ワラビ

Pteridium aquilinum

万葉集でよまれた草木, 季節-春

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  • 花名
    ワラビ
  • 学名
    Pteridium aquilinum
  • 別名ワラビナ, Bracken
  • 原産地日本などの温帯地方〜熱帯地方
  • 開花場所野原・畦道, 低山
  • 開花期
  • 花言葉不変の愛

ワラビとは

ワラビ(蕨蕨、学名:Pteridium aquilinum)は、日本などの温帯地方〜熱帯地方原産で、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ類の多年草です。山野に自生します。シダ植物なので花弁は無く、胞子があります。春に芽を出したワラビは「早蕨」といい、俳句では春の季語とされます。早蕨の芽は葉先が巻いています。春〜初夏に若芽を採取して山菜として食用とされます。塩蔵すると長期間保存できます。根からわらび粉が採れ「わらび餅」が作られます。アクがあるので調理前に木灰でアク抜きが必要です。近年の研究では胞子部に「プタキロシド」という発がん性物質が大量に含まれているされます。 万葉集ではワラビの歌が1首が詠まれています。俳句には、季語を1つ入れて、2つ入れてはいけないと言うルールがありますが、短歌の場合は、主に心情をうたうので、季語は無くても良いし、逆に2つあっても良いというようにルールは大らかです。

ワラビ万葉集の巻と作者


第八巻:1418 志貴皇子(しきのみこ)懽御歌一首 万葉名:わらび

【原文】


石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尓 成来鴨

【読み】


いわ(石)ばしる(激) たるみ(垂見)の(之)うえ(上)の(乃) さわらび(左和良妣)の(乃) もえ(毛要)いずる(出)はる(春)に(尓)なりに(成)ける(来)かも(鴨)
  ↓
石走る(いわばしる) 垂水(たるみ)の上の 早蕨(さわらび)の 萌え出づる春に成りにけるかも

【意味】


ほぼ読みと同じ意味です。

岩の上を迸る 滝の上の早蕨が 新芽を出す春に 成ったことだなあ

一般名:ワラビ(蕨)、学名:Pteridium aquilinum、別名:サワラビ(早蕨)、ワラビナ(蕨菜) 、分類名:植物界羊歯植物門シダ綱シダ目コバノイシカグマ科ワラビ属 、原産地:日本などの温帯地方〜熱帯地方、草丈:50〜200 cm、草幅:40 cm、若芽の採取期:6月〜7月、開花期:7〜10月、葉色:緑、茎色:緑〜茶、用途:食用、料理方法:木灰で湯掻いてから、御浸しや、山菜ソバ、油炒めなどに。


  • シダ
  • コバノイシカグマ
  • ワラビ
  • ワラビ
  • 花のタイプ
    その他
  • 花序
    その他
  • 花冠
    花びら無し
  • 葉形
    3回羽状複葉
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型多年生山菜
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ50.0 ~ 200.0 cm
  • 花径 ~ cm

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