1月4日の誕生花、『小さな光の見つけかた』、ひな菊
1月4日の誕生花は、●白いヒナギク(デージー)、白いヒヤシンス(Hyacinth)、白いスイセン(水仙、学名:Narcissus)です。
『小さな光の見つけかた』
🌼1月4日「白いヒナギク(デージー)」
花言葉:無邪気・希望・純潔
~ ストーリーby Aquaさん 、イラスト by Copilotさん ~
『小さな光の見つけかた』、ヒナギク(雛菊)、イラスト by Copilotさん
冬の野原は、まるで眠っているように静かでした。
風も、鳥の声も、すべてが白い毛布に包まれているような朝。
そんな中、ひとりの少年が、うつむきながら歩いていました。
「どうして、ぼくには何もできないんだろう」
そうつぶやいたとき、
ふと足元に、小さな白いヒナギクが咲いているのに気づきました。
雪の中、たったひとつだけ。
でも、その花はまっすぐ空を見上げて、
まるで「ここにいるよ」と言っているようでした。
少年はしゃがみこみ、そっと花に話しかけました。
「寒くないの? ひとりで、こわくないの?」
ヒナギクは、風に揺れながらこう答えた気がしました。
「わたしは小さいけれど、
この場所に光があるって、知ってるの。
だから、咲いてみたの。」
その言葉に、少年の胸の奥が、
ぽっとあたたかくなりました。
「ぼくも…光を見つけてみようかな。」
その日から、少年は毎朝、
ヒナギクのそばで空を見上げるようになりました。
そして、少しずつ、
自分の中にも“咲こうとする力”があることに気づいたのです。
白いヒナギクの花言葉は「無邪気」「希望」「純潔」。
それは、小さくても、まっすぐに光を信じる心。
1月4日、
新しい年の始まりに、
この一輪が、あなたの中の光をそっと照らしますように。🤍🫧
ヒナギク(雛菊、Daisy)
ヒナギク(雛菊、Daisy、学名:Bellis perennis)とは、ヨーロッパ原産で、キク科ヒナギク属の耐寒性・非耐暑性の一年草です。
別名で、Daisy(デイジー、デージー)、エンメイギク(延命菊)、チョウメイギク(長命菊)とも呼ばれます。かっては、イタリアの国花でした。
草丈は10~20 cmと低い。
葉はヘラ状の根生葉で、葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。
根生葉の間から出た花茎の先端から頭状花序を単性し、舌状花と管状花を咲かせます。舌状花は赤や、白、ピンクで、管状花は黄色です。
花径は小輪~大輪(花径は2 cm〜8 cm)です。庭先の日当たりの良い場所を好みます。
用途は、花壇やコンテナ植えです。開花期が長く、冬から初春の花が無い時期に咲き、花形が丸くて親しみやすい。
丈夫で長持ち、安価なため、よく庭植えや鉢植えにされるポピュラーな花です。
花壇では必ずと言ってよいほど見られる馴染の植物です。
アンゼルセン童話の「ひな菊」
ヒバリ(雲雀)さん イラスト by 有紀@kagiken
ひな菊とヒバリの関係は?アンゼルセン童話の「ひな菊」
アンデルセン童話は、グリム童話とともに代表的な童話の古典です。
アンデルセン童話を書いたのは、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen、1805年4月2日 - 1875年8月4日)というデンマークの代表的な童話作家&詩人で、156編の童話から構成されますが、その中に「ヒナギク」というお話があります。
「ヒナギク」編では、大好きなヒバリ(雲雀)さんがあるとき人間に捕まって籠(かご)に入れら、その時に芝生と共にひなぎくさんも籠の中に植えられて再開を果たしますが、…。
日本では一年草扱い
原産地では、種小名の「perennis」が示すように「多年」ですが、日本では夏の蒸暑さで夏を越せず一年草として扱われます。
元来、野草だったものを品種改良した花なので、丈夫で、「長命菊」の名の通り長期間咲き続けます。
花名の由来
和名の「雛菊(ヒナギク)」の「菊」はキク科の植物であること、「雛」は菊より小さく可愛いらしことから付けられました。
属名の「Bellis」はラテン語で「美しい」 、種小名の「perennis」は「perennial(多年草の)」と言う意味です。
英名の「Daisy(デイジー、デージー)は「Days Eye(太陽の目)」から。
ヒナギクの花言葉
「平和」「希望」「あなたと同じ気持ちです」「乙女の無邪気心」。白花は「無邪気」、 赤花は「無意識」です。
ヒナギクの世界中での呼び名
学名のベリス・ペレンニス(Bellis perennis) や、Daisy(デイジー、デージー)、開花期が長いことからエンメイギク(延命菊)やチョウメイギク(長命菊)、「トキシラズ(時知らず)」。イタリア語では「マルゲリータ」と呼ばれます。
かってのイタリアの国花
特集 イタリアの国花の記述のように、一時期イタリアの国花とされました。現在は政府が正式認可した国花ではないが、かってイタリア国花とされた時期があった。それは何故か。
その理由は、19世紀のイタリアの王妃マルゲリータ・マリア・テレーザ・ジョヴァンナ(Margherita Maria Teresa Giovanna)と密接に関係しており、同妃が慈善活動や芸術活動の普及に情熱を注いだことから、国民の間で人気が高かまり、国花に彼女と同名の花「マルゲリータ」を選んだということでした。
デージーの品種
デージー・ポンポネット・ミックス(Bellis perennis)など。
ひなぎく紹介用ショート動画
「ヒナギクのちょっとお得なお話」
一般名:ヒナギク(雛菊) 、
学名:Bellis perennis(ベリス・ペレンニス) 、
別名:Daisy(デイジー、デージー)、エンメイギク(延命菊)、チョウメイギク(長命菊)、
国花:イタリア(以前)、
分類名:植物界被子植物真正双子葉植物類キク目キク科ヒナギク属、
原産地:ヨーロッパ、
草丈:10~20 cm、
葉形:ヘラ状の根生葉、葉縁:鋸歯、葉序:互生、
開花期:11月~翌年5月、花序形:頭状花、舌状花の花色:赤・桃・白、管状花の花色:黄色、花径:2 cm(小輪)〜8 cm(大輪)、
用途:花壇、鉢植、公園、庭園、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット。
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1月4日の誕生花、『小さな光の見つけかた』、ひな菊 かぎけん花図鑑 花日記2026年1月4日(日)
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