5月3日の誕生花、タンポポ(蒲公英) ポスト タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum)とは、ユーラシア大陸及び北米等が原産で、キク科タンポポ属の多年草です。子供の頃から親しんでいる野草です。 英名では、Dandelionと呼ばれます。 草丈は20~30 cmです。 春に、中空の茎の先端に黄色い舌状花から成る頭花を咲かせます。茎を切ると白い粘液が出ます。開花後は白い冠毛が多数集まった球状のワタゲ(綿毛)となります。 綿毛は一つひとつの冠毛に種子が付いており、風で飛ばされた先で繁殖します。晩秋になると葉が放射状に広がり地面にはりつく、いわゆる、ロゼット状で越冬します。 洋の東西を問わず、葉や根は食用や薬草、ハーブ、黄色の草染め染料として用いられます。 花言葉 「愛の神託」 ニホンタンポポとセイヨウタンポポの違い ニホンタンポポ(T. platycarpum)とセイヨウタンポポ(T. officinale)の違いは次の通りです。 ニホンタンポポ(T. platycarpum)は、3月〜5月と開花期が短く、総苞弁が反り返っていません。 また、ニホンタンポポは自家受粉できない自家不和合で昆虫が他の花の花粉を運んでこないと受精できない虫媒花です。 セイヨウタンポポ(T. officinale)は、一年中咲いており、総苞弁(花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部)は反り返っています。セイヨウタンポポは自家受粉で繁殖するので昆虫にも風にも頼らず繁殖できます。 タンポポ属の仲間 世界中には数百種あり、日本には自生種やニホンタンポポ(日本蒲公英、T. platycarpum)と呼ばれる’カントウタンポポ(関東蒲公英、T. platycarpum)、’シロバナタンポポ(白花蒲公英、T. albidum)’、’カンサイタンポポ(関西蒲公英、T. japonicum)’があります。 その他、欧州から帰化した’セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、T. officinale)’が都市部で圧倒的な勢力を伸ばしています。 ヤナギタンポポ属(別属)のタンポポ ニホンタンポポなどはタンポポ属に属し、ヤナギタンポなどはヤナギタンポポ属に属します。 ・ヤナギタンポポ(柳蒲公英 、学名:Hieracium umbellatum) ・コウリンタンポポ(紅輪蒲公英、学名:Hieracium aurantiacum L.) ・キバナコウリンタンポポ(学名:Hieracium pratensis L.) ・ウズラバタンポポ(鶉葉蒲公英、学名:Hieracium maculatum) ■関連ページ タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum) 5月の誕生花 5月3日の誕生花、タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum) かぎけん花図鑑 花日記2025年5月3日(土) #5月3日の誕生花 #タンポポ #蒲公英 #dandelion #Taraxacum #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articles花名に「農産物」ニンニクカズラとニンニク花名に「農産物」 ニンニクカズラとニンニク 上:ニンニク臭がすることから命名された、植物のニンニクカズラ。 下:ネーミングの元となる、農産物のニンニク(大蒜) ニンニクカズラ(大蒜葛、学名:Mansoa alloacea)とは、熱帯アメリカ原産で、ノウゼンカズラ科ニンニクカズラ属の非耐寒性常緑蔓性小低木です。 蔓の長さは2m~4mになります。葉は光沢がはある緑色で長さ8 cmの三出複葉で、世界の国花 ロシア Russian Federation世界の国花 ロシア連邦 Russian Federation RU かぎけん花図鑑花日記2022年9月13日 ロシアの国花はカモミールとヒマワリ カモミール=カミツレ(Chamomile、学名:Matricaria chamomilla、シノニム:Matricaria recutita)は、欧州~北アジア原産で、キク科シカギク属の耐寒性一年草です。万能のハーブ、薬草として古来より知られま12月15日の誕生花|薔薇、沈丁花12月15日の誕生花は〇赤いバラ,〇ジンチョウゲです。 バラ(薔薇、学名:Roza×hybrids)は北半球の熱帯~亜熱帯原産で、バラ科バラ属の耐寒性落葉/常緑低木です。英名では「Rose」と呼ばれます。花の豪華さ、芳香、花色の多さ、日持ちの良さなどから「花の女王」と称されます。世界各国の国花に選ばれ、赤薔薇はイラクとオマーンの国花とされます。美しいがゆえに、「ばら戦争」のように戦争名にもさアスタルテア・ファッシキュラリスのブログピンクの雪柳と言った感じの植物で、日本には比較的最近入って来ました。切り花や鉢植えに使われます。 アスタルテア・ファッシキュラリス(学名:Astartea fascicularis)はオーストラリア原産でフトモモ科アスタルテア属の非耐寒性常緑灌木です。 丸く小さな花を枝一杯に咲かせるこの花の「花言葉」は何でしょう?答えはかぎけん花図鑑にあります。 かぎけん花図鑑 アスタルテア・ファッ姫檜扇水仙のブログヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)は、アヤメ科ヒオウギズイセン属の耐寒性宿根草の園芸品種です。別名で、モントブレチア(Montbretia)や、クロコスミア(Crocosmia)とも呼ばれます。 ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙、学名:Crocosmia x crocosmiiflora)の花言葉や詳しい情報は、かぎけん花図鑑でご覧頂けます。10月に咲いている黒い花10月に咲いている黒い花 かぎけん花図鑑花日記2022年10月16日 10月に咲いている黒い花は殆どありません。ここでは1つだけご紹介しますが、黒と言っても黒味が強い紫色です。 花名、ブラック パンサー(Back panther)に免じてお許しください。 バンダ トレバー ラスボーン 'ブラック パンサー'(V. Trevor Rathbone 'Back panther')は、熱帯アジア原産