有毒植物(毒草) 特集 有毒植物ー毒空木や鳥兜、毒芹は日本3大有毒植物とされます。その猛毒度は他の追随を許しません。他にも毒性のある植物は多数あります。人間に特に毒性のあるものや、馬などの家畜に有害なものもあります。寧ろ、植物全体では有毒植物の方が多いかもしれません。毒素は様々ですが、例えば、ツツジ科の植物の葉にはグラヤノトキシン(Grayanotoxin)という植物毒が含まれます。有毒植物には、ドクウツギ、トリカブト,トリカブト,オゼトリカブト,ヤマトリカブト,ヤチトリカブト,ミミガタテンナンショウ,ウパスノキ,イエロー・アコナイト,キョウチク等があります。ドクウツギドクウツギ(学名:Coriaria japonica)は、日本等が原産でドクウツギ科の有毒な落葉低木です。葉は先の尖った卵状長楕円形で、茎に対生してつきます。雌雄同株で、初夏に日当たりの良い河原や崖地、荒地で黄緑色の花を咲かせます。雌花には5本の雌蕊、雄花には10本の雄蕊があります。 ●日本三大毒草の一つ 花後に葡萄の房状に成る赤い実に猛毒があります。また、果実だけでなく全木に毒があり毒性の強トリカブトトリカブト(鳥兜、学名:Aconitum)は日本や中国等、北半球の温帯地域の湿った山野に自生するキンポウゲ科の多年草の総称です。 葉は掌状に3裂し、枝に互生してつきます。 夏から秋、茎先から伸びた総状または散房状花序に青紫色の花を咲かせます。 花の形が、能楽で被られる冠、すなわち、鳥兜・烏帽子(えぼし)に似ているのが名前の由来です。 トリカブトの種類には、葉が3〜5深裂し、茎が湾曲したヤマトリカブオゼトリカブトオゼトリカブト(尾瀬鳥兜、学名:Aconitum sachalinense)は、尾瀬に自生するキンポウゲ科の多年草です。 オクトリカブト(奥鳥兜)またはその変種で、尾瀬の湿地で茎が直立し、花柄に毛が有り、濃青紫色の花を咲かせます。 烏帽子に似た紫色の仮面状花冠は萼片で、花は隠れて見えません。 全草が猛毒で知られます。 若芽のときはヨモギに似ており誤食して中毒事故となることがあります。 一般名:オヤマトリカブトヤマトリカブト(学名:Aconitum japonicum)は、山に生えるトリカブトです。 キンポウゲ科の多年草「トリカブト(鳥兜、学名:Aconitum L. )」の変種で、関東〜中部の山の湿地に自生します。 茎は湾曲し、葉は掌状で3〜5深裂しています。 烏帽子に似た紫色の花のようなものは萼片で、花は隠れて見えません。全草が猛毒で知られ、花粉にも毒があります。 一般名:ヤマトリカブト(山鳥兜)ヤチトリカブトヤチトリカブト(学名:Aconitum nipponicum ssp. nipponicum var. nipponicum)は、日本固有種でキンポウゲ科トリカブト属の多年草です。亜高山~高山の湿った草地に自生する鳥兜です。草丈は50~120cmで茎は直立します。葉は3深裂します。ミヤマトリカブトの変種です。花柄に付く毛が、ミヤマトリカブトの場合は様々な向きから全体を覆いますが、ヤチトリカブトの場ミミガタテンナンショウミミガタテンナンショウ(耳型天南星、学名:Arisaema limbatum var. ionostemma)は、日本固有種でマムシグサ(蝮草、学名:Arisaema serratum)に似たサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。本州~四国、九州の野山の山林に自生します。性転換する植物で、成長すると雄株から雌株になる「雌雄偽異株」です。草丈は40~80cmで、球根から2本の鳥趾状複葉を出します。ウパスノキウパスノキ(upasの木、学名:Antiaris toxicaria)はインド東部からマレーシアなどの東南アジアに分布するクワ科ウパス属の常緑高木です。樹高が50mを超える巨木もあり、樹径は40cm、樹皮は灰色です。緑色の長楕円形の葉には葉柄があり互生してつきます。株は雌雄同株で、花は雌雄異花です。雄花は花枝先端に板状に多数集合して付き、雌花は短い花柄に1個ずつ付きます。花後に成る果実は液果で濃紅イエロー・アコナイトイエロー・アコナイト(Yellow Aconite、学名:Aconitum lycoctonum)は、欧州~西アジア原産で、キンポウゲ科トリカブト属の多年草です。