箱16 バレリーナみたい、草八手

クサヤツデ(草八手、学名:Diaspananthus uniflorus)は、日本固有種でキク科クサヤツデ属のやや大型の多年草です。本州~四国、九州の山地の木陰や川岸に自生します。草丈は40~110cmです。


バレリーナみたいな花


9月~11月に、花茎の先に長い花穂を伸ばして細長い筒状の総苞葉と、その中に紫色の頭花(管状花)を1個咲かせます。花は小さくて目立たないけれど、よく見ると花びら5枚の全部が後ろに巻いてバレリーナみたいで面白いですね。


氷河期時代の残存植物


クサヤツデ(草八手)は、氷河期時代の残存植物(レリック(relic)または,レリクトrelict)と呼ばれます。残存植物には、他に、(Metasequoia、学名:Metasequoia glyptostroboides)ミツガシワ(三槲、学名:Menyanthes trifoliata)リュウキュウアセビ(琉球馬酔木、学名:Pieris koidzumiana )などがあります。


和名の由来


草八手という和名の由来は、草本植物(草)であることと、葉がヤツデ(八手、学名:Fatsia japonica)の葉に似ていることに拠ります。

花言葉と詳細は、こちらをご参照下さい。


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クサヤツデ(草八手、学名:Diaspananthus uniflorus)
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