チョウノスケソウ

Dryas octopetala var. asiatica

国花:アイスランド

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  • 花名
    チョウノスケソウ
  • 学名
    Dryas octopetala var. asiatica
  • 別名長之助草
  • 原産地日本
  • 開花場所高山
  • 開花期5月, 6月, 7月, 8月

チョウノスケソウとは

チョウノスケソウ(長之助草、学名:Dryas octopetala var. asiatica)は、立山で初めて発見した須川長之助氏の名が付けられたバラ科チョウノスケソウ属の高山性・匍匐性・矮小常緑低木です。環境が厳しい高山に生えるので株高は5~10cmで、草のように見えますが樹木です。自生地では、7月~8月に葉を出しその後、葉腋から長さ4~10cmの花柄を出して蕾をつけチングルマ(稚児車、珍車、学名:Geum pentapetalum)に似た2~3cmの白い八弁花を咲かせます。花後に花柱が伸びて羽毛状となり羽毛をまとった痩果が風媒花となって飛んでゆきます。葉は少し紅葉し雪下で休眠します。本州以北~北海道の高山~北米ロッキー山脈等の高山に自生します。
種小名の"octopetala"、は「octo(8)+ petala(花弁の)=(八弁花の)」という意味です。
アイスランドの国花です。アイスランドはツンドラ地帯にあり長之助草は高山植物なので、日本では見かけない植物です。
似ている花と言えば、「チングルマ(稚児車、珍車、学名:Geum pentapetalum)」で、こちらは尾瀬などへのハイキングの際に見かけることができます。


長之助草(D. octopetala var. asiatica)と稚児車(G. pentapetalum)の違い


両者はとても似ていて、どちらも高山植物であること、バラ科であること、草でなく木であること、樹高が5~10cmと低いこと、白花を咲かせること、風媒花であることなどです。
違いは、葉っぱの形が違うこと、花弁の数が違うこと、花後に付ける綿の色が違うことです。
チョウノスケソウの写真は撮っていないので、イラストを描いてもらいました。
長之助草(D. octopetala var. asiatica)と稚児車(G. pentapetalum)の違いをイラストで示します。

一般名:チョウノスケソウ(長之助草)、学名:Dryas octopetala var. asiatica、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科チョウノスケソウ属チョウノスケソウ種、自生地:高山の礫地、樹高:5~10cm、葉形:厚みのある楕円形で皴状の葉脈がある、葉長:1~2.5cm、葉幅:0.5~1.5cm、葉柄長:1~2.5cm、葉幅:0.6cm、葉縁:丸い鋸歯、花序形:頂花、花色:白、花弁数:8枚、開花期:7月~8月(高山)、5月~6月(平地)、花径:2~3cm、花弁長:1cm、雄蕊数:多数、果実型:痩果から成る集合果、備考:風媒花。


  • バラ
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  • ダイコンソウ
  • チングルマ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    単頂花序
  • 花冠
    多弁形
  • 葉形
    楕円形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型高山性落葉小低木
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ5.0 ~ 10.0 cm
  • 花径2.0 ~ 3.0 cm

ランダムな花