直にお会いしたいなあ🥰💚万葉集草木124.浜木綿

ハマユウ(浜木綿、学名: Crinum asiaticum var. japonicum)は、インドネシアとスマトラ原産で、ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草です。暖地を好み、海岸の砂地や、花壇で見られます。厚く光沢がある根生葉は太く長い線形です。根生葉の間から、やや扁平で太い花茎(偽茎)を80 cm程伸ばします。夏~初夏の夕方に、花茎先端から散形花序を伸ばし、白花を多数咲かせます。小花は漏斗状で先端が6深裂します。花は夜中に満開になり、芳香でスズメ蛾を呼び寄せるのある虫媒花です。受精後、球形の果実が成ります。熟して裂開した果実から種子が落下し、海流に乗って砂浜に漂着して発芽し、子孫を増やします。全草有毒で特に鱗茎が最強であり、その一方薬用にもなります。花名の由来は、浜辺に咲き、花が神事に使われる木綿(ユウ=楮、学名:Broussonetia kazinoki × B. papyrifera)に似ていることに拠ります。属名”Crinum”は、「crinon(百合)」、種小名”asiaticum”は「asiaticum(アジアの)」を意味します。花言葉は「汚れがない」は神事に使われることに拠ります。


万葉集と草木ーハマユウ


万葉集でも「濱木綿(ハマユウ)」と言う名で詠まれています。


万葉集 第4巻 496番歌


作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
題詞 :柿本朝臣人麻呂歌四首
登場する草木:濱木綿(ハマユウ)


原文


三熊野之 浦乃濱木綿 百重成 心者雖念 直不相鴨



三(み)熊野之(の) 浦乃(の)濱木綿(ハマユウ) 百(もも)重(へ)成(す) 心者(は)雖念(おもへど) 直(に)不相(あわぬ)鴨(かも)

み熊野の 浦の浜木綿 百重成(す) 心は思へど 直に逢はぬかも


意味


熊野の 浦の浜木綿が 幾重にも重なっているように 心はあなたを幾重にも思っているけど 直にお逢いしたいなあ。

ぬかも:打消の助動詞「ず」の連体形+疑問の係助詞「か」+詠嘆の終助詞「も」


詳しくはこちら ... 以下本文に続く


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