11月5日の誕生花、サザンカ、マツバギク、マツバボタン ポスト 11月5日の誕生花は白いサザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqua)とマツバギク(松葉菊、学名:Lampranthus spectabilis)、マツバボタン(松葉牡丹、学名:Portulaca grandiflora)です。 サザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqua)とは、日本固有種でツバキ科ツバキ属の常緑広葉中木です。 別名でイワハナビ(岩花火)、ヒメツバキ(姫椿)、ヤブサザンカ(藪山茶花)、sasanqua と呼ばれます。 ツバキ科ツバキ属なのでツバキ(椿、学名:Camellia japonica)ととてもよく似ています。見分け方は後述します。 日本では、本州山口県以南、四国、九州、沖縄の山地に自生します。他の花が咲かない冬季に咲く貴重な花です。 日本の自生種は白ですが、園芸品種には桃色や赤もあります。原種と園芸品種含めて300種あると言われます。 樹高は2~6 mです。 葉は楕円形で、葉縁に鋸歯有があり、互生して付きます。 12月~4月に、花径3~7 cm、桃、赤、白い花びらと沢山の雄蕊を持った花を咲かせます。 花後に、ツバキと同様、サザンカにも果実が成り油が採取されます。 ツバキ、チャなどの他のツバキ科の植物と同様、サザンカにはチャドクガ(茶毒蛾、英名:tea tussock moth、学名:Euproctis pseudoconspersa)が付きます。 3つの園芸品種群に分類 サザンカは3つの大きな群に分類されます。 第1群 : サザンカ品種群、第2群ー カンツバキ品種群、第2群ー カンツバキ品種群、その他少数ですがタゴトノツキ品種群や海外品種群があります。 1)サザンカ系園芸品種群 開花期:10月~12月 サザンカ(C. sasanqua)から作出された園芸品種。 2)カンツバキ系園芸品種群 開花期:11月~3月 カンツバキ群(Shishigashira)は、サザンカ(sasanqua、学名: Camellia sasanqua)とツバキ(椿、学名: Camellia japonica)の交雑種とそれから作出された品種群です。カンツバキ(寒椿=サザンカ‘獅子頭、学名:Camellia sasanqua 'Shishigashira' )を中心に作出された園芸品種。 ー‘獅子頭’(シシガシラ、C. sasanqua ‘Shishigashira’)、山茶花 曳馬乙女(サザンカ 'ヒクマオトメ' 、学名:C. sasanqua 'Hikuma-otome')、山茶花 乙女(サザンカ 'オトメ'、学名:Camellia sasanqua 'Ome')、山茶花 新東錦(サザンカ シンアズマニシキ、Shin azuma nishiki、学名:Camellia sasanqua cv. Shin azuma nishiki )、 3)ハルサザンカ系園芸品種群 開花期:12月~4月 ツバキとサザンカの自然交配品種「ハルサザンカ(C. × vernalis)」から作出された品種群、 ー春山茶花 ”梅ケ香”(ハルサザンカ ’ウメガカ’、学名:Camellia x vernalis 'Umegaka')、‘笑顔’(エガオ、Camellia × vernalis ‘Egao’) サザンカの花名の由来 属名の”Camellia”はチェコの植物学者Georg Joseph 「Kamel」(ゲオルク・ヨーゼフ・カメル)氏への献名、 種小名”sasanqua”は日本語の「サザンカ」によりの命名です。 サザンカの花言葉 全般:「謙遜」「ひたむきな愛」、赤:「謙譲」、白:「愛嬌」、ピンク:「永遠の愛」 ツバキとサザンカの違い ツバキ(椿、学名:Camellia japonica)とサザンカは同科同属の宿物であり、似ています。 大きな違いは、散り方はサザンカは花弁がバラバラに散るのに対し、ツバキは首から落ちるので地面に落ちた花弁で確認する方法があります。 両者の違いについては、「椿と山茶花の違い【かぎけんWEB】」をご参照ください。 一般名:サザンカ (山茶花)、 学名:Camellia sasanqua 、 別名:sasanqua 、イワハナビ(岩花火)、ヒメツバキ(姫椿)、ヤブサザンカ(藪山茶花)、 分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目ツバキ科ツバキ属サザンカ種、 原産地:日本固有種 、日本での生息分布:本州山口県以南、四国、九州、沖縄の山地、 生活型:耐寒性常緑広葉中木、 樹高:2~6 m、 葉形:楕円形、葉縁:鋸歯有、葉序:互生、 放射対称、開花期:12月~4月、花色:桃・赤 ・白、花径:3~7 cm、花弁:5~7、子房:上位、雄蕊:多数、 注記:チャドクガ(茶毒蛾、英名:tea tussock moth、学名:Euproctis pseudoconspersa)に注意。