インドボダイジュ
仏教の3聖木
- 花名インドボダイジュ
- 学名Ficus religiosa
- 別名bodhi tree, pippala tree, ボダイジュ, 印度菩提樹, sacred fig, フィクス・レリギオサ, 聖なるイチジク, Bo tree
- 原産地インド、スリランカ、中国、インドシナ
- 開花場所温室, 亜熱帯地域, 観葉植物
- 開花期6月, 7月
- 花言葉「夫婦愛」「結ばれる愛」
インドボダイジュとは
インドボダイジュ(印度菩提樹、学名:Ficus religiosa)とは、インド、スリランカ、中国、インドシナ原産でインドの国花とされるクワ科イチジク属の非耐寒性半落葉広葉高木です。
別名で、フィクス・レリギオサ、sacred fig、bodhi tree、pippala tree、覚樹、道場樹と呼ばれます。
釈迦がその木の下で悟りを開いたと伝えられる仏教三大聖樹の一つです。
ストラングラーツリー(strangler tree、絞め殺しの木)とも呼ばれ、鳥によって運ばれた種子が 糞と共に他の木の上に排泄され発芽し、気根を伸ばし栄養を奪い宿主を枯らしてしまうことがあるからです。
樹高は、20-30mと巨木になります。
葉には葉柄があり、ハート形をしています。
雌雄同株で、6月-7月に、イチジクと同様、隠頭花序(花嚢内部に開花する)に薄黄色の花を咲かせます。
花後に直径1.5cm程の暗紫色の果実が成ります。
用途としては、樹木は神木や防風、防潮、木影樹に、樹皮は染料や薬用に、葉は家畜の飼料に、果実と樹液は薬用に使われます。
仏教の3聖木
ムユウジュは釈迦の誕生の木、インドボダイジュは釈迦がその木の下で悟りを開いた木、サラソウジュ(沙羅双樹)は釈迦がこの木の下で入滅した木と伝えられます。
以下にまとめます。
左:ムユウジュ(無憂樹、Saraca asoca)、中央:インドボダイジュ(印度菩提樹、Ficus religiosa)、右:サラソウジュ(沙羅双樹、Shorea robusta)
・ムユウジュ(無憂樹)、学名:Saraca asoca、旧学名:Saraca indica、別名:アソカノキ、マメ科)
ー釈迦が誕生した木。花言葉:「憂いがない」「困難を克服する力」「悲しみの終わり」
・インドボダイジュ(印度菩提樹、学名:Ficus religiosa、クワ科)
ー釈迦がその木の下で悟りを開いた。花言葉:「夫婦愛」「結ばれる愛」
・サラソウジュ(沙羅双樹、学名:Shorea robusta、フタバガキ科)
ー釈迦がこの木の下で入滅した。花言葉:「愛らしい人、清楚ではかない美しさ」
一般名:インドボダイジュ(印度菩提樹)、
学名:Ficus religiosa、
別名:フィクス・レリギオサ、sacred fig、bodhi tree、pippala tree、覚樹、道場樹、
分類名:植物界被子植物真正双子葉植物綱バラ目クワ科属、
原産地:インド、スリランカ、中国、インドシナ、
樹高:20-30m、
葉形:心形、葉柄:長い、
雌雄同株、開花期:6月~7月、花序:隠頭花序、花色:薄黄、
果実径:1.5cm、果実色:暗紫色、
用途:樹木は神木、防風、防潮、木影樹、樹皮は染料や薬用、葉は家畜の飼料、果実と樹液は薬用。