8月30日の誕生花、ほんとは白い月見草

ツキミソウ(月見草、学名:Oenothera tetraptera)とは、メキシコ原産で、夜に白花を咲かせるアカバナ科マツヨイグサ属の多年草、雑草です。
別名で、ツキミグサや、シロバナヨルザキツキミソウ(白花夜咲月見草)とも呼ばれます。

草丈は、20-30cmです。
6月~9月の夕方から咲き始めて翌朝ピンクになって萎む一日花です。
夜間に、花から強い芳香を出して、夜行性のズメガ類(Sphingidae)、Hyles lineata(ホシヒメスズメ/White-lined Sphinx)などを誘き寄せて受粉します。蜜蜂などは昼行性の蜂なので夜間には行動しません。
昆虫による受粉が上手く行かない場合は、自家受粉します。自家受粉は、背の高い雌蕊が左寄りから中央に移動し、下部にある雄蕊が伸びて葯から花粉を出して、受粉が完了します。


ツキミソウの誤解


私達日本人が、通常、ツキミソウ(月見草)と呼んでいる黄色い花は、マツヨイグサ(待宵草)のことです。マツヨイグサは、黄色い一日花を咲かせます。


花名の語源


属名の「Oenothera」は、ギリシャ語で、「οἶνος (oinos = ワイン) 』+「θηρά (théra = 狩り)」の複合語で、「芳香で昆虫を誘う」という意味、
種小名の「tetraptera」はギリシャ語で「4枚の翼」という意味です。

一般名:ツキミソウ(月見草) 、
学名:Oenothera tetraptera(オエノセラ・テトラプテラ)、
別名:ツキミグサ、evening primrose、シロバナヨルザキツキミソウ(白花夜咲月見草)、
分類名:植物界被子植物真双子葉類フトモモ目アカバナ科マツヨイグサ属ツキミソウ種、
原産地:メキシコ 、
生活型:多年草、
草丈:20-30cm、
開花期:6月~9月、開花時間:夕方~翌朝、花冠形:4弁花、花弁長:3.8cm、花色:白(開花時)→ピンク(翌朝)、虫媒花、
果実型:蒴果、果実形:倒卵形、果実長:1.5cm、種子色:茶色、種子長:0.1cm。

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8月30日の誕生花、ほんとは白い月見草 かぎけん花図鑑 花日記2025年8月30日(土)
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