万136. 赤い実が美しい 実葛

サネカズラ(実葛、学名:Kadsura japonica)は、日本他原産でマツブサ科サネカズラ属の常緑蔓性本木です。別名でビナンカズラ(美男葛)、ビジンカズラ(美人葛)、ビンツケカズラ(鬢付葛)とも呼ばれます。
蔓長3m~7mになり、他の木や金網のフェンスなどにツルで巻き付きます。ツルに粘液が含くまれます。
7月~8月に黄白色の鐘形の花を1輪下向きに咲かせます。 雌花の中心には薄緑色の雌蕊が10本以上球状に付きます。雄花の中心には紅色の雄蕊が多数あり球状に付きます。
10月~11月に、雌花に赤く艶のある球形をした美しい果実が集合して成ります。


万葉集とサネカズラ


万葉集にはサネカズラ「佐奈葛」を詠った下記のような短歌があります。

あしひきの 山さな葛 もみつまで 妹に逢はずや 我が恋ひ居らむ

サネカズラ(の実)が 赤く色づくまで あの娘に逢えないだろうが 私は恋しく思っておりましょう。


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