パンダ菫 (蔦菫、Viola banksii) ポスト オーストラリアの固有種で、一年中開花するスミレ ツタスミレ(蔦菫、学名:Viola banksii)とは、オーストラリア大陸東部の固有種で、スミレ科スミレ属の耐寒性多年草です。 原産地オーストラリアの東部沿岸地域 クイーンズランド~タスマニア の荒れ地や空き地などに自生します。 英名では、Viola banksii(ビオラ・バンクシイ)や、Native violet(ネイティブ・バイオレット)、Australian violet(オーストレイリアン・バイオレット)、Tasmanian vioket(タスマニア・ビオラ)、Trailing violet(トレイリング・バイオレット)、Ivy-leaved violet(アイビーリーブド・バイオレット)、園芸名ではパンダスミレ(Panda菫)、別名ではスミレ・バンクシー(菫banksii)、ツルスミレ(鶴菫)と呼ばれます。 草丈(花茎長)は10~15 cmで、ランナーを伸ばしマット状に広がりながら増えます。 葉は明るい緑色で、腎円形~円形、基部は深く細いV字形溝のあるハート形で、短い茎にロゼット状に付きます、 花はほぼ周年咲き、東京では冬の雪の季節でも咲いています。 花弁は2枚の上弁、2枚の側弁、1枚の唇弁から構成されます。状弁2枚はほぼ円形です。白い花の中心部に紫色のブロッチが入ります。 側弁の基部から中心部にかけて、微細な白毛が生えています。花弁先端が後ろに反り返ります。 繁殖力が強いことからグランドカバーに使われる反面、増殖を抑えるために庭ではなく鉢植えにされます。 パンダ名の付くもの 動物のパンダを彷彿させる2色使いのものは、親しみを込めて「○○パンダ」という名前が付けられます。下に幾つか載せました。 パンダに因むもの集めてみました。 左:パンダスミレ、中央左:パンダ豆、中央右:パンダ寒葵、右端:本家 動物のパンダ ■関連ページ ツタスミレ(学名:Viola banksii) 特集 スミレ パンダ菫 蔦菫( ツタスミレ、学名:Viola banksii) かぎけん花図鑑 花日記2024年12月7日(土) #パンダスミレ #ツタスミレ #Viola banksii Other Articles世界の国花 CH スイス連邦世界の国花 CH スイス連邦 かぎけん花図鑑花日記2022年7月15日 スイス連邦の国花はエーデルワイス、アルペンローゼ、アルペンエンツィアン エーデルワイス(Leontopodium alpinum)、 アルペンローゼ(Alpenrose、学名:Rhododendron ferrugineum)はツツジ科ツツジ属のシャクナゲの一種で、英語では「snow-rose」や「rusty-leave世界の国樹 ハイチ共和国 Haiti HT かぎけん花図鑑世界の国樹 ハイチ共和国 Haiti HT かぎけん花図鑑 花日記2022年12月6日 ハイチ共和国(日本語)、Haiti(English)、海地(中国語)、HT (2文字コード) ハイチ共和国の国樹は大王椰子 ダイオウヤシ(大王椰子、学名:Roystoneas regia)は、キューバ、ベネズエラ、ホンジュラスなどの中南米~北米フロリダ州原産でヤシ科ダイオウヤシ属の常緑高木です。日本でナンテンハギ(南天萩、学名:Vicia unijuga)カラスノエンドウと似てる⁉ ナンテンハギ(南天萩、学名:Vicia unijuga)とは、日本、朝鮮半島、中国原産で、マメ科ソラマメ属の落葉多年草の野草です。 日本では北海道~九州の山野の草むらに自生します。 別名で、アズキハギ(小豆萩)、フタバハギ(双葉萩)、英名で、two-leaf vetch と呼ばれます。 草丈は30-100cmです。 茎は直立し、茎に稜があり、巻き髭はありません。 葉9月に咲く花シリーズ「橙色の花」かぎけん花図鑑 9月に咲く花シリーズ「橙色の花」 かぎけん花日記2022年9月20日 ピンクの花程多くはありませんが、9月に咲く橙色の花は70種ほどありました。 一覧は特集 9月の橙色の花をご覧ください。 さて、今回は橙色の花にこだわり、エラチオール・ベゴニアをご紹介します。 エラチオール・ベゴニア(Elatior begonia、学名:Begonia hiemalis hybrids)は、八代草のブログヤツシロソウ(八代草)という花名は、原産である熊本県「八代」市に因みます。釣鐘草(カンパニュラ)の一種で、仲間にはホタルブクロ(蛍袋)などがあります。ホタルブクロの仲間に関しては、ホタルブクロ属をご参照ください。 原産地は、ロシア~日本で、ロシアではシベリアのdahurica、日本では阿蘇山に自生します。この写真は阿蘇山の「くじゅう野の花の郷」で撮りました。 赤味を帯びた花茎の葉腋や茎頂に木場公園の花4 コデマリ(小手毬)コデマリ(小手毬、学名:Spiraea cantoniensis)とは、中国原産で、バラ科シモツケ属の耐寒性落葉低木です。別名で、テマリバナ(手毬花)、スズカケ(鈴懸け)と呼ばれます。 樹高は100~200cmで立ち姿は株立ち状の自然体です。葉は長さ3cmの先が尖った船形で葉縁に鋸歯があります。 4~5月に、しなやかな枝全体に一重または八重の直径1cm程の白い五弁花を多数まとめて半球状に固まって咲