春の野宿は寒くない!?万葉集草木56.スミレ ポスト スミレ(学名:Viola mandshurica)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、スミレ科スミレ属の多年草の野草の総称です。狭義的には、Viola mandshurica の品種をスミレと呼びます。春に山辺や野原、道端に可憐な小花を咲かせます。 万葉集では先に取り上げた有茎性の「ツボスミレ」とこの無茎性の「スミレ」の2種が詠われています。 万葉集 第8巻 1424番歌 作者:山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと) 題詞:山部宿祢赤人歌、万葉名:須美礼、スミレ 原文 春野尓 須美礼採尓等 来師吾曽 野乎奈都可之美 一夜宿二来 よみ 春(はるの)野(の)尓(に) 須美礼(菫、スミレ)採(摘み)尓(に)等(と) 来師(し)吾(我)曽(ぞ) 野乎(を)奈都可之美(懐かしみ) 一夜宿(寝)二(に)来(ける) ↓ 春の野に 菫(スミレ)摘みにと 来し我ぞ 野を懐(なつ)かしみ 一夜(ひとよ)寝にける 意味 春の野に 菫を摘みに来た私だが 野が懐かしくて 一夜野宿してしまった。 詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 春の野宿は寒くない!?万葉集草木56.スミレ かぎけん花図鑑 花日記2023年2月12日 万葉集草木シリーズ19.ツボスミレ かぎけん花図鑑 花日記2023年1月5日 特集 万葉集でよまれた草木Location: Kiba ParkLocation: National theater front yard Other Articles麹町の花1 ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉、Brunfelsia latifolia)青花と白花が一緒に咲いてるみたいですが、...。 ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉、学名:Brunfelsia latifoli)とは、熱帯アメリカ原産で、ナス科ブルンフェルシア属の半耐寒性常緑低木です。単に、バンマツリ(蕃茉莉)とも呼ばれます。 草丈は30〜350 cmです。葉は緑色で革質で光沢あり、長さ4〜12 cmの長楕円形、葉縁は全縁です。4月〜7月に、花茎から単頂花序を伸ばし、花径3〜4 c曙風露のブログ 花だけを見ると、フウロ(風露)は、アオイ(葵)とに似ています。花弁が5枚あることや、花弁に丸みがあること、花の質が薄手で、色味も近いです。しかし、草姿というか、全体像を見ると明らかに違います。例えば、草丈が違えば、茎の太さ、葉の形、付き方も違います。ということで、花写真を撮って花名を知るのに、花冠だけを撮っても花を同定する決め手とはなり得ません。それでも、花の候補を幾つかに絞れるメリットはあり菊花展の菊⑦管物 かぎけん花図鑑菊花展の菊⑦管物 かぎけん花図鑑花日記2022年11月15日 新宿御苑で開催されている菊花展で展示されていた菊花からのご紹介です。 菊は花の大きさや、形、昔からあるか等によって分類されます。 管物 菊>大菊>管物とは、菊の園芸品種の花形一つです。 花形には3種あり、それらは花弁が広い「広物(ひろもの)」や、花弁が上下に何層もある「厚物(あつもの)」、花弁がチューブ状の「管物(くだもの6月23日の誕生花 タチアオイ、ミヤコワスレ6月23日の誕生花は、タチアオイ、ミヤコワスレです。 タチアオイ タチアオイ(立葵、学名:Althaea rosea)は、トルコ原産で、アオイ科ビロードアオイ属の耐暑性耐寒性宿根草(多年草)です。 入梅時に真っ直ぐ伸びた花茎から花序を伸ばしたくさんの一重の五弁花か八重咲きの大きな花を咲かせます。花言葉は「大望」です。 ミヤコワスレ ミヤコワスレ(都忘れ、学名:Aster savat4月30日の誕生花 カルミア,キングサリ4月30日の誕生花はカルミア,キングサリです。 カルミア カルミア・ラティフォリア(学名:Kalmia latifolia)は、北米東部原産で、ツツジ科カルミア属の耐寒性常緑低木です。花言葉は「爽やかな笑顔」です。 キングサリ キングサリ(金鎖、学名:Laburnum anagyroides)は、欧州中南部原産で、マメ科ラブルヌム属の落葉耐寒性中低木です。 花言葉は「相思相愛」です。 かぎけ9月に咲く花シリーズ「橙色の花」かぎけん花図鑑 9月に咲く花シリーズ「橙色の花」 かぎけん花日記2022年9月20日 ピンクの花程多くはありませんが、9月に咲く橙色の花は70種ほどありました。 一覧は特集 9月の橙色の花をご覧ください。 さて、今回は橙色の花にこだわり、エラチオール・ベゴニアをご紹介します。 エラチオール・ベゴニア(Elatior begonia、学名:Begonia hiemalis hybrids)は、