白三連チャンは怪しい!?万葉集草木38.ミツバツツジ ポスト ミツバツツジ(三葉躑躅、学名:Rhododendoron dilatatum)とは、日本固有種で、ツツジ科ツツジ属の落葉広葉低木です。開花の早いツツジです。葉が3枚ずつ枝に輪状に付くのが特徴です。花色には白や、ピンク、赤紫があります。万葉集では以下のように詠われています。 万葉集 第9巻 第1694首 作者:柿本人麻呂 題詞:鷺坂作歌一首 原文 細比礼乃 鷺坂山 白管自 吾尓尼保波尼 妹尓示 読 栲領巾(たくひれ)乃(の) 鷺坂山(さぎさかやま)の 白(しら)管自(つつじ) 吾(我れ)尓(に)尼保波(匂ほは)尼(に) 妹(いも)尓(に)示(示さむ) ↓ たくひれ(*1)の 鷺坂山(さぎさかやま *2)の 白躑躅(しろつつじ) 我れに匂ほはに 妹に示さむ 意味 白いスカーフのような羽を持つ鷺、鷺(白い鳥)と名が付く鷺坂山に咲く 白ツツジ 穢れなき純白を私(の衣)に染め付けてよ (帰って)妻に誇示したいから。 これだけ、白三連チャンを強調するのは何か疚(やま)しい(身が潔白でない、浮気が疑われる)から? *「たくひれ」とは、栲(こうぞ)の繊維で作った衿の白い飾り布のこと。白いスカーフのようなもの。女性の装束とされますが、古代は男女ともに着用していたらしい。 鷺(さぎ=白い鳥)にかかる枕詞。鷺の翅は真っ白。 「鷺坂山(さぎさかやま)」は、京都府城陽市久世にある丘と言われ、鷺名が付き真っ白なイメージを強調し、さらに白ツツジが登場。 詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 白三連チャンは何か怪しい!?万葉集草木シリーズ38.ミツバツツジ かぎけん花図鑑 花日記2023年1月24日 特集 万葉集でよまれた草木Location: KofuLocation: Hakobe Botanical GardenLocation: Hakobe Botanical GardenLocation: Hotel New OhtaniLocation: Kyoto Botanical GardenLocation: Kyoto Botanical GardenLocation: Hamanako Garden Park(Pacific Flora 2004) Other Articles珊瑚シリーズ 11.コケサンゴ(苔珊瑚)珊瑚シリーズ 11.コケサンゴ(苔珊瑚) 「珊瑚」と名が付く植物をご紹介するシリーズ コケサンゴ(苔珊瑚、学名:Nertera granadensis)は、マレーシア、台湾、豪州、南米、ハワイなどの環太平洋沿岸諸国原産で、アカネ科ネルテラ属の半耐寒性・匍匐性・常緑多年草です。 別名で、タマツズリ(玉綴り)や、Florists' cyclamen , Persian cyclamen、Coral つ6.煙たい木?【つくば植物園】スモークツリー かぎけん花日記本日は「つくば実験植物園(つ)」で咲いていた魅力的な花をご紹介します。 スモークツリー(Smoke tree)は、欧州南部、ヒマラヤ、中国南部原産で、ハグマノキ属の落葉低木または小高木です。 別名でケムリノキ(煙の木)、カスミノキ(霞の木)、ハグマノキ(白熊の木)、英名でSmoke tree(スモークツリー)、Smoke bush(スモークブッシュ)、学名でコティヌスコッギグリア(Cotinu9月26日の誕生花、カキノキ(柿の木9月26日の誕生花は、柿と一位です。 秋に橙色の実を成らせるカキ(柿、学名:Diospyros kaki )は、ブドウ(葡萄、学名:Vitis spp.)や、ナシ(梨、学名:Pyrus pyrifolia)と共に、秋の代表果実の1つとして人気です。 カキノキ(柿の木、学名:Diospyros kaki )とは、中国原産で、カキノキ科カキノキ属の落葉樹とその果実です。 成長の速さの例えで、「モモ大きな赤椿「明石潟」大きな赤椿「明石潟」 椿 明石潟(ツバキ アカシガタ、Akashigata、学名:Camellia japonica 'Akashigata')とは、日本産でツバキ科の常緑低木「椿」の藪椿園芸品種で江戸時代から栽培されています。 英名では、Lady Clareや、grandiflora Rosea と呼ばれます。 1859年に、「椿伊呂波名寄色附」に記載されました。 樹高は1~3mで、樹性は、9月の茶色い花9月の茶色い花 茶色の花はあまり多くはありません。 特集9月の茶色の花https://www.flower-db.com/ja/special/4/2 ブログ9月の茶色の花 桜シリーズ6.あたみ桜花日記2022年3月23日 桜シリーズ6.あたみ桜 あたみ桜の両親は寒緋桜と山桜? あたみ桜(アタミザクラ、学名:Prunus kanzakura)は、バラ科バラ属の落葉小高木「カンザクラ(寒桜)」の1品種で、熱海地方では1月から開花する早咲きの桜です。花は、薄紅色、一重、五弁花の小輪を咲かせます。 熱海市観光協会公式観光サイト「あたみニュース」によると、「あたみ桜」は、「日本で最も早咲きの桜」