富3.なぜ植物園はレプリカを置いているのか?ラフレシア【富山県中央植物園】 ポスト ラフレシア・アルノルディー(学名:Rafflesia arnoldii)は、スマトラ原産でラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物です。 世界最大の花 ショクダイオオコンニャクと世界最大の花を競っている一方の花です。ギネスブックではショクダイオオコンニャクが世界一花が大きいと認定されていますが、これは肉垂花序に小さな花が多数付いて大きく見えているもの。それに対し、こちらのラフレシアは1個の花径が世界最大です。 なぜ植物園ではレプリカなのか 気候が違うといっても、同様に世界最大の花と言われる、前述のショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻、A. titanum)は、筑波実験植物園や東京大学付属小石川植物園などで何年に1度咲いたという開花情報が流されます。それに対してラフレシアの開花情報は聞いたことがありません。日本の栽培技術力を持ってすれば、ラフレシアも開花できそうなものですが、なぜラフレシアの開花情報はないのでしょうか?また、国内のどこかで栽培されているのでしょうか。長い間の疑問でした。しかし、やっとわかりました。 それは、ラフレシアが寄生植物であることによって、日本の植物防疫法で国内に導入することが規制されていたのでした。導入できなければ、栽培も開花もできません。 だから、多くの植物園の温室入り口にラフレシアのレプリカを展示しているんですね。 ■関連ページ 富3.なぜ植物園はレプリカを置いているのか?ラフレシア【富山県中央植物園】かぎけん花図鑑 2023年5月4日 特集 富山県中央植物園の花 Other Articles5月21日の誕生花 ルリジサ(Borage),デルフィニウム(ピンク)5月21日の誕生花はルリジサ(Borage),デルフィニウム(ピンク)です。 ルリジサ(Borage) ボリジ(Borage、学名:Borago officinalis)は、地中海沿岸原産で、ムラサキ科ボラゴ属の耐寒性一年草のハーブです。花言葉は「勇気」です。 デルフィニウム(ピンク) デルフィニウム(学名:Delphinium × cultoru)は、欧州や北米原産で、キンポ花韮のブログハナニラ(花韮)は、春に細い花茎を伸ばし、その先に漏斗状で先端が6裂した青花や白花を咲かせるヒガンバナ科ハナニラ属の球根性多年草です。 葉や鱗茎を傷つけると葱臭がします。植え込みにして花を観賞します。 花言葉は、「愛しい人」。 同じ花名で、食用となる「花ニラ」があり、そちらはユリ科ネギ属であり全く別種です。食用花ニラは茎が太く、若い蕾と花茎を食べる中華食材となります。 ■かぎけ【動物・鳥・花】カラスバヒメリュウキンカカラスと花名が付くシリーズが続きます。カラスバヒメリュウキンカはこれまでと違って烏らしい特徴があります。それは葉色がカラスのように黒いことです。漢字で書くと「烏葉姫立金花」。欧州原産のヒメリュウキンカ(姫立金花、学名:Ranunculus ficaria)」の園芸品種で、花名は似ていますが、リュウキンカとは別属の花です。ヒメリュウキンカはスプリングエフェメラルと言われ他の花に先駆けて逸早く春に花を8W-Y 水仙には分類記号がある「ニホンズイセン」8W-Y 水仙には分類記号がある「ニホンズイセン」 ニホンズイセン(日本水仙、学名:Narcissus tazetta var. chinensis)とは、スペイン、ポルトガルの地中海沿岸とアフリカ北部原産で、ヒガンバナ科スイセン属の耐寒性多年草(球根植物)です。 別名で、スイセン(水仙)、フサザキスイセン(房咲き水仙)、日本寒水仙、寒咲き日本スイセンと呼ばれます。 日本水仙と言いますが、原産12月3日の誕生花 ラベンダー12月3日の誕生花はラベンダー(Lavender)です。 ラベンダー ラベンダー(Lavender)は地中海沿岸原産でシソ科ラベンダー属(ラバンデュラ属)の半耐寒性小低木で代表的なハーブです。 古代ローマ時代から浴湯剤として用いられ芳香と治療に役立てられています。 花言葉は「沈黙」「期待」です。以下のような品種があります。 イングリッシュラベンダー(Lavandula a姫蔓蕎麦のブログヒメツルソバ(姫蔓蕎麦、学名:Persicaria capitata)は、ヒマラヤ、インド北部原産で、タデ科イヌダテ属の蔓性常緑多年草です。似た花に同属で白花を咲かせるツルソバ(蔓蕎麦、学名:Persicaria chinensis)があります。 この他にもたくさんの花があります。是非、かぎけん花図鑑にお越しください。