa ZA キングプロテア かぎけん花図鑑花日記2022年8月11日 キングプロテア キング・プロテア(King protea、学名:Protea cynaroides)は、南アフリカ 原産で、ヤマモガシ科プロテア属の常緑低木です。花の王様と賞賛されるプロテアの代表品種とされ、 南アフリカ共和国の国花にも選定されています。 南アフリカ共和国(「冬牡丹」の一種 「島根聖代」 「冬牡丹」の一種 「島根聖代(シマネセイダイ)」 フユボタン(冬牡丹)は、ボタンの春咲き品種を、低温処理した後に加温して冬咲き用に加工した品種で、ボタンは季節を春だと勘違いして咲き、葉は青いままです。 冬牡丹 ’島根聖代’(シマネセイダイ、shimane seidai、学名:Paeonia suffruticosa 'Shimane seidai’)は、濃桃色の花弁を持つ濃紅紫色系冬牡丹で、千かぎけん花図鑑 9月23日の誕生花 〇イチイかぎけん花図鑑 9月23日の誕生花は、〇イチイです。 イチイ イチイ(一位、学名:Taxus cuspidata)は日本原産で、イチイ科の耐寒性・耐陰性常緑針葉高木です。 イチイという名前は仁徳天皇の時代に飛騨から産出された木を使って最高位の「正一位」が用いる笏(しゃく)を作ったことに拠り、木目が美しく出来栄えが秀でていたことに拠ります。樹齢2000年と伝えられる木がある程寿命が長い。 匂菫のブログナポレオンが愛した花として知られるニオイスミレ(匂菫)は、花は小さいですが、ハート型の葉を持ち、花に芳香があります。 ニオイスミレ(匂菫、学名:Viola odorata)は、欧州や北アフリカ、西アジア原産で、スミレ科スミレ属の耐寒性多年草です。 花言葉は、「奥ゆかしい」。 ■かぎけん花図鑑 ニオイスミレ(匂菫、学名:Viola odorata) 葉が4枚ほど輪生する鵯花ヒヨドリバナ属で葉が4枚ほど輪生する ヨツバヒヨドリ(四葉鵯、Yotsuba-hiyodori、学名:Eupatorium chinense L. var. sachalinense)とは、中国原産でキク科ヒヨドリバナ属の多年性野草です。 日本では、北海道~四国に自生します。 草丈は100~200 cmです。葉には葉柄は無く、長楕円形で鋸歯があり、輪生します。 花茎から散房花序を伸ばし、8月花ら83. 紫陽花の次は任せて 糊空木 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ノリウツギ(糊空木、学名:Hydrangea paniculata )は中国、韓国、樺太、日本原産でアジサイ科アジサイ属の耐寒性落葉低木です。北海道から九州の山地の斜面や茂みに自生します。樹高は2~5mです。葉には葉柄があり、葉は緑色で、長さ7-15cmの卵形~楕円形で葉縁に鋸歯があり枝に対生して付きます。 アジサイの後にノリウツギが咲く