四月の薄紫色の花1 ライラック(Lilac) ポスト 初夏に房を伸ばし香りのよい薄紅紫色の小花を多数咲かせます。 ライラック(Lilac、学名:Syringa vulgaris L.)とは、ヨーロッパ原産で、モクセイ科ハシドイ属の耐寒性落葉中木です。山野に自生します。別名で、リラ(仏語、Lilac)、Lilas、ムラサキハシドイ(紫丁香花)と呼ばれます。樹高は5〜6mです。葉柄の先に光沢があり滑らかで硬い広卵形をした長さ4 - 8 cmの葉を対生に付けます。4月下旬〜6月中旬に花茎から円錐花序を伸ばし紅紫(稀に白)で花径0.6-1cmの一重咲き/八重咲きの花を多数付けます。小花は漏斗状で先端が4裂します。公園樹や、庭木、街路樹、ウェデイングブーケ、香水の原料に使われます。 似た花 ライラックは「ムラサキハシドイ(紫丁香花)」とも呼ばれ、ハシドイは和製ライラックと呼ばれます。そこで、ライラックと、ハシドイ(学名:Syringa reticulata)の写真を比較して載せました。ライラックもハシドイも、同じモクセイ科ハシドイ属なので同属の植物です。ハシドイは白花を咲かせ、ライラックは淡赤紫色(稀に白花もある)の花を咲かせ、ハシドイはライラックより1ケ月以上遅く開花し、樹高はライラックが5〜6mなのに対しハシドイは12〜15 mと2倍程高くなります。 は薄紅紫色の花を咲かせるライラック(左)、白花を咲かせるハシドイ(右) エディブルフラワー ライラックは、「「エディブル・フラワー(Edibleflower、食用花)」の一つです。エディブル・フラワー(Edibleflower)とは、花が美しく無害で食用となる花を指します。エディブル・フラワーには、 バーベナ、カーネーション、キンレンカ、ペチュニア、バラ、ナデシコ、マリーゴールド、フレンチマリーゴールドなどがあります。詳しくは、以下をご参照ください。 「特集 エディブル・フラワー(Edibleflower、食用花)」 花言葉と詳細は本文をご参照ください。 ■関連ページ ライラック(Lilac、学名:Syringa vulgaris L.) かぎけんWEBライラック 四月の薄紫色の花1 ライラック(Lilac)かぎけん花図鑑 花日記2024年4月24日(水)、 Other Articles花ら84. 秋の紅葉が美しい 櫨の木 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ハゼノキ(櫨の木、学名:Toxicodendron succedaneum)は、日本~朝鮮半島、中国、東南アジア原産で、ウルシ科ヌルデ属ハゼノキ種の落葉高木です。ロウノキ(蝋の木)、リュウキュウハゼ(琉球櫨)、トウハゼとも呼ばれます。ヤマハゼとは近縁種です。 円錐花序を伸ばし黄緑色の小花をつけます。秋に、奇数羽状複葉が美しく紅葉し、灰褐色の薬用植物園の花3 ムユウジュ(無憂樹、asoca、学名:Saraca asoca) 仏教の3聖木の一つで、釈迦誕生の木として知られます。 ムユウジュ(無憂樹、asoca、学名:Saraca asoca、シノニム:Saraca indica L.)はインド〜東南アジア原産でマメ科(ジャケツイバラ科)サラカ属の非耐寒性常緑小高木です。別名で、アソカノキ(阿輸迦の木)や、Asoka tree、Saraca asoka、Sorrowless treeとも呼ばれます。 仏教の3大聖樹の1月の赤い花一覧まだ寒い1月に咲く赤い花には、①ツバキ(椿)、②植物園の温室の花、③日本の気候に適した花、④プリムラ類があります。 ①ツバキ(椿) ツバキ(椿、学名:Camellia japonica)で現在咲いているのは「冬咲き品種」です。【椿の品種に拠る開花時期の違い】・早咲き 9月~10月 ・冬咲き 11月~2月 ・春咲き 3月~4月 ・極遅咲き 5月。詳しくは、椿品種一覧をご覧下さい。 ②温室の花 外誕生花 8月5日 エリカ誕生花 8月5日は、エリカです。 エリカ エリカ(Erica)は、南アフリカ原産でツツジ科エリカ属の常緑低木です。エリカには、ジャノメエリカ(蛇の目erica)と呼ばれる’エリカ・カナリクラータ(学名:Erica canaliculata)’や、エリカ・ダーリーエンシス(Erica darleyensis、学名:Erica ×darleyensis)などがあります。 詳しくは、エリカ10月24日の誕生花 西洋李、梅、アゲラタム10月24日の誕生花 梅,セイヨウスモモ,アゲラタム ウメ(梅、学名:Prunus mume) は中国原産でバラ科の落葉小高木です。花言葉は「不屈の精神」です。 セイヨウスモモ(西洋李、西洋酸桃、学名:Prunus domestica)は、コーカサス~カスピ海沿岸原産で、バラ科サクラ属の落葉小高木とその果実のことです。花言葉は「誠実な一生」です。 アゲラタム(Ageratum、学家持さんの激🤨🏹万葉集草木110.ハゼ(ヤマハゼ)ハゼノキ(櫨の木、学名:Rhus succedanea)は、日本~朝鮮半島、中国、東南アジア原産で、ウルシ科ヌルデ属ハゼノキ種の落葉高木です。樹液はウルシやヤマウルシと違い塗料とはなりません。 万葉集時代の「ハジ(波自)」は、ハゼ(ハゼノキ)と言われますが、現在のヤマハゼ(Rhus sylvestre)ではないかとされます。 ハゼとヤマハゼの違いは葉に毛があるか無いか見分けます。ハゼノキの葉は無毛