白い絨毯「スイートアリッサム」 ポスト スイートアリッサムと黄花アリッサムは別属 スイートアリッサム(Sweet Alyssum、学名:Lobularia maritima)とは、地中海沿岸原産でアブラナ科ロブラリア属(ニワナズナ属)の這性半耐寒性多年草、 高温多湿に弱いので日本では一年草扱いとされます。近年では、高温多湿に強い園芸品種の多年草タイプ(Lobularia hybrida)のものもあります。 別名で、単に、アリッサム(Alyssum)、ニワナズナ(庭薺)、ニオイナズナ(匂薺) 、ロブラリア(Lobularia)、とも呼ばれます。 温暖な場所を好みます。 草丈は10~15 cmです。 葉は緑色の披針形で、葉縁は全縁です。 10月~翌5月に総状花序を伸ばし白や、赤、ピンク、紫色の芳香のある小さな花を群生して咲かせます。花序径は2~3 cmで、花序を構成する1つ1つの花は0.2~0.5 cm程です。 花は4弁花のように見える合弁花です。 無数の小さな花が集まって地面を覆い、まるで絨毯を敷き詰めたように見えるので、グランドカバーや、寄せ植えのバイプレーヤーとして重宝されます。 花の感じが、背丈が低い時のイベリス(Iberis)と似ています。 花名の由来 和名の「ニワナズナ(庭薺)」や「ニオイナズナ(匂薺)」とは、花が春の七草のナズナに似ていることに拠ります。 「スイートアリッサム(Sweet Alyssum)」とう花名は、花に甘い香りが有ることに拠ります。 黄花アリッサム アリッサムには、黄花アリッサムとも呼ばれるアリッサム・サクサティレ(Aurinia saxatile)がありこちらも「アリッサム」と呼ばれますが、 アリッサム属(イワナズナ属)なので別属の植物です。アリッサム・サクサティレは、花色が黄色いのが特徴です。 食用花・エディブルフラワー 花は食用花・エディブルフラワーとして使うことができます。花に甘い芳香があり小さくて可愛らしいので前菜や、デザートなどに飾られます。 他に食用となる花は、食用花・エディブルフラワー をご参照ください。 花言葉と詳しい説明は本文をご参照ください。 ■関連ページ スイートアリッサム(Sweet Alyssum、学名:Lobularia maritima) 白い絨毯「スイートアリッサム」かぎけん花図鑑 花日記2025年2月5日(水) 【特集】2月の白い花 #スイートアリッサム #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articlesつく7 バニラ(Vanilla planifolia)バニラ(Vanilla、学名:Vanilla planifolia)は、メキシコ南部と西インド諸島などの熱帯アメリカ(中南米)原産で、ラン科バニラ属の蔓性(吸着根)常緑着生蘭です。コモロ連合(Comoros)の国花となっています。バニラの主要生産地はマダガスカルを含むブルボン島です。 バニラは蔓性植物なので巻き付く木が必要で通常、カカオ(学名:Theobroma cacao L.)の木が使われます4月10日の誕生花、イチジク(無花果)4月10日の誕生花、イチジク イチジク(無花果、学名:Ficus carica)とは、アラビア原産でクワ科イチジク属の落葉小高木とその果実を言います。 果実を食用とするために栽培されます。 英名では、Fig tree(フィグ・ツリー)と呼ばれます。 世界最古の栽培植物です。日本へは江戸時代に渡来し、北海道を除く全国に分布します。 ヨーロッパで人気のいちじくパン 樹高は、2〜3 mです。 葉薬用植物園の花4 八重どくだみ(Houttuynia cordata var. plenu)ヤエドクダミ(八重どくだみ、学名:Houttuynia cordata var. plenu)とは、地下茎で繁殖するドクダミ科ドクダミ属のドクダミ(学名:Houttuynia cordata)の八重咲き品種です。ドクダミの仲間なので独特の臭気があります。 茎丈は15-50 cmで、地下茎の節から赤紫色の茎を出し、枝分かれして伸張し繁殖します。葉はハート型をしており互生してつきます。 6月~7月4月19日の誕生花 薊、デルフィニウム4月19日の誕生花は、アザミ,デルフィニウムです。 アザミ アザミ(薊、学名:Cirsium japonicum)は、台湾、朝鮮、中国、日本の東アジア原産でキク科アザミ属の多年生野草です。花言葉は「独立」です。 デルフィニウム デルフィニウム(学名:Delphinium × cultoru)は、欧州や北米原産で、キンポウゲ科の耐寒性宿根草です。大きく分けてパシフィックジャイアン世界の国花 CI コートジボワール世界の国花 CI コートジボワール かぎけん花図鑑花日記2022年7月10日 コートジボワールはアフリカ大陸、西アフリカにある共和制国家で、南側を大西洋と接します。1960年にフランスから独立しました。公用語はフランス語です。産業はカカオやゴムの輸出など農業が主体です。スポーツではサッカーが人気で、ディディエ・ドログバ選手を輩出しています。 コートジボワール共和国の国花はヤシです。 ヤシは12月6日の誕生花|柊、雪の下12月6日の誕生花は〇ヒイラギ、〇ユキノシタです。 ヒイラギ(柊、学名:Osmanthus heterophyllus)は、モクセイ科モクセイ属の常緑広葉小高木です。葉縁に大きな歯牙が2~5対あります。冬に、葉腋から散形花序を伸ばし小さな白い花を束生して咲かせます。花にはキンモクセイ(金木犀)と似た芳香があります。花後に黒い球状の実が成ります。魔除け効果があるとされ、節分に鬼を祓うため節分に