10月16日の誕生花、苔薔薇とマリーゴールド
10月16日の誕生花は、コケバラ(苔薔薇、モスローズ、Rosa centifolia 'muscosa')とマリーゴールドです。
コケバラ(苔薔薇、学名:Rosa centifolia 'muscosa')とは、薔薇の原種(不明)から、1769年に突然変異して出来た一輪咲き品種「ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifolia)」を、オランダの育種家が様々な品種と交配・改良して作り上げた園芸品種で、萼や蕾が棘(樹脂質の毛)で覆われているのが特徴で、この品種から多数のモスローズが作られています。
まず、ロサ・ケンティフォリアですが、これは別名でケンティフォリア・ローズ、センティフォリア・ローズ(Centifolia rose、読み名の違い)、キャベッジローズ、と呼ばれる美しいオールドローズです。
この薔薇を手に持ったマリー・アントワネット(1755年11月2日 - 1793年10月16日)の肖像画「薔薇を持つマリー・アントワネット(1783年)」をエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ(1755年4月16日 - 1842年3月30日)が描いたことで有名です。
残念ながら、このロサ・ケンティフォリアは、雄蕊が全て花弁化してしまうため、受粉ができず子孫を残せませんでした。
ロサ・ケンティフォリアから奇跡的に出来た雄蕊のある品種から作られたこのコケバラにより、その後、子孫を残すことに成功しました。
コケバラは、別名で、モスローズ(Moss rose)と呼ばれます。
それは、蕾や萼に生えている繊毛が苔(モス)のように見え、葉や茎を擦ると粘り気のある樹脂からとてもスパイシーな香りがします。
幾層にも重なる美しい花弁には芳醇で甘い香りがあります。
精油の「ローズアブソリュート」が作られ、バラ香を楽しむとともに、リラックスする効果があります。
花名の由来
和名の「コケバラ(苔薔薇)」とは、枝や蕾、萼に生えている繊毛が苔(モス)のように見える薔薇と言う意味です。
別名の「キャベッジローズ」は花弁が重なり合う形状がキャベツに似ていることに拠ります。
花言葉
「真の価値」「無邪気」「可憐」「尊敬」「崇拝」
一般名:コケバラ(苔薔薇)、
学名:Rosa centifolia 'muscosa'、
別名:Rosa muscosa communis、Old Pink Moss、モスローズ(Moss rose)、
樹高:(半)蔓性、低木、1.5-3m、茎に棘有、
葉色:濃緑色、
班質:強香あり、花色:ピンクが主で、他に、白、濃ピンク、紫、黄、赤:「エトナ」、深紅:「ウィリアム ロブ」「Muscosa Rubra」、開花期:6月-7月、花の咲き方:ロゼット咲き、八重咲き、花径:5-7.5cm、
仕立て:鉢植え、庭植え、トレリス、
用途:精油名「ローズアブソリュート」、
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10月16日の誕生花、コケバラとマリーゴールド(marigold) かぎけん花図鑑 花日記2025年10月16日(木)
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