桃色吐息・青息吐息😧万葉集草木67.カツラ

カツラ(学名:Cercidiphyllum japonicum)は、日本と朝鮮半島原産で、カツラ科の落葉広葉高木です。新緑の葉の緑と、秋の紅葉が美しいです。材質は、軽く柔らかく加工しやすく、狂いが少なく、耐久性あり、芳香あります。心材は褐色で、辺材は白色をしています。樹木は公園樹や、街路樹に、材は建築材や家具の棚板や看板用板、造作材、下駄、器具に、枝葉は神木に使われます。


万葉集とカツラ


若い桂の木に掛けて、少女が成長するのを待つ間の気持ちを詠んだ歌。


万葉集 第7巻 1359番歌


作者:不詳、題詞:寄木


原文


向岳之 若楓木 下枝取 花待伊間尓 嘆鶴鴨



向つ岳(峰)之(の) 若楓(若桂の)木 下枝取(り) 花待(つ)伊(い)間尓(に) 嘆(き)鶴(つる)鴨(かも)

向(むか)つ峰(お)の 若桂(若桂の)木 下枝(しづえ)取り 花待つい間(ま)に 嘆きつるかも


意味


向かいの峰に 立つ若桂の 下枝を取って 花が咲くのを待っている間(→少女がその気になってくれるの待っている間) 待ち遠しくてつい溜息が出てしまう(少女よ、いつになったらその気になってくれるのか)。

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