ウメバチソウ
コメント
ウメバチソウとは
ウメバチソウ(梅鉢草、学名:Parnassia palustris)は、北半球原産で、ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草です。日本では、北海道~本州、四国九州の山地に自生します。梅花に似ていることから花名の一部にウメ(梅)と付きます。
夏〜秋に、1つの花茎に1輪の白い小花と、1枚の葉(苞葉)が付いています。雄蕊は10本あるように見えますが、5本が雄蕊で、残り5本は花粉をださない仮雄蕊(かりゆうずい) です。5本の雄蕊は開花時に花中央にあったものが、1日1本ずつ外側に伸びるので、開花日数が分かります。仮雄蕊は糸状となり、各先端に黄色い腺体を付けます。中央にある雌蕊は柱頭が4裂します。
似た花に、高山に生えるコウメバチソウ(小梅鉢草、学名:Parnassia palustris var. tenuis)があります。仮雄蕊の腺体数によって判別し、ウメバチソウの仮雄蕊は1本に12~22個、コウメバチソウは7~11個つきます。
一般名:ウメバチソウ(梅鉢草)、学名:Parnassia palustris、別名:marsh grass of Parnassus、grass-of-Parnassus、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ニシキギ目ニシキギ科ウメバチソウ属、原産地:北半球の山地、生息分布:日本では北海道〜九州、環境:湿地、草丈:20〜40 cm、葉:根生葉、葉柄:有、葉形:心臓 形、花:一重、放射相称花、離弁花類、子房上位、萼数:5、花弁数:5、花色:白、開花期:8月〜10月、花冠:5弁花、花径:2~3 cm、雄蕊数:5本+花粉が出来ない仮雄蕊5本。