ナンバンギセル

Aeginetia indica

  • ナンバンギセル
  • ナンバンギセル
  • 花名
    ナンバンギセル
  • 学名
    Aeginetia indica
  • 別名
  • 原産地アジア
  • 開花場所高山
  • 開花期7月, 8月
  • 花言葉「物思い」

ナンバンギセルとは

ナンバンギセル(南蛮煙管、Aeginetia indica)はアジア原産でハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草の寄生植物です。葉緑素を持たないので自分では栄養を生み出せずイネ科やカヤツリグサ科、ショウガ科等の単子葉植物の根に寄生して栄養分を奪います。ススキやショウガ、ギボウシの根元で見られます。薄茶色の茎の先端に赤紫色の筒型の花を下向きに一輪咲かせます。和名は、植物の形がパイプに似ていることに拠ります。ススキの下で咲くナンバンギセルを詠った歌が万葉集にあります。


万葉集と南蛮煙管


万葉集 第10巻 2270番歌


作者不詳


原文


道邊之 乎花我下之 思草 今更尓 何物可将念


訓読


道の邊(辺)之(の) 乎花(尾花)我(が)下之(の) 思(ひ)草 今更(さらさら)尓(に) 何物(を)可(か)将念(思はむ)

道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更さらに 何をか思はむ



道辺の ススキ(尾花)の下の 思い草(南蛮煙管) 今更 何を思おう。

一般名:ナンバンギセル(南蛮煙管)、学名:Aeginetia indica、又名:オモイグサ(思い草)、分類名:ゴマノハグサ目ハマウツボ科ナンバンギセル属、原産地:アジアの東南部の温帯~熱帯地域、生活型:寄生植物、草丈:10-20cm、(葉形:卵形、葉長さ:0.5-1cm、葉幅:0.4cm)、開花期:7⁻8月、花色:赤紫色、花冠形:筒形、萼先端:尖る、果実型:蒴果、果実形:球形、種子長:0.03cm。用途:薬用や儀式用、花言葉:「物思い」


  • シソ
  • ハマウツボ
  • ナンバンギセル
  • ナンバンギセル
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    円錐/複総状花序
  • 花冠
    唇形
  • 葉形
    羽状複葉
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型一年草の寄生植物
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ10.0 ~ 15.0 cm
  • 花径0.4 ~ 0.7 cm

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