5月29日の誕生花、セキチク(石竹)
5月29日の誕生花、セキチク(石竹)
セキチク(石竹、学名:Dianthus chinensis)とは、中国産でナデシコ科 ナデシコ属の耐寒性常緑多年草です。
別名でカラナデシコ(唐撫子、からなでしこ)、英名でrainbow pink、China pink、漢名では石竹と呼ばれます。
日本へは中国から早い時代に渡来し栽培がおこなわれていました。
草丈は30~50cmで茎は直立し上部で枝分かれします。
葉には根生葉と茎葉があります。茎葉は緑色の単葉で、葉長さ3~5cm、葉幅0.3cmの線形~線状披針形で基部は茎を抱き対生に付きます。
4~7月に葉腋から集散花序または単生で、花径3~5cmの5弁花で先端に細かい切れこみのある赤や、白、桃色、複色(目入り)を咲かせます。
果実は円筒形をした蒴果で、中に黒い種子があります。
用途としては、花は花壇植えや鉢植え、公園、コンテナ、切花に、全草と種子は生薬の「瞿麦子(クバクシ)」の材料になります。
セキチクの花言葉
「才能」、「才色兼備」、「あなたが嫌いです」
セキチクの特徴
花弁の先端に多数の細かい切れ目がある、中国原産であること。
名前の由来
属名の「Dianthus」は、ギリシャ語の「dios(神)」と「anthos(花)」の複合語で、「神の花」という意味で、花が美しいことに拠ります。
種小名の「chinensis」は、 「China(中国)」+「ensis(産の)、形容詞の語尾」という意味です。
石竹の「石」は人に悪さをした悪霊が宿る石に弓を射て見事命中しその弓がセキチクの花に変わったという言い伝えから、「竹」は葉が竹に似ていることから付けられました。
セキチクとナデシコの違い
いずれもナデシコ科の植物です。
セキチクは、中国産で、別名でカラナデシコ(唐撫子)と呼ばれます。
ナデシコは、日本固有種で、別名でカワラナデシコ(河原撫子)や、ヤマトナデシコ(大和撫子)と呼ばれます。
セキチクの変種
トコナツ(常夏) (Dianthus chinensis var. semperflorens)
イセナデシコ (Dianthus x isensis)
●撫子の仲間
ナデシコの仲間は、【特集 ナデシコ】にあります。
一般名:セキチク(石竹)、
学名:Dianthus chinensis、
別名:カラナデシコ(唐撫子、からなでしこ)、rainbow pink、China pink、漢名:石竹、
原産地:中国、草丈:30~50cm、
生活型:耐寒性常緑多年草、
葉の種類:根生葉と茎葉、【茎葉-葉色:緑色、単葉、葉長さ:3~5cm、葉幅0.3cm、葉形:線形~線状披針形、葉序:対生、基部は茎を抱く】、
開花期:4~7月、花序形:集散花序または単生、花冠形:5弁花で先端に細かい切れこみ、花径:3~5cm、花色:赤、白、桃色、複色(目入り)、
果実型:蒴果、果実形:円筒形、種子色:黒、
用途:花壇、鉢植え、公園、コンテナ、切花、全草と種子は生薬の「瞿麦子(クバクシ)」。
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5月29日の誕生花、セキチク(石竹、学名:Dianthus chinensis) かぎけん花図鑑 花日記2025年5月29日(木)
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