タブノキ

Machilus thunbergii

万葉集でよまれた草木, 季節-春

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  • 花名
    タブノキ
  • 学名
    Machilus thunbergii
  • 別名イヌグス, 椨の木, 犬楠, タブ, ツママ
  • 原産地中国、韓国、台湾、日本
  • 開花場所庭, 公園, 街路、植栽
  • 開花期4月, 5月, 6月

タブノキとは

タブノキ(椨の木、学名:Machilus thunbergii)は、中国、韓国、台湾、日本原産で、クスノキ科タブノキ属の常緑高木又は灌木です。別名で「イヌグス(犬楠)」とも呼ばれます。
春に黄緑色の花を咲かせ、花後に赤い花茎先端に緑色の小さな球形の果実が成ります。葉は革質で光沢があり互生して付きます。材は家具や建築などに使われます。灰褐色の樹皮は黄八丈など黄色の染料として使われます。枝葉を乾燥・製粉したものがタブ粉で線香などに使われます。


紙の粘剤になる


古文書などに使われる「料紙」の繊維素材には、以下があります。
ミツマタ(三椏、学名:Edgeworthia chrysantha )
コウゾ(栲、学名:Broussonetia × kazinoki )
・ガンピ(Diplomorpha sikokiana)

それらの繊維素材を均質に分散させるものが粘剤(「ネリ」という)で、ネリには以下があります。
ハナオクラ(花オクラ、トロロアオイ、アカミオクラ(赤実オクラ)、aibika、アオイ、学名:Abelmoschus manihot)
ノリウツギ(糊空木、学名:Hydrangea paniculata)
アオギリ(青桐、学名: Firmiana simplex)
タブノキ(椨の木、学名:Machilus thunbergii)、そしてこの
ギンバイソウ(銀梅草、学名: Hydrangea bifida)


「万葉集の巻と作者」


万葉集 第19巻 4159番歌 作者:大伴家持

『原文』


礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里

『読み』


礒上(磯の上)之(の) 都萬麻(つまま=タブノキ)乎(を)見者(見れば)
根乎(を)延(は)へ而(て) 年深有(から)之(し) 神左備(さび)尓(に)家里(けり)

礒上の つまま(=タブノキ)を見れば 根を延へて 年深からし 神さびにけり

『意味』


磯の上のツママ(=タブノキ)を見ると 根を延ばし 何年も経ているらしい 神々しいなあ。

神さぶ:神々しくなる

一般名:タブノキ(椨の木)、学名:Machilus thunbergii、シノニム:Persera thunbergii 、別名:イヌグス(犬楠)、タブ(椨)、ツママ(都萬麻)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類クスノキ目クスノキ科タブノキ属、原産地:中国、韓国、台湾、日本、樹高:20 m、木直径:1 m、放射対称、花色:黄緑、開花期:4月〜6月、葉形:倒卵形、葉長:10〜15 cm、葉幅:3〜6 cm、結実期:8月〜9月、果実径:1 cm。


  • クスノキ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    集散花序
  • 花冠
    6弁花
  • 葉形
    倒卵形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型常緑高木又は灌木
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ1000.0 ~ 2000.0 cm
  • 花径 ~ cm

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