花ら111.らんまん 寒蘭

カンラン(寒蘭、学名:Cymbidium kanran)とは、日本、中国南部、台湾、朝鮮済州島原産でラン科 シュンラン属の地生蘭です。本州(静岡県以西)、四国、九州、琉球列島の平野で広葉樹林の林床に生息します。球茎(偽球茎)から根を地中に伸ばし、線形の葉を地上に数枚と花茎を株立ちに出します。草丈は60~100 cmです。葉は線形で濃緑色、葉縁は全縁です。10月~1月に総状花序を伸ばし、1茎に3~15輪の花を咲かせます。花色が豊富で、緑系、桃系、赤花系、黄花系、白花系、青花系があります。東洋ランの1種で、高値取引されるたため、古くから過剰に採掘され、野生では絶命の危機にあります。


カンランとシュンランの違い


カンラン(Cymbidium kanran)シュンラン(Cymbidium goeringii)は、シュンラン属の花なので、お互いによく似ています。違いは、カンランは一茎に数輪の花を咲かせるのに対し、シュンランは1茎に1輪しか花を咲かせないことです。

花名の由来や花言葉は、こちらをご参照ください。


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