世紀の悲恋物語ー万葉集草木シリーズ34 ニワトコ ポスト ニワトコ(庭常、接骨木、学名:Sambucus sieboldiana var. pinnatisecta)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、レンプクソウ科ニワトコ属の落葉低木です。若葉や蕾は食用に、材は杖や細工物に、果実は果実酒に、乾燥させた枝葉は生薬に、樹皮や木部は入浴剤に、髄は実験の標本用に、魔除けにされます。万葉集で謡われている歌は、日本史上初の悲恋物語!?です。 万葉集 第2巻 90番歌 作者:磐姫皇后(軽太郎女)、万葉呼名:山たづ=ニワトコ 万葉集の原文 君之行 氣長久成奴 山多豆乃 迎乎将徃 待尓者不待 万葉集のよみ 君が行き(君之行) 氣長久成奴(日長くなりぬ) 山多豆(山たづ)乃(の) 迎乎(迎へを)将徃(行かむ) 待(待つ)尓(に)者(は)不待(待たじ) ↓ きみが行き 日(け)ながくなりぬ やまたづの 迎えを行かむ 待には待たじ 万葉集の意味 あなたが行ってしまってから 日数が経ちました 迎えに行きます 待ってなんかいられません。 「やまたづの」は「迎え」の枕詞。山たづ=ニワトコの葉が対生(むかい合わせにつく)することから。 なぜ悲恋か、詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 世紀の悲恋物語ー万葉集草木シリーズ34 ニワトコ かぎけん花図鑑 花日記2023年1月20日 特集 万葉集でよまれた草木Location: Illust:Yuki @Kagiken (Science&Technology Inst.co.,Tokyo )Location: National Museum of Japanese History 'Botanical Garden'Location: National Museum of Japanese History 'Botanical Garden' Other Articles梅シリーズ7.梅 華農玉蝶台閣(カノウギョクチョウタイカク)梅 華農玉蝶台閣(かのうぎょくちょうたいかく、カノウギョクチョウタイカク、学名:Prunus mume 'kanou-gyokucyou-taikaku')は、花実兼用の白花、八重、中輪、2月下旬から3月下旬咲きです。「台閣」とは、花の中にまた花が咲く二股咲きの梅のことです。 一般名:梅 華農玉蝶台閣(かのうぎょくちょうたいかく、カノウギョクチョウタイカク、学名:Prunus mume 'kan10月15日の誕生花 ミセバヤ10月15日の誕生花は、ミセバヤです。 ミセバヤ ミセバヤは万葉時代から栽培されている古典植物です。花言葉は「大切なあなた」「つつましさ」です。 ミセバヤの仲間には、ヒダカミセバヤ(日高見せばや、学名:Hylotelephium cauticolum)があります。 ヒダカミセバヤ(日高見せばや、学名:Hylotelephium cauticolum)は北海道の固有種でベンケイソウ科【動物・鳥・花】 ヤチトリカブト鳥と花のいい関係シリーズ ヤチトリカブト(谷地鳥兜) 毒に興味があるわけではありませんが、トリカブトシリーズが続きます。トリカブトはどれも似たような気がしますが、咲いている場所や、葉形、茎が真っすぐ生えているかなどでそれぞれ細ごまと名付けられています。 このヤチトリカブトは高山や亜高山の湿った草原に生える鳥兜です。葉の形が3つに裂けており、花茎に対し直角に生える毛があることにより同定されます。誕生花 7月21日 ミント // ネムノキ // ルドベキア誕生花 7月21日は、ルドベキア,特集ミント, ネムノキです。 ルドベキア(Rudbeckia)は、北米生まれで、キク科ルドベキア属の耐寒性一年草又は多年草です。花言葉は「公平」。 ネムノキ(合歓木、学名:Albizia julibrissin)は、日本、南アジア原産で、マメ科ネムノキ属の落葉小高木です。花言葉は「胸のときめき」。 特集ミント。花言葉は「美徳」です。 ■梅シリーズ16.梅 小緑萼梅シリーズ16.梅 小緑萼(ウメ ショウリョクガク) 梅 小緑萼(ウメ ショウリョクガク、学名:Prunus mume 'Syou-Ryokugaku')は、中国原産で、江戸時代に日本に渡来して以来の古典品種で、花梅-野梅系-青軸性園芸品種「緑萼(リョクガク)」を小柄にした梅です。 「緑萼」とは花弁を支える萼が緑色で、花弁は白、緑色の小枝をした梅で、花木全体が黄緑色に見えるので「青梅」とも呼ばれ花ら 65.臭いも薬効も凄いね! 毒ダミ NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ドクダミ(学名:Houttuynia cordata)は東アジア原産でドクダミ科ドクダミ属の落葉多年草の野草です。 花の少ない梅雨時に群生して咲く涼しげな白い4弁花(本当の花ではない、無花被花:achlamydeous flowerと呼ばれる)が珍重されます。 根を引き抜いた時の悪臭や、和名の毒ダミという花名からは単なる雑草と思われがち