ヘンルーダ

Ruta graveolens

国花:リトアニア共和国

  • ヘンルーダ
  • ヘンルーダ
  • 花名
    ヘンルーダ
  • 学名
    Ruta graveolens
  • 別名rue, Common Rue, wijnruit
  • 原産地ヨーロッパ南部(地中海沿岸)
  • 開花場所庭, 畑
  • 開花期5月, 6月
  • 花言葉「悔恨」

ヘンルーダとは

ルー(ヘンルーダ)(rue、学名:Ruta graveolens)は、ヨーロッパ南部原産で、ミカン科ヘンルーダ属の半耐寒性常緑小低木/多年草のハーブです。オランダ語ではヘンルーダ(wijnruit)、英名で、ルー(rue)やコモンルー(Common Rue)と呼ばれます。リトアニア共和国の国花です。


ルー(ヘンルーダ)の花


樹高は0.50~1mで、全体的に緑色がかっています。葉は青灰色で2回羽状複葉、互生して付きます。植物には山椒のような強い香りがあります。6月~7月に集散花序を伸ばし、花径1.5~2cmの黄色い4弁花を咲かせます。花は花弁先端が細かく裂け、中央には大きな緑色の花柱がありその周りには黄色い葯を持つ花糸があります。花後には蒴果が成ります。


『植物の種』に出てくる代表的な植物


リンネの『植物の種』にも出てくる植物で、日本へは明治維新頃に渡来しました。当時は通経剤や鎮痙剤、駆虫剤などへの薬効があるとされ、また料理の香り付け等に使われましたがし、茎葉の汁に触れると被れるなどの毒性から、現在ではグラッパの香り付け以外では食用としません。葉はレース状で美しいので観賞用に、アゲハチョウの幼虫の食草です。猫が嫌いな柑橘系の香りがするので「猫除けハーブ」や虫除けに使われます。
属名の「Ruta」はギリシア語の「reuo(自由にする)」で昔薬効があったことから、種小名「graveolens」はギリシャ語では「強い香りがある」という意味で、山椒と似た強い香りがあることに拠ります。花言葉は「悔恨」です。

一般名:ルー(ヘンルーダ)、学名:Ruta graveolens、又名:猫除けの木、英名:rue、Common Rue、原産地:ヨーロッパ南部(地中海沿岸)、植物界被子植物真正双子葉類ムクロジ目ミカン科ヘンルーダ属ヘンルーダ種、樹高:0.50~1m、葉色:青灰色、葉序:互生、葉形状:2回羽状複葉、芳香:有(山椒のような香り)、開花期:6月~7月、花序形:集散花序、花色:黄色、花径:1.5~2cm、花冠形:4弁花、果実型:蒴果、生薬名:ウンコウ(芸香)、用途:観賞用、猫除けハーブ、漢方、グラッパの香り付け、アゲハチョウの幼虫の食草。


  • ムクロジ
  • ミカン
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  • ヘンルーダ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    集散花序
  • 花冠
    4弁花
  • 葉形
    2回羽状複葉
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型落葉低木
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ50.0 ~ 100.0 cm
  • 花径1.5 ~ 2.0 cm

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