ブッシュカン
- 花名ブッシュカン
- 学名Citrus medica var. sarcodactylis
- 別名仏手柑
- 原産地中国~インド
- 開花場所庭, 畑, 盆栽
- 開花期5月, 6月
- 花言葉「本当の私を見て」「媚びない美しさ」
ブッシュカンとは
ブッシュカン(仏手柑、学名:Citrus medica var. sarcodactylis)とは、中国~インド原産で、ミカン科ミカン属の柑橘類の果実がなる常緑広葉低木です。
果実は先端が指のように別れ、それが仏様が手合わせているように見えることから付けられました。
果皮と葉にユズ(柚子)などの柑橘類に似たシトラスの強い芳香があります。
果肉は無いので、分担と同様、皮の渋を抜いてから砂糖菓子やマーマレードにして食用とします。皮を乾燥させたものは漢方薬と成ります。
縁起が良いとされ、庭に植えたり、盆栽や正月飾り、生け花、切花などに用いられます。
自家結実性なので1本で果実が成ります。
中国の年画に描かれる 多福多寿多子
中国で春節(旧正月)に飾られる縁起の良い絵「年画」に、果物の「ブッシュカン(仏手柑、学名:Citrus medica var. sarcodactylis)」や、「モモ(桃 、学名:Prunus persica)」とともに、「ザクロ(石榴、学名:Punica granatum)」の絵も描かれており「多福多寿多子」の願いが込められています。下に示すように、ザクロは「多子」を願っています。
「多福」は、発音が同じ、中国語で「福仏(フー・フォー)」をあらわす「仏手柑(ぶしゅかん)」。
「多寿」は、西王母の花園に成る桃の実を食べると六百年寿命を増やすことができたという「不老長寿」伝説から「桃」、
「多子」は、中国では子は種という発想があり、種が多数あるざくろに「子孫繁栄」の願いを込めた。
花言葉
「本当の私を見て」「媚びない美しさ」
一般名:ブッシュカン(仏手柑)、
学名:Citrus medica var. sarcodactylis、
別名:ブシュカン、Buddha's hand、fingered itron(フィンガード・シトロン)、
分類名:植物界被子植物真正双子葉植物ムクロジ目ミカン科ミカン属ブッシュカン種、
原産地:中国~インド、日本の生産地:鹿児島県、和歌山県、
生活型:常緑低木、
樹高:1.5~2.5 m、
葉序:互生、
花の出る場所:葉腋又は短い総状花序~円錐花序、花色:白、花弁数:5枚、開花期:5月~6月、
果肉色:黄色、果実重量:50 g、 収穫期:12月~1月、
用途:盆栽、正月飾り、庭木、生け花、切花、果実は灰汁抜きをして砂糖菓子やマーマレード、漢方薬、特記:自家結実性有り。