曙風露のブログ ポスト 花だけを見ると、フウロ(風露)は、アオイ(葵)とに似ています。花弁が5枚あることや、花弁に丸みがあること、花の質が薄手で、色味も近いです。しかし、草姿というか、全体像を見ると明らかに違います。例えば、草丈が違えば、茎の太さ、葉の形、付き方も違います。ということで、花写真を撮って花名を知るのに、花冠だけを撮っても花を同定する決め手とはなり得ません。それでも、花の候補を幾つかに絞れるメリットはあります。今後、AIの進化で徐々に改善されることに期待しつつ。 本日の花は、アケボノフウロ(曙風露)です。 アケボノフウロ(曙風露、学名:Geranium sanguineum)の詳しい説明は、かぎけん花図鑑にあります。また、フウロの仲間は、特集 フウロにありますので併せてご覧ください。 Location: Hakobe Botanical GardenLocation: Hakobe Botanical Garden Other Articles五月のピンクの花2 ゲンゲゲンゲは、昭和時代までは水田や畑、道端に生える野草で普通に見られ、春の風物詩となっていました。ゲンゲは、家畜の羊や牛などの飼料に、また田起こしで土に漉き込んで稲などの緑肥に使われました。 ゲンゲ(紫雲英、学名:Astragalus sinicus)は中国原産で、マメ科ゲンゲ属の匍匐性越年草です。中国や台湾からの帰化植物です。別名でレンゲソウ(蓮華草)や、レンゲ(蓮華)、英名では Chinese 浅緑色のノレンみたい👀万葉集草木82.柳万葉集では180種程の草木が詠まれていますが1年の半分にしかなりません。また、冬春に詠まれた歌が少ないため1種1タイトルで花日記を書いていると季節がどんどん先に進んでしまい、春なのに夏の花を書くことになってしまったり、和暦と西暦のタイムラグが2ケ月ほどあるので対策が必要です。 万葉集で詠まれた草木は、花図鑑のデータベースに無いものが多く、また万葉と現在では同じものかどうか分かりません。 草木はデー緑の簾だ、万葉集草木シリーズ18.ヤナギ万葉集草木シリーズ18.ヤナギ シダレヤナギ(枝垂柳、学名:Salix babylonica)は、中国原産で、ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。直立した幹から四方に細長い枝を垂れ下げ、涼しさを醸し出します。ヤナギと言えばシダレヤナギを指します。ヤナギは万葉集で詠まれています。 万葉集のヤナギ 巻8-143 雑歌 作者:大伴坂上郎女 万葉名:ヤナギ(柳) 【原文】 打上 佐保能河原之 青柳者 今椿 ハクロニシキ椿 「ハクロニシキ」というカタカナ表記をすると、「葉黒錦」という漢字を思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれません。 この椿の場合は、「白露錦」という漢字が当てられますが、カタカナ表記に比べて、なんと漢字表記の表現力の高さよと、思わず唸ってしまします。それでも、漢字は画像には敵いません。「百聞は一見に如かず」とも言います。上には上があるものですね。 さて、本日の花「椿 白露錦」は、いわゆ9月12日の誕生花 藍、葛、クレマチス9月12日の誕生花 アイ,クズ,クレマチスです。 アイ(藍、学名:Persicaria tinctoria)は、タデ科イヌタデ属アイ種の非耐寒性一年生種子繁殖作物です。藍染の原料となります。花言葉は「美しい装い」です。 クズ(葛、学名:Pueraria montana var. lobata)は日本、中国原産で、マメ科クズ属の蔓性多年草です。花言葉は「芯の強さ、治癒」です。 クレ12月22日の誕生花 ポインセチア、赤いアザレア、百日草12月22日の誕生花はポインセチア,アザレア,ヒャクニチソウです。 ポインセチア ポインセチア(Poinsettia、学名:Euphorbia pulcherrima)は、メキシコ原産で、トウダイグサ科トウダイグサ属ポインセチア種の常緑性低木です。花言葉は「聖なる願い」です。 アザレア アザレア(Azalea、学名:Rhododendron simsii)は、台湾生まれベルギー育ち