3月27日の誕生花の1つ、「ジギタリス」 ポスト 3月27日の誕生花の1つは、背丈と花穂が長く花を下向きに咲かせる猛毒の「ジギタリス」 ジギタリス(Digitalis、学名:Digitalis purpurea L.)とは、欧州原産で、オオバコ科ジギタリス属の耐寒性一年草、ニ年草、多年草又は低木です。 日本へは観賞用に江戸時代に渡来しました。 別名で、キツネノテブクロ(狐の手袋) 、フォックス・グローブ(Foxglove)、と呼ばれます。 草丈は80~150 cmで分枝しません。 葉には茎葉と根生葉があり、根出葉は叢生します。茎生葉の葉柄は下部にあり上部にはありません。 茎生葉は緑色で先の細い卵状長楕円形をしており互生して付きます。 一年目はロゼット状の葉を叢生させるのみで花は2年目以降に咲きます。 5月~7月に長さ40~75 cmの総状花序を伸ばし、斜下向きの花径2~4 cmの筒状花を多数付けます。 花色の基本色は紫色ですが、園芸品種には桃、赤、白、橙、黄、薄黄、白複色地に赤斑ありのものがあります。花の内側に班点が散在します。 8月~9月に卵形の朔果がなります。 用途は、花壇などでの観賞用とされますが、全草に猛毒があり、特に葉には猛毒のジギトキシンが含まれるので、食べるとと中毒症状を発生し、胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、心臓機能停止を起こします。 一方で、その心臓毒を専門家が適正に使えば薬用ともなります。 花名の由来 属名の「Digitalis」は、ラテン語の「digitus(指)」 + 「-ālis(~のような) 」から「 digitalis(指のような)」を意味しており、ジギタリスの別名が「キツネノテブクロ」と呼ばれるように、その花の形が指のように見えることから名付けられました。 種小名の「purpurea」は、ラテン語の「purple(紫色の)」という意味です。 ジギタリスの花言葉 「熱愛」「不誠実」 強心配糖体を含む植物 ジギタリス、スズラン、キョウチクトウ、コンフリーなどの有毒植物を、特集 毒草(有毒植物)にまとめましたのでご覧ください。 ■関連ページ ジギタリス(学名:Digitalis purpurea L.) 特集 毒草(有毒植物) 3月27日の誕生花の1つ、「ジギタリス」 かぎけん花図鑑 花日記2025年3月27日(木) #3月27日の誕生花 #誕生花 #ジギタリス #Digitalis #かぎけん花図鑑 #STI #株式会社科学技術研究所 Other Articlesアブチロン(Abutilon)アブチロン(Abutilon、学名:Abutilon)とは、南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ等の世界中原にあり、園芸品種が栽培されているアオイ科イチビ属の半耐寒性・半つる性落葉低木です。 樹高は30~100cmです。 葉はハート形で、葉縁に鋸歯があります。 4月~12月に、花茎先端から花序を伸ばし、底部が合着した五弁花を俯き気味に咲かせます。花色には、白、黄、桃、赤、橙色があります。 4月3日の誕生花、ナルシッサス・オドルス黄色い水仙は4月3日の誕生花 ナルシッサス・オドルス(Narcissus odorus、学名:Narcissus x odorus)とは、芳香のある N.jonquilla と、野生の水仙 レントリリー「Narcissus pseudonarcissus」、または、ヒスパニカ「N. hispanicus」との交配種で17世紀まで遡る非常に古くからある水仙です。 別名で、カンランズイセン、ナルキッ【和代さんの庭】ゴーヤー【和代さんの庭】ゴーヤー 今やすっかり全国的な夏野菜として定着した感のあるゴーヤー(苦瓜)。 野菜として食用とされるだけでなく、緑陰植物として家の窓やお店のショーウィンドーに緑色の蔓を這わせ、涼しさを演出します。スーパーではネットと苗のセットが売られるなど気楽に誰でも楽しめる趣味と実益を兼ねた野菜となっています。 和代さんの庭ではガレージの天井も活用してゴーヤーが栽培されていました。続々と黄チェリーセージのブログチェリーセージ(Cherry sage、学名:Salvia microph cv. Hot Lips)は赤白覆輪の可愛らしい唇形の花を咲かせる観賞用常緑低木です。学名は、サルビア・ミクロフィラです。では、何故、英名に「チェリー」と付くのでしょうか。①花がサクランボのようだから、②根っこがサクランボ色だから、③葉がサクランボの匂いがするから。回答は、かぎけん花図鑑をご覧ください。桜5-粗雑に扱わないでね😃万葉集草木シリーズ85.桜(江戸彼岸)またまた、花日記のテーマは、万葉集とサクラ(桜、学名:Cerasus L.)を取り上げます。万葉時代から咲いている桜の品種にはまだ華やかな園芸品種はありません。ここにある画像は、桜の原種11種ーヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、カンヒザクラ、マメザクラ、チョウジザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラの内、エドヒガンとしました。 万葉集と桜 万葉集 万169.花菖蒲の親 野花菖蒲ノハナショウブはハナショウブの親! ノハナショウブ(野花菖蒲、学名:Iris ensata var. spontanea)は、日本や中国など原産でアヤメ科アヤメ属の宿根草です。日本全国の湿原や水辺、湿地に自生します。草丈は50〜100 cmです。葉は剣形でをした緑色で葉縁は全縁(鋸歯などが無い)です。6月〜7月に、花径約15 cmの赤紫色の花被片に黄色い筋のある花を咲かせます。 万葉名「花勝見