マキノゴケ

Makinoa crispata

  • マキノゴケ
  • マキノゴケ
  • 花名
    マキノゴケ
  • 学名
    Makinoa crispata
  • 別名ジュニパーヘアキャップ, juniper haircap, Polytrichum juniperinum, 杉苔, 苔, コケ
  • 原産地全大陸
  • 開花場所湿地
  • 開花期
  • 花言葉母性愛

マキノゴケとは

マキノゴケ(牧野苔、学名:Makinoa crispata)は東アジア~東南アジア原産でマキノゴケ科マキノゴケ属のコケ植物です。北海道~本州~四国~九州~琉球諸島の低地で湿った地面や岩上、倒木上に自生します。本種だけで1属1種を構成します。

苔類にはセン(蘚)類、タイ(苔)類、ツノゴケ類の3群があり、マキノゴケはタイ(苔)類のコケです。
葉状体(植物体、thallus)は長さ5~8cm、幅1~1.5cmの暗緑色をした平らな葉状で葉縁が波状をしています。雌雄異株です、赤褐色の仮根(rhizoids)が葉状体の腹面中肋部に密生します。


造精器(antheridia)


雄株の葉状体の先端部に篇楕円形の桶のようなものが出来て、その中に雄器(造精器)がたくさん作られます。早春に、葉状体からマッチ状の細い黄緑色の蒴柄(seta)を伸ばし、その先に黒褐色で楕円形をした朔が付きます。朔の1ヶ所が裂けて茶色い弾糸を出し、それに絡ませて緑色の胞子を飛ばします。


造卵器(archegonium)


雌株の葉状体(thallus)の先端にある窪みに造卵器が出来てその中に卵細胞(egg)が作られます。有性生殖の場合、雄株でつくられた精子と、雌株の卵子が受精し、雌株に胞子体(mature sporophyte)が出来て、受精すると胞子体が育ち、胞子体の先端に胞子のうができ、胞子のうから成熟した胞子が散布されます。胞子が発芽すると原糸体(糸状)ができ、原糸体から茎幼体(苔のからだ)が出てきます。


和名、属名の由来


1898年(明治31)に千葉県で牧野富太郎博士が採取しました。和名、科・属・種は牧野富太郎博士への献名です。


データ


一般名:マキノゴケ(牧野苔)、学名:Makinoa crispata、分類名:植物界苔(ゼニゴケ)植物門ウロコゴケ綱フタマタゴケ目マキノゴケ科マキノゴケ属マキノゴケ種、原産地:東アジア~東南アジア、生息分布:北海道~本州~四国~九州~琉球諸島、生活環境:低地の湿った土上、岩上などの場所、植物体の長さ:5~8cm、幅1~1.5cm、縁辺:波状、仮根色:褐色、雌雄異株。


  • フタマタゴケ
  • マキノゴケ
  • マキノゴケ
  • マキノゴケ
  • 花のタイプ
    その他
  • 花序
    その他
  • 花冠
    花びら無し
  • 葉形
    披針形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型常緑多年生の苔
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ5.0 ~ 10.0 cm
  • 花径0.0 ~ 0.0 cm

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