万葉集草木シリーズ3.樫

万葉集は、短歌(5・7・5・7・7音)、長歌(5・7・5・7・5・7音を3回以上...+最後に7音)、旋頭歌(5・7・7音を2回)という3タイプの歌い方があり、短歌は約4200首、長歌は約260首、旋頭歌は62首あります。
以下の「カシ」の歌は長歌といわれる形式でうたわれています。


万葉集の草木シリーズ3.カシ


カシはブナ科コナラ属の常緑広葉高木です。
万葉集では、シラカシ、アカカシを区別せず「カシ」として詠んでいます。

万葉集に出てくる「かし」の歌


万葉集 第9巻 1742番歌 高橋虫麻呂

『歌』


級(しな)照る 片足羽河(かたしはがは)の さ丹(に)塗りの 大橋の上ゆ 紅(くれなゐ)の 赤裳すそびき 山あゐもち すれる衣(きぬ)着て ただひとり い渡らす兒は 若草の 夫(つま)かあるらむ かしの実の ひとりか寐(ぬ)らむ 問はまくの ほしき我妹(わぎも)が 家の知らなく  (高橋虫麻呂 巻9-1742)

『意味』


片足羽河に架かる...以下本文に続く

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