11月8日の誕生花、ヒイラギ(柊)とセンノウ

11月7日の誕生花、ヒイラギ(柊、学名:Osmanthus heterophyllus)とセンノウです。

ヒイラギ(柊、学名:Osmanthus heterophyllus)とは、ヨーロッパ原産で、モクセイ科モクセイ属の常緑広葉小高木です。
別名で、ホーリー・オリーブ(Holly olive)、False holly、Chinese-holly、holly osmanthusと呼ばれます。


ヒイラギ(柊木) ヒイラギ(柊木)
ヒイラギに集まるポリネーターのセイヨウミツバチ(左)、
ヒイラギに集まるセイヨウミツバチと害虫のヘリグロテントウノミハムシ(Argopistes coccinelliformis)(右)
イラスト by Copilotさん(一部柳下修正)

葉縁に2~5対ある大きな歯牙が特徴です。

樹高は2m程です。
冬に、葉腋から散形花序を伸ばし小さな白い花を束生して咲かせます。花は鐘型で先端が4深裂花し、被片が外側に反り返ります。2本の雄蕊が突出します。
花にはキンモクセイ(金木犀)に似た芳香があります。
花後に黒い球状の実が成ります。魔除け効果があるとされ、節分に鬼を祓うためヒイラギにイワシ(鰯)等の小魚を刺して玄関に飾る習慣がある地域もあります。
また、鬼門にヒイラギ、裏鬼門にナンテン(南天)を植える風習もあります。
クリスマスツリーとして使われるセイヨウヒイラギ(西洋ヒイラギ、Holly、ホーリー)はモチノキ科モチノキ属の木で異なります。


魚のヒイラギ


魚にもヒイラギ(学名:Nuchequula nuchalis)と呼ばれるスズキ目ヒイラギ科ヒイラギ属の小魚がいます。
これは身体が側扁(薄っぺらい)していて木の葉っぱのようにみえることから。


ヒイラギ(魚類)
魚類のヒイラギ


ヒイラギの花名の由来


属名の「Osmanthus」はギリシャ語の「Osme(香り)」+「anthus(花)」の複合語で、「香りのある花」という意味です。
種小名の「 heterophyllus」はギリシャ語の「heteros(異なる)」+「phyllus(葉)」の複合語で、「異なる葉」という意味で、
若木と成木で葉の形が異なることに拠ります。


ヒイラギの花言葉


「用心深さ」

一般名:ヒイラギ(柊、柊木)、
学名:Osmanthus heterophyllus、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類シソ目モクセイ科モクセイ属、
別名:ホーリー・オリーブ(Holly olive)、False holly、Chinese-holly、holly osmanthus、
生息分布:東日本南部~九州、沖縄、環境:低地の林、
生活 型:常緑小低木、
樹高:200 cm、
葉序:対生、単葉、葉質:硬質で光沢有り、葉長:3~7 cm、葉幅:2~4 cm、葉形:楕円形~卵状楕円形、葉縁:大型の歯牙が2~5対(幼木)、全縁(成木)、
雌雄別株、開花期:11月~12月、花序形:散形花序、花色:白、花冠:鐘型で先端が4深裂し花被片は外側に反り返る、花径:0.5 cm、雄蕊数:2、
果実型:液果、果実色:暗紫色~黒、結実期:翌5月~6月、果実長:1.5 cm、
用途:庭木、生垣、節分の魔除け。

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    撮影場所: Copilotさん
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    撮影場所: 清澄白河
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    撮影場所: 清澄白河
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    撮影場所: 清澄白河
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    撮影場所: 浜名湖花博2004
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    撮影場所: かぎけん
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    撮影場所: かぎけん
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