中島みゆき的花(ア行)

中島みゆき的花(ア行)
 中島みゆきさんは4ディケード、売上ナンバーワンを誇る偉大なシンガーソングライターです。老若男女を問わず、またアジアでも根強い人気です。勿論、私や私の家族、親友なども大ファンです。彼女がこれまで作詞された曲は数知れず。優れた詩的表現が現代詩としても高い評価を得ています。一時期、文部科学省の国語審議会委員を務めるなどその表現力は折り紙付きです。
 そこで、「かぎけん花図鑑」では、みゆきさんの曲に注目し歌詞に現れる花名を調べてみようと思いました。と言っても曲数が多く容易ではありません。ア行で始まる曲から順に調べることにしました。
 現時点ではまだ着手したばかりなので断言はできませんが、ある程度の傾向は掴めてきました。それは、歌詞に花名が具体的に出るのではなく、比喩的な表現が多いことでした。例えば、ア行の詩では、花束や、紅い花、ひと夜の花、祈りに捧ぐ花、翼のある花、一日の花、樹よ、木の葉、という表現が多く現れます。一方、具体的な花名と言うと、ナノハナ、キキョウ、アザミ、アダンの木、ツキミソウ、と数えるほど少ないです。曲名と花の関係は以下の通りです。「曲名:花名」次回はカ行以降で始まる花を調べようと思っています。
【ア行の比喩的な花】★「あぶな坂」:花束、紅い花、★「杏村から」:町名がタイトル、★「あどけない話」:翼のある花、★「EAT ASIA」:祈りに捧ぐ花、★「一夜草」:ひと夜の花、★「命の別名」:樹よ、★「命のリレー」:木の葉も、★「惜しみなく愛の言葉を」:一日の花、★「おもいで河を」:木の葉
【ア行の具体的花名】●「アザミ嬢のララバイ」:菜の花、桔梗、アザミ、●「阿檀の木の下で」:阿檀の木、●「雨月の使者」:月見草(これは唐十郎氏作詞)

  • 大薊
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