🌼8月30日の誕生花、月見草、「ほんとは白い月見草」 by Mizuho
8月30日の誕生花は、ツキミソウ(月見草、学名:Oenothera tetraptera)
月見草の誕生花:「ほんとは白い月見草」
瑞穂作
日本で“ツキミソウ”と呼ばれている花は、
ほんとうはマツヨイグサのことなんだ。
本来のツキミソウは白い花を咲かせる一日花で、
日本ではほとんど見られない。
植物園の昼夜逆転の展示で
ようやく出会えるくらいの希少な存在。
一方、マツヨイグサは黄色い花を咲かせ、
富士の風景にもよく似合う。
宵待草と名を変えて小説にも登場した、
物語性のある花だ。
最初に名前を取り違えた人——
その罪は、ちょっと重いかもしれない。
どちらも夜に咲く一日花。
当然、日中しか働かない蜂は訪れず、
蛾がもっぱらのお友達になる。
咲き始めが白で、
終わりが薄桃色になるのがツキミソウ。
黄色で咲き、
橙から赤へと変わっていくのがマツヨイグサ。
夜の色の変化をまとった、
ふたつの“月の花”。
月見草
ツキミソウ(月見草、学名:Oenothera tetraptera)とは、メキシコ原産で、夜に白花を咲かせるアカバナ科マツヨイグサ属の多年草、雑草です。
別名で、ツキミグサや、シロバナヨルザキツキミソウ(白花夜咲月見草)とも呼ばれます。
草丈は、20-30cmです。
6月~9月の夕方から咲き始めて翌朝ピンクになって萎む一日花です。
夜間に、花から強い芳香を出して、夜行性のスズメガ類(Sphingidae)、Hyles lineata(ホシヒメスズメ/White-lined Sphinx)などを誘き寄せて受粉します。蜜蜂などは昼行性の蜂なので夜間には行動しません。
昆虫による受粉が上手く行かない場合は、自家受粉します。自家受粉は、背の高い雌蕊が左寄りから中央に移動し、下部にある雄蕊が伸びて葯から花粉を出して、受粉が完了します。
ツキミソウの誤解
私達日本人が、通常、ツキミソウ(月見草)と呼んでいる黄色い花は、マツヨイグサ(待宵草)のことです。マツヨイグサは、黄色い一日花を咲かせます。
花名の語源
属名の「Oenothera」は、ギリシャ語で、「οἶνος (oinos = ワイン) 』+「θηρά (théra = 狩り)」の複合語で、「芳香で昆虫を誘う」という意味、
種小名の「tetraptera」はギリシャ語で「4枚の翼」という意味です。
一般名:ツキミソウ(月見草) 、
学名:Oenothera tetraptera(オエノセラ・テトラプテラ)、
別名:ツキミグサ、evening primrose、シロバナヨルザキツキミソウ(白花夜咲月見草)、
分類名:植物界被子植物真双子葉類フトモモ目アカバナ科マツヨイグサ属ツキミソウ種、
原産地:メキシコ 、
生活型:多年草、
草丈:20-30cm、
開花期:6月~9月、開花時間:夕方~翌朝、花冠形:4弁花、花弁長:3.8cm、花色:白(開花時)→ピンク(翌朝)、虫媒花、
果実型:蒴果、果実形:倒卵形、果実長:1.5cm、種子色:茶色、種子長:0.1cm。
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