パッションフルーツ
一日花,インテリア・寝具
- 花名パッションフルーツ
- 学名Passiflora edulis
- 別名パッション・フルーツ, Passiflora edulis, クダモノトケイソウ, 果物時計草, Passion fruit
- 原産地ブラジル、園芸品種
- 開花場所庭, 果樹園, 植物園
- 開花期5月, 6月, 7月
- 花言葉「聖なる愛」「信頼」
パッションフルーツとは
パッションフルーツ(果物時計草、Passion fruit、学名:Passiflora edulis)とは、ブラジル原産で、トケイソウ科トケイソウ属の蔓性低木とその果実を言います。
別名で、クダモノトケイソウ(果物時計草)と呼ばれます。
樹高は50-300cmで、蔓が長さ600cm~になります。
葉形は3出掌状単葉で葉幅は12cm程、互生して付きます。
5月~7月に、白い花弁5枚と、白い萼片5枚、雄蕊5本、雌蕊1本で柱頭が3裂、基部が紫色糸状の総状副花冠が多数の花を咲かせます。
トケイソウ属の花は、朝咲いて夜にしぼむ一日花ですが、花期中は次から次に花を咲かせて途絶えません。
蔓性で夏の緑陰効果が期待できるので、人気のグリーンカーテンとされます。
時計草と果物時計草の違い
■葉の違い


左:パッションフルーツ(果物時計草、P. edulis)の葉は3裂、
右:パッションフラワー(時計草、 P. caerulea)の葉は5裂
■花の違い
左:パッションフルーツ(P. edulis)の花は5‐7cm(小さめ)で糸が縮んでいる、
右:パッションフラワー(P. caerulea)の花は8-10cm(大きめ)で糸は真っ直ぐ
時計草(トケイソウ、パッションフラワー)と果物時計草(クダモノトケイソウ、パッションフルーツ)の違い
トケイソウは花を観賞するのが目的、果物トケイソウは果実を収穫するのが目的で栽培されます。
いずれも、トケイソウ属で、花には副花冠があり、時計の文字盤のような花を付けます。
さらに、違いは以下の通りです。
●トケイソウ
時計草(トケイソウ、パッションフラワー、Passion flower、学名:Passiflora caerulea)の特徴は以下の通りです。
①葉は5裂の掌状で、裂片は細く、葉縁は全縁です。
②花は花被片より短く、先端は整然として真っ直ぐです。
③果実は果被色が黄橙色で卵形、味は無味とされます。
●果物時計草
果物時計草(クダモノトケイソウ、パッションフルーツ、Passion fruit、学名:Passiflora edulis)の特徴は以下の通りです。
①葉は3深裂で、裂片は幅があり、葉縁に鋸歯があります。
②花は小花冠長さが花被片より長く、糸が縮んで縺れているように見えます。
③果実は紫又は黄色で楕円形、食用可
花名の由来
花名の「パッション・フルーツ(Passion fruit)」は、花の配列が十字架に架けられたキリストを連想させるため欧米では「キリスト受難の花」という意味を持ちます。
和名の「トケイソウ(時計草)」とは花弁が時計の文字盤、雌雄のシベが時計の針に似ているということに拠ります。
パッションフルーツは果物重視
パッションフルーツは、花より果実を採るために栽培される食用Passifloraです。
果実は球形又は卵形で、最初は緑色で後に黄色あるいは紫色となる堅い表皮で覆われます。
果実の中には粒状の種子とその周りの黄緑色のゼリー状果肉が入っています。
この甘酸っぱい果肉には、ビタミンCやβカロテンが含まれ、種と共に食用とされます。
食べ方は、生食、ジュース、ジャム、ケーキなどのトッピングに使われます。
ドイツで育種されたパッションフルーツの園芸品種のパッションフルーツ パンダ(Passiflora 'Panda'、学名:Passiflora cv. panda)
花を観賞する品種
一方、花を観賞するパッシフローラ(Passiflora)には、 以下があります。
青と白の花色のコントラスが美しいパッシフローラ・カエルレア(Passiflora caerulea、パッシフローラ・セルレアとも言う)、
園芸品で赤花を咲かせるパッシフローラ・ピレシー(passiflora-piresii)など
■緑陰植物
●パッション・フルーツ(Passion fruit、学名:Passiflora edulis)、
●フウセンカズラ(風船葛、学名:Candiospermum halicacabum)、
●ゴーヤー(郷陽、学名:Momordica charantial)、
●ヘチマ(糸瓜 、学名:Luffa cylindrica)、
●アカザカズラ(藜蔓、学名:Anredera cordifolia)
一般名:パッション・フルーツ(Passion fruit) 、
学名:Passiflora edulis 、別名:クダモノトケイソウ(果物時計草) 、
別名:トケイソウ(時計草)、
分類名:植物界被子植物門双子葉植物網キントラノオ目 トケイソウ科トケイソウ属クダモノトケイソウ種、
原産地:ブラジル、
生活型:蔓性低木・果樹、
樹高:50-300cm、蔓長:600cm~、
葉形:3出掌状単葉、葉序:互生、葉幅:12cm、
開花期:5月~7月、花の咲く場所:新しい蔓の葉腋に単生、開花時間:1日花、花色:白、花径:5~7.5cm、
収穫期:7月~9月、果実径:5-8cm、果実形:球形又は卵形、果皮色:紫、黄色、果肉は甘酸っぱく生食、ジュース、ケーキなどのトッピングに使われます。
■関連ページ
クダモノトケイソウ(果物時計草、パッション・フルーツ、Passion fruit、学名:Passiflora edulis)
トケイソウ(時計草、 パッションフラワー、Passion flower、学名:Passiflora caerulea)