元旦の誕生花、『光のほうへ』 福寿草
1月1日の誕生花は、フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)とスノードロップ(snowdrop、学名:Galanthus nivalis)です。
『光のほうへ』
🌼1月1日「福寿草」
ストーリーとイラスト by Copilotさん
『光のほうへ』,フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)
雪に包まれた静かな山里。
その村に、ひとりの少年が住んでいました。
冬の間、村は白い眠りに包まれます。
人々は家にこもり、春を待ちわびながら、
静かに日々を過ごしていました。
でもその少年は、
「春なんて、ほんとに来るのかな」
と、心のどこかで疑っていました。
ある朝、
雪の中に、ぽつんと黄色い光が見えました。
近づいてみると、
それは小さな花。
雪を押しのけて、まっすぐに咲いていたのです。
「……寒くないの?」
少年がそうつぶやくと、
花は風に揺れて、こう答えた気がしました。
「寒いよ。でも、春が来るって信じてるから。」
その日から、少年は毎朝、
その花に会いに行きました。
そして、少しずつ笑うようになりました。
やがて春が来て、
村に光が満ちたとき、
少年の心にも、あたたかな春が訪れていました。
福寿草の花言葉は「幸せを招く」「永久の幸福」。
それは、寒さの中でも希望を信じて咲く、
小さな命のまなざし。
新しい年のはじまりに、
この一輪が、あなたの心にも光を灯しますように。💛🫧
フクジュソウ(福寿草)
フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)とは、日本などの東アジア原産で、キンポウゲ科フクジュソウ属の耐寒性多年草です。
別名で元日草(ガンジツソウ、がんじつそう)、朔日草(ツイタチソウ、ついたちそう)、福告ぐ草(フクツグソウ)、英名では、Far East Amur adonis と呼ばれます。
和名は「福寿草」という縁起の良い名前なので、正月の寄席植えに使われます。
旧暦の元日(2月)頃に花を咲かせるためヤブコウジ(=ジュウリョウ(十両) 、学名:Ardisia japonica)と共に、新年の季語とされます。
葉が出る前の2月に黄い花が開花し、その後に葉が出て6月には落葉します。
花は日が当たると開き曇天や夕方には閉じますが、暗くても気温が高い(15~20℃)と開きます。
花色は黄色の他、園芸品種には赤や緑色もあります。
花は可憐ですが、キンポウゲ科なので全草に猛毒がありますが、その反面、薬用植物として有用で、
根茎を乾燥したものは「福寿草根(フクジュソウコン)」という生薬となります。
効能は、チンキ剤や浸剤、強心や利尿効果があります。
江戸時代以降の植物のようで、万葉集では見かけません。
福寿草と陸奥福寿草
フクジュソウ(福寿草、A. ramosa)と似た花に、ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草、A. multiflora)があります。
福寿草(A. ramosa)と陸奥福寿草(A. multiflora)の違いイラスト(by 中嶋有紀@かぎけん)
福寿草と陸奥福寿草の違い
福寿草 陸奥福寿草
開花 2月 3月
花色 橙色を帯びた黄色 レモンイエロー
花弁と萼片の長さ 花弁と萼片はほぼ同長 花弁は萼片の2倍長
有毒・無毒 有毒 有毒
花名の由来
属名「Adonis」は、ギリシャ神話に登場する美少年名、種小名「ramosa」はラテン語で「枝分かれした」という意味です。
花言葉
「幸せを招く」です。
一般名:フクジュソウ(福寿草)、
学名:Adonis ramosa(アドニス・ラモサ)、
別名:元日草(ガンジツソウ、がんじつそう)、朔日草(ツイタチソウ、ついたちそう)、福告ぐ草(フクツグソウ)、Far East Amur adonis、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ目キンポウゲ科フクジュソウ属、
原産地:日本などの東アジア、分布:北海道~四国、生活型:耐寒性多年草、
草丈:15-40 cm、
葉の出る時期:花後、葉形:2~3 回奇数羽状複葉、小葉形:卵形でさらに羽状深裂、葉序:互生、葉縁:裂+鋸歯、
両性花、開花期:2月から4月、花径:3-4 cm、花色:黄、稀に赤、橙、白、花被片数:20~30枚、花弁数:20~24枚、
萼片数:5~8 枚、雄蕊数:多数、雌蕊数:複数個、
果実型:痩果、果実形:長楕円形、
備考:キンポウゲ科の花葉花被片が多い、虫媒花、繁殖方法:株分け、種子、注記:毒草。
■関連ページ
フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)
ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草、学名:Adonis multiflora)
1月の誕生花
元旦の誕生花、『光のほうへ』 福寿草 かぎけん花図鑑
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