カシワ

Quercus dentata

源氏物語の草木,万葉集でよまれた草木

  • カシワ
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  • 花名
    カシワ
  • 学名
    Quercus dentata
  • 別名カシワギ, 槲, カシワノキ, Japanese emperor oak, Daimyo oak
  • 原産地北米
  • 開花場所野原・畦道, 海岸, 植物園, 低山
  • 開花期5月, 6月
  • 花言葉「自由」「勇敢」「愛想の良さ」「永遠の愛」「独立」「歓待」

カシワとは

カシワ(槲、学名:Quercus dentata)とは、北米原産で、ブナ科コナラ属の耐寒性・落葉性広葉高木です。樹皮には縦に不規則な割れ目が入ります。葉は倒卵状楕円形で大きく葉柄は殆ど有りません。葉身基部は耳朶形で、5枚ほどが螺旋状で互生に付きます。葉縁に大きな波状の鋸歯があります。葉は冬に落葉せず、春まで枝に付いています。初夏に、葉が開くと同時に、葉腋から尾状花序を出し、まばらに薄黄緑色の花を咲かせます。樹木に耐寒性があり、葉が枯れても春まで落ちないので、北海道などでは耐風樹林とされます。葉は端午の節句に食べる柏餅の皮に使われます。昔は器の下に敷き蒸料理に使われました。樹皮からタンニンが採取され、葉や樹皮、果実を煮出すと染色原料となります。万葉の時代にも「かしわ」と呼ばれていました。万葉集でも詠われています。


万葉集 第11巻 2754番歌


作者:不詳、題詞:寄物陳思
登場する植物:柏→柏(かしわ)


原文


朝柏 閏八河邊之 小竹之眼笶 思而宿者 夢所見来



朝(あさ)柏(かしわ) 閏八河邊之 小竹之眼笶 思而宿者 夢所(に)見(え)来(けり)

朝(あさ)柏(かしわ) 潤八河(うるや川)邊(辺、へ)之(の) 小竹(しの)之(の)眼(芽)笶(の) 偲ひ而(て)宿(寝れ)者(ば) 夢に見えけり


意味


朝、柏の木が 潤んでいる潤八川(うるや川)の川辺に生える 篠(小竹、しの)の芽のように (あの方を)偲んで寝たら 夢に見てしまった。

一般名:カシワ(槲)、学名:Quercus dentata、別名:カシワギ、カシワノキ、モチガシワ、Daimyo oak、Japanese emperor oak, APG植物分類体系:植物界被子植物真正双子葉類ブナ目ブナ科コナラ属カシワ種、原産地:北米、分布:北海道〜九州の日本、朝鮮半島〜中国〜台湾の東アジア、生活環境:山野の礫地、乾燥地、瘠せ地、生活型:落葉性広葉高木、樹高:15〜25m、若枝:毛が密集、葉形:倒卵状楕円形で螺旋状に付く、葉縁:大きな波状鋸歯有り、葉色:緑→紅葉(秋)、葉柄:ほぼ無い(0.3cm)、葉身基部:耳朶状、葉長:15〜30cm、葉幅:5〜20cm、葉毛:葉裏に淡褐色の星状毛有り、葉序:螺旋状互生、雌雄同株、両性花、離弁花、花の出る場所:葉腋、雄花序:尾状花序、雌花:穂状に2~3個付き無柄、開花期:5月〜6月、雄花色:黄~薄黄緑、雌花色:赤、果実:どんぐり(堅果)、結実期:翌秋、果実長:2.5cm、殻斗:鱗状模様有。


  • ブナ
  • ブナ
  • コナラ
  • カシワ
  • 花のタイプ
    その他
  • 花序
    尾状花序
  • 花冠
  • 葉形
    楕円形
  • 葉縁
    波状
  • 生活型耐寒性・落葉性広葉高木
  • 花の色赤 黄
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ1500.0 ~ 2500.0 cm
  • 花径0.2 ~ 0.2 cm

ランダムな花