因みにチャドクガはサザンカのみでなく、ツバキ、チャなどのツバキ科の植物に付きます。成虫の発生は7~8月と9~11月の年に2回です。チャドクガの天敵はホトトギス、カッコウ、シジュウカラ等の鳥や、スズメバチ、クモ、カマキリなどです。 ■関連ページ サザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqua) 【特集】サザンカ・さざんか・山茶花一覧、 花図鑑【かぎけんweb】 11月の誕生花 11月5日の誕生花、サザンカ(山茶花)、マツバギク(松葉菊)、マツバボタン(松葉牡丹) かぎけん花図鑑 花日記 #株式会社科学技術研究所 #かぎけん花図鑑 #STI Location: National Museum of Japanese History 'Botanical Garden'Location: Kameido Central ParkLocation: Kameido Central ParkLocation: Kameido Central ParkLocation: Kameido Central ParkLocation: Jogasaki coastLocation: Kameido Central ParkLocation: Kameido Central ParkLocation: Illust:Yuki @Kagiken (Science&Technology Inst.co.,Tokyo )Location: Kameido Central ParkLocation: Kiba ParkLocation: KojimachiLocation: Kameido Central ParkLocation: Kiba ParkLocation: Kameido Central ParkLocation: Kameido Central Park Other Articles5月7日の誕生花、ボタン(牡丹、Paeonia suffruticosa)5月7日の誕生花、ボタン(牡丹、Paeonia suffruticosa) ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)とは、中国原産で、ボタン科ボタン属ボタン種の耐寒性落葉低木です。 別名で、木芍薬や、ハツカグサ(二十日草)、ナトリグサ(名取草)、英名で、Peony、Moutan peony 、Tree peony(ツリー・ピオニー)と呼ばれます。 ボタンは薬用として遣唐使(世界の国花 ニュージーランド New Zealand NZ世界の国花 ニュージーランド New Zealand NZ かぎけん花図鑑花日記2022年7月29日 ニュージーランドの国花はコーファイとレプトスペルマム コーファイ(Sophora microphylla)は、ニュージーランド原産でマメ科の半落葉・低木または小高木です。昔から先住民の「マオリ」族に生活に深く関わっています。 レプトスペルマム=ギョリュウバイ(御柳梅、魚柳梅、学名:Lepto金露梅のブログキンロバイ(金露梅、学名:Dasiphora fruticosa)は、(亜)高山で黄色い梅に似た花を咲かせるバラ科の耐寒性落葉小低木です。樹高が低く葉茎、花柄に毛が生えるのは低温で風が強く、降雪などの厳しい環境に耐えるための工夫なのでしょう。花ら 34.酔ってなんかいないわ 酔芙蓉 今週の「らんまん」のサブタイトルはヤマトグサですが既に花日記に書いたので先に進みます。 NHK朝ドラ「らんまん」の花シリーズ【かぎけん花日記】 スイフヨウ(酔芙蓉、学名:Hibiscus mutabilis cv. versicolor)は中国原産でアオイ科フヨウ属の落葉広葉低木「フヨウ(芙蓉、学名:Hibiscus mutabilis)」の園芸品種です。別名で「モクフヨウ」、英名では「Co梅シリーズ7.梅 華農玉蝶台閣(カノウギョクチョウタイカク)梅 華農玉蝶台閣(かのうぎょくちょうたいかく、カノウギョクチョウタイカク、学名:Prunus mume 'kanou-gyokucyou-taikaku')は、花実兼用の白花、八重、中輪、2月下旬から3月下旬咲きです。「台閣」とは、花の中にまた花が咲く二股咲きの梅のことです。 一般名:梅 華農玉蝶台閣(かのうぎょくちょうたいかく、カノウギョクチョウタイカク、学名:Prunus mume 'kan5月23日の誕生花 カルセオラリア,イエローサルタン5月23日の誕生花はカルセオラリア,イエローサルタンです。 カルセオラリア カルセオラリア(学名:Calceolaria hybrida)は、中南米、オセアニア原産で、カルセオラリア科カルセオラリア属の一年草です。花言葉は「あなたを伴侶に」、「ふくよか」です。 イエローサルタン イエローサルタン(Yellow Sultan、学名:Amberboa moschata)は、南西アジ