学名のアコニツム・ブルパリア(Aconitum vulparia)で呼ばれたり、英名ではYellow Wolfsbaneと呼ばれます。山野の湿った場所に自生します。草丈は50~150 cmで、葉は腎臓形で掌形となります。6月~9月に茎先かキョウチクトウキョウチクトウ(夾竹桃、学名:Nerium oleander var. indicum)は、インド原産でキョウチクトウ科キョウチクトウ属の非耐寒性常緑小高木です。公害に耐えるので街路樹として植栽されています。梅雨時から晩夏、花序に芳香のあるモモ(桃)に似た小花を多数集めて咲かせます。花の咲き方は一重や八重、大輪、花色は白、赤、ピンクなどの園芸品種が多数育種されています。タケ(竹)に似た葉は、緑色で キダチチョウセンアサガオキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔、学名:Brugmansia)はブラジルやエクアドルなど南米原産でナス科キダチチョウセンアサガオ属の半耐寒性常緑低木です。夏に、大きなトランペット(ラッパ)状の花を下向きに咲かせます。別名で、エンジェルス・トランペット・ツリー(Angel's trumpet tree)とも呼ばれます。 2種類あるチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の内、木立朝鮮朝顔(ブルグマンシアダツラダツラ(Datura、学名:Datura tatula)はメキシコ原産で、ナス科チョウセンアサガオ属(ダツラ属)の一年性草本です。別名をチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)と言い、漏斗状の花を上向きに咲かせます。花岡青洲が江戸時代後期に日本初の麻酔手術に成功した時、麻酔薬として使ったことが知られます。 花後に成る種子には刺があり、中に小さな黒い種が入っています。花や茎、葉、種など全草に生薬成分が含まれ、ケチョウセンアサガオケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔、学名:Datura innoxia )は、中国固有種でナス科チョウセンアサガオ属の多年草です。 夏に白い一日花を咲かせます。ダツラ(Datura)の一種で、チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の仲間の中では一番大きな花を咲かせます。葉は全縁で典型的な「葉」の形をしています。葉の上面や茎枝に細かい軟毛が生えています。全草が有毒植物です。 一般名:ケチョウセンアサガオヨウシュヤマゴボウヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡、学名:Phytolacca americana)は、北米から帰化したヤマゴボウ科の大型の耐寒性多年草です。枝は赤く、羽毛が生えています。葉は緑色で長楕円形です。梅雨から夏に、花茎から伸びた総状花序に白花(のようなもの)を咲かせます。実際には花弁は無く、5弁花のような5枚の萼花弁があります。花後に、垂下した濃赤紫色の果実が成り、果実から真紅の染料が採れるので、米国ではシロバナヨウシュチョウセンアサガオシロバナヨウシュチョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔)は世界中の温帯から熱帯地域に生息するナス科チョウセンアサガオ属の一年草の野草です。朝顔に似たラッパ状の白花を咲かせるチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の一品種です。茎は緑色です。葉縁は全縁かまたは欠刻で、葉の両面は無毛です。夏に開花し、花色は白色です。全草にアルカロイドを含む有毒植物です。ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔、学名:Daturaトウゴマトウゴマ(唐胡麻、学名:Ricinus commnis)は、東アフリカ原産で、トウダイグサ科トウゴマ属の一年草(温帯地域)、あるいは、多年草(熱帯地方)です。葉は緑色で、掌形、葉縁に鋸歯があり、互生に付きます。