自然には勝てぬ⁉万葉集草木シリーズ35.フキ ポスト フキ(蕗、学名:Petasites japonicus)は、日本、朝鮮半島、中国原産でキク科フキ属の多年草の山菜です。初春に、地下茎から花茎を出して花(フキノトウ、ふきのとう、蕗の董)を咲かせます。万葉名は春菜で詠まれています。 万葉集 第8巻 1427番歌 作者:山部赤人 題詞:山部宿祢赤人歌四首 原文 従明日者 春菜将採跡 標之野尓 昨日毛今日母 雪波布利管 読 従(より)明日者(は) 春菜将採(摘まむ)跡(と) 標(しめ)之(し)野(の)尓(に) 昨日毛(も)今日母(も) 雪波(は)布利(降り)管(つつ) ↓ 明日よりは 春菜摘まむと 標し野に 昨日(きのふ)も今日(けふ)も 雪は降りつつ 意味 明日から 春菜(はるな=蕗の薹)を摘もうと思ってるのに 標(しめ)し野(*)に 昨日も今日も 雪が降り続いている。 *標し野(しめしの)とは、禁野(きんや)のこと。皇室御用達で、一般人立入禁止の野。 詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 自然には勝てぬ⁉万葉集草木シリーズ35.フキ かぎけん花図鑑 花日記2023年1月21日 特集 万葉集でよまれた草木 Other Articles12月4日の誕生花 山茶花、葉牡丹、スイバ12月4日の誕生花 サザンカ,ハボタン,スイバです。 サザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqua)は、日本固有種で、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉中木です。花言葉は「ひたむきな愛」です。 ハボタン(葉牡丹、学名:Brassica oleracea var. sabellica)はヨーロッパ西部原産で、アブラナ科アブラナ属の耐寒性一年草(多年草)です。花言葉は「愛を包む」です誕生花 5月14日5月14日のお誕生日の方、おめでとうございます。 5月14日の誕生花は、シャクヤク(芍薬)と、オダマキ(苧環)(紫)です。 芍薬はボタン科ボタン属の多年草、苧環はキンポウゲ科オダマキ属の多年草です。 花言葉は、芍薬は「清浄」、苧環は「勝利」です。 ■花言葉 シャクヤク(芍薬)https://www.flower-db.com/ja/flower:1651 オダマチェリーセージのブログチェリーセージ(Cherry sage、学名:Salvia microph cv. Hot Lips)は赤白覆輪の可愛らしい唇形の花を咲かせる観賞用常緑低木です。学名は、サルビア・ミクロフィラです。では、何故、英名に「チェリー」と付くのでしょうか。①花がサクランボのようだから、②根っこがサクランボ色だから、③葉がサクランボの匂いがするから。回答は、かぎけん花図鑑をご覧ください。珊瑚シリーズ 6.ツボサンゴ(壺珊瑚、ヒューケラ)珊瑚シリーズ 6.ツボサンゴ(壺珊瑚、ヒューケラ) 「珊瑚」と名が付く植物をご紹介するシリーズ ツボサンゴ(壺珊瑚、学名:Heuchera sanguinea)は、北米原産で、ユキノシタ科ヒューケラ属の常緑多年草(宿根草)です。学名のヒューケラ(Heuchera)の方が多く認識されているかもしれません。英名では、コーラル・ベル(Coral bells)と呼ばれ珊瑚の鐘という意味合いがあります。草南房総の花1 菜の花(Brassica rapa L. var. nippo-oleifera)南房総(みなみぼうそう)に行って来ました。房総半島と言えば、菜の花ですが、フラワーラインの道路脇の菜の花は全て刈り取られていました。残念! 千倉の花畑でようやく見ることが出来ました。 菜の花、2024年3月、南房総千倉 アブラナ(油花、学名:Brassica rapa L. var. nippo-oleifera)は、別名で、菜の花(なのはな、ナノハナ)、ハナナ(花菜)、ナバナ(菜花)、NHK朝ドラ「らんまん」花ら 22.ネバネバだね蔓紫NHK朝ドラ「らんまん」の花をシリーズ【かぎけん花日記】 ツルムラサキ(蔓紫、学名:Basella alba、Basella rubra)は、東南アジア原産で、ツルムラサキ科ツルムラサキ属の蔓性一年草です。蔓性で茎や蔓が紫色であること、紫色の果実が染料に使われたことが名前の由来です。江戸時代からあった植物で、観葉植物や染料などに用いられました。現在は、葉茎を食べる野菜として、福島県や宮城