フウロ(風露、Geranium) ポスト 特集フウロ(風露)-ゲンノショウコ,アメリカフウロ,チシマフウロ,ハクサンフウロ,アケボノフウロ,エゾフウロ、グンナイフウロアメリカフウロアメリカフウロ(学名:Geranium carolinianum)は、フウロソウ科の北米から帰化した一年性雑草です。 日本全国の道端で見られます。 草丈は40 cm程で萼縁に毛が多く見られます。葉は3〜5深裂しそれぞれがさらに分化します。 晩春~初秋、花茎を出してその先端から伸びた散房花序に小さな白色または淡紅色の小花を咲かせます。 花名の由来 属名の(ゲラニウム/ゼラニウム 'Geraniumチシマフウロチシマフウロ(千島風露、学名:Geranium erianthum)は、中国、日本、ロシア、北米、英国原産で、フウロソウ科フウロソウ属の多年草です。北海道から東北の亜高山~高山で岩場や草地に自生します。草丈は20〜50 cmです。葉は掌状に5〜7深裂し、さらに細かく分かれます。 6月〜8月に、枝の先端から集散花序を単生または集合して伸ばし、各2輪付けます。 花弁は青紫色で直径2.5-3cmの五弁花ハクサンフウロハクサンフウロ(学名:Geranium yesoemse var. nipponicum)はフウロソウ科の高山性多年草です。東北地方〜中部地方の高山の草地に自生します。エゾフウロ種の亜種です。葉は緑色、葉は掌状に5深裂し、裂片は更に深裂します。夏に、花冠径が3 cm程の紅紫色の五弁花を咲かせます。ハクサンフウロは、別名でアカヌマフウロ(赤沼風露)と呼ばれます。 花名の由来 属名の(ゲラニウム/ゼアケボノフウロアケボノフウロ(曙風露、学名:Geranium sanguineum)は、欧州~コーカサス原産で、フウロソウ科の高山性多年草です。 日当たりの良い石灰岩質の草原や砂丘後背地で見られます。春から初秋に、花茎を出し先端から伸ばした花序に濃桃色の花を咲かせます。 花名の由来 属名の(ゲラニウム/ゼラニウム 'Geranium' はラテン語の「geranos(鶴)」に由来し長い果実を鶴の嘴に例えて命名さエゾフウロエゾフウロ(蝦夷風露、学名:Geranium yezoense)は、日本固有種で、海岸や野原に自生するフウロソウ科フウロソウ属の多年草です。初夏に、花茎先端から伸ばした花序に薄赤紫色の五弁花を付けます。葉は掌状でさらに深裂します。萼片に開出毛が多い。 花名の由来 属名の(ゲラニウム/ゼラニウム 'Geranium' はラテン語の「geranos(鶴)」に由来し長い果実を鶴の嘴に例えて命名されましゲンノショウコゲンノショウコ(現の証拠、学名:Geranium thunbergii )は、日本原産で、フウロソウ科フウロソウ属の耐寒性多年草です。別名でミコシグサ(御輿草)や、フウロソウ(風露草)と呼ばれます。夏~秋に、山野で赤、または白の五弁花を咲かせます。葉は対生し、上部では3裂し、下部では5裂します。花芯部に黒紫色の10本の雄蕊(葯)が付き、柱頭に赤っぽい雌蕊が開きます。花後に蒴果が成り種子を飛ばしますグンナイフウログンナイフウロ(郡内風露、学名:Geranium eriostemon var. reinii)は、日本原産で、フウロソウ科フウロソウ属の高山生多年草です。夏に、北海道~中部地方の高山の草地で、白~紅紫色の五弁花を横向きに咲かせます。伊吹山で咲いているものが有名で、別名をイブキグンナイフウロ(伊吹郡内風露)とも呼ばれます。 花名の由来 属名の(ゲラニウム/ゼラニウム 'Geranium' はラテ 他の特集特集 花名に「形状名」特集 花名に「形状名」 三角形や、四角形、円形(丸)、楕円形、など、花名に形状名が付いたものをのせました。例えば、三角草や、四角豆、大丸盆などがあります。特集 茶色い実果物の色011茶色い実 かぎけんWEB図鑑「木の実・草の実図鑑」から色別の果実一覧シリーズをお届けしています。 今回はその11回目で、果実の果皮や果肉、種子のいずれかが茶色いものを集めました。 この中には、食用となる果実(いわゆる、フルーツ)や、人間の食用とはならない果実から、外観が茶色いもの、果皮を剥いたら果肉が茶色いもの、種子が茶色いものを載せます。 しばしば引用しますが、イネ(稲特集 10月の紫色の花10月の紫色の花を集めました。 菊類をはじめ、熱帯植物の温室で咲く花など見応えがあり、中秋とは言え、まだまだ花の開花は続きます。 ■関連ページ 特集10月の紫色の花【特集】9月の茶色い花【特集】9月の茶色い花(17種) 9月に茶色の花を咲かせる花の特集です。身近な庭や公園で咲いている観賞用の花や、切り花、植物園で見られる珍しい花、庭から逸散して野草化した花、遠くへ出かけて撮った花など、偶々個人のカメラに収められた花が対象です。その意味で撮られた花には地理的、時間的な多くの制限があります。特集 クレマチス特集 クレマチス(Clematis) クレマチス(学名:Clematis L.)とは、日本、中国、欧州、北米原産で、キンポウゲ科クレマチス属の蔓性耐寒性多年草です。 別名で、テッセン(鉄仙)、カザグルマ(風車)と呼ばれます。強靭な蔓を伸ばし、フェンスや支柱に巻きつき沢山の花(実際には萼)を咲かせます。 以下に、クレマチスの種類を載せました。 クレマチス,クレマチス'パステル特集 花名に「魚名」特集 花名に「魚名」 魚名が付く花(和名で)や、魚と花が同名のものをのせています。金魚草や、金魚葉椿、魚柳梅(ギョリュウバイ)、柊(ヒイラギ)、ゴンズイ等があります。和名を基準にしているので、言語が違う場合は当てはまりません。実際の魚は「かぎけん魚図鑑」 https://www.kagiken.co.jp/new/db_fish.shtml をご参照ください。 ■関連ページ 特集 花