晩夏~初秋に、葉腋センター先端から円錐花序を伸ばし、上に赤い雌花、下に薄黄色の雄花を咲かせます。果実は蒴果で中に楕円形の種子ができます。樹木は観葉植物とされます。種子には毒性がありますがトウマルバフジバカママルバフジバカマ(丸葉藤袴、学名:Ageratina altissima)は、キク科アゲラティナ属の多年草で、北米からの帰化植物です。秋に、茎先から参謀花序を伸ばし環状花のみから成る小さな白花を20個程咲かせます。有毒植物でアメリカではミルク病で1000人もの人が死亡しました。 一般名:マルバフジバカマ(丸葉藤袴) 、学名:Ageratina altissima、シノニム:Eupatoriuイヌサフランイヌサフラン(学名:Colchicum autumnale )は、欧州~北アフリカ原産でイヌサフラン科イヌサフランの球根植物です。球根から蕾を出してピンクの一重の花を咲かせます。花や草姿はサフラン(Saffron)や、クロッカスに似ていますが、イヌサフランは開花時に葉が無く花後に葉を出します。品種改良した園芸品が出回っており、白花や八重咲きのものがあります。球根や種に含まれるコルヒチンは種無しスイアジサイアジサイ(紫陽花、学名:Hydrangea macrophylla) は日本原産で、アジサイ科の耐寒性落葉低木です。 原種はガクアジサイ(額紫陽花、学名:H. macrophylla f. normalis )で、両性花を中心に周囲を装飾花が縁取ります。 アジサイはガクアジサイの一品種で、ほぼ装飾花のみから成り、花のように見える萼片が多数集合して大きな半球状の花(上から見ると手鞠型)を咲かアセビアセビ(馬酔木、学名:Pieris japonica subsp. japonica)は、日本原産で、ツツジ科アセビ属の耐寒性常緑低木です。厳冬から春に、花茎から伸びた複総状花序に白い壺型の小花を房状に多数つけます。葉質は硬質で光沢があり、葉色は濃緑色で、楕円形をしており、枝に束生します。花はスズラン(鈴蘭)や、ドウダンツツジ(満天星躑躅)に似た壺型で先端が5浅裂して下垂して咲きます。秋に炸果が結 イチョウイチョウ(公孫樹、学名:Ginkgo biloba L.)は、中国原産で、イチョウ科イチョウ属の落葉高木です。葉は中央に独特の切れ目のある扇形をしています。葉は初夏には緑色ですが、秋には黄金色に紅葉し、冬に落葉します。雌雄異株で風により花粉が飛散する風媒花です。雄花と雌花は葉と同時に出ます。木は東京都の県(都)木とされ、東京大学の校章や都バス、清掃車、道路の分離帯のフェンス等のデザインに使用されてムカゴイラクサムカゴイラクサ(珠芽刺草、学名:Laportea bulbifera)は、中国および日本原産で、イラクサ科ムカゴイラクサ属の多年草です。日本の北海道〜九州の里山や、森林、林床、藪等の暗所に自生します。雌雄同株で、上部の葉脇から長い花柄のある雌花序を出し、下部の葉脇に雄花序をつけます。茎は緑色で刺があります。葉表は緑色で、葉裏は薄深緑色をしています。葉は卵状被針形で表面に刺があります。葉縁には浅い鋸イチイイチイ(一位、学名:Taxus cuspidata)は日本原産で、イチイ科の耐寒性・耐陰性常緑針葉高木です。 イチイという名前は仁徳天皇の時代に飛騨から産出された木を使って最高位の「正一位」が用いる笏(しゃく)を作ったことに拠り、木目が美しく出来栄えが秀でていたことに拠ります。樹齢2000年と伝えられる木がある程寿命が長い。 別名で、アララギや、シャクノキ(笏の木)、Japanese Yew、ヤマウルシヤマウルシ(山漆、学名:Toxicodendron trichocarpum)は、日本、朝鮮半島〜中国原産で、ウルシ科ウルシ属の落葉低木です。北海道~九州の日本全国の山地や丘陵に自生します。雌雄異株です。小葉は丸みを帯びた明るい緑色で光沢はありません。葉や柄に毛が生えています。春に、総状花序~円錐花序を伸ばし、雌花、雄花ともに黄緑色の5弁花を束生して咲かせます。花弁は外側に反り返ります。雌花の花柱カロライナジャスミンカロライナジャスミン(Carolina jessamine、学名:Gelsemium sempervirens )は、北米南部原産でゲルセミウム科ゲルセミウム属の蔓性常緑低木です。別名でゲルセミウム(Gelsemium)とも呼ばれます。 春~夏、ラッパ状の黄色い小さな花を枝にびっしり咲かせます。カロライナ州に自生し、花はジャスミンに似た芳香が有ります。しかし、 全草に毒が有るのでハーブティとして飲クロホウシクロホウシ(黒法師、学名:Aeonium arboreum 'Zwartkop')は、ベンケイソウ科アエオニウム属の半耐寒性常緑多年草(多肉植物)です。黒光りする肉厚の葉を茎先に輪状につけて放射状に広げます。学名のアエオニウム・アルボレウム(Aeonium arboreum)とも呼ばれます。'ツヴァルトコップ'( 'zwartkop')は園芸品種です。茎の葉腋から花茎を伸ばし円錐花序にキクに似た小グロリオサグロリオサ(Gloriosa、学名:Gloriosa superba)は、熱帯アフリカ原産で、イヌサフラン科グロリオーサ属の半蔓性・半耐寒性の球根植物です。草丈は矮性が50〜高性が200 cm程です。日本でも園芸品種が育種されています。夏に、赤や橙、黄色の直径10 cm程の花を咲かせます。花弁は細長く端が波打ち反り返って咲きます。球根にはコルヒチンが含まれ痛風の薬となる一方、猛毒なので食べられませコバイケイソウコバイケイソウ(小梅蕙草、学名:Veratrum stamineum)は、日本固有種で、メランチウム科シュロソウ属の多年草の高山植物です。バイケイソウ(梅蕙草)より小型であることから名付けられました。バイケイソウとは、花が梅(ウメ、学名:Prunus mume) に似ており、葉がケイラン(蕙蘭)に似ていることに拠ります。葉は幅広で長楕円形をしており、葉序は互生、葉色は薄黄緑、無柄で葉脈は平行、葉縁ハシリドコロハシリドコロ(走野老、学名:Scopolia japonica)は日本固有種でナス科ハシリドコロ属の多年草です。本州から九州の沢沿いの樹林下などの湿地に自生します。全草にアルカロイドを含む有毒植物です。新芽はフキ(蕗、学名:Petasites japonicusに似ています。 一般名:ハシリドコロ(走野老)、学名:Scopolia japonica、別名:Hashiri-dokoro、Scopoスノーフレークスノーフレーク(Snowflake、学名:Leucojum aestivum)は、欧州中南部原産でヒガンバナ科スノーフレーク属の耐寒性球根植物です。茎は葉のように薄く細長く伸びて茎高は30~40 cmになります。春に茎先から散形花序を伸ばし白い小花を1~4個咲かせます。小花はスズラン(鈴蘭)と似た釣鐘形をしており、花の先端に緑色の斑点があります。葉はスイセン(水仙)と似ており、薄い広線形をしていま タマスダレタマスダレ(玉簾、学名:Zephyranthus candida)は、ペルー原産で、ヒガンバナ科の球根植物です。地下に鱗茎があります。夏~秋、線形の叢生した葉間から出た花茎から単項花序を伸ばし、先端が6深裂した白い漏斗状の花を付けます。乾燥後した後に雨が降ると良く花をさかせるので、英名では、White rain lily(ホワイト・レインリリー)と呼ばれます。和名は丸い白い花を「玉」、緑色の線形のヒョウタンヒョウタン(瓢箪、学名:Lagenaria siceraria var. gourda)は、北アフリカ原産で、ウリ科ヒョウタン属の熱帯性蔓状植物です。夏から初秋にオフホワイトの花を咲かせ、秋に果実が成ります。果実の中身を抜いた後、外皮部分は観賞用や容器に使用されます。 一般名:ヒョウタン(瓢箪)、学名:Lagenaria siceraria var. gourda 、別名:ヒサゴ、 分類名:ジギタリスジギタリス(学名:Digitalis purpurea L.)は、欧州原産で、オオバコ科ジギタリス属の耐寒性一年草、ニ年草、多年草又は低木です。草丈が高く長い総状花序に斜下向きの筒状花を多数付けます。一年目はロゼット状の葉を叢生させるのみで、花は2年目以降に咲きます。基本色は紫色ですが、園芸品種には赤、桃色、橙色、黄色、薄黄色、白など豊富です。全草が有毒植物ですが、専門家が適正に使えば薬用にもなりイガオナモミイガオナモミ(毬雄奈毛美、学名:Xanthium italicum)は、アメリカ大陸原産でキク科オナモミ属の1年草の野草です。戦後、日本に帰化しました。淡緑色地に赤斑が散在した茎は良く分枝し短い棘が有ります。広卵形で3浅裂し葉縁に鋸歯が有る葉は枝に互生して付きます。雌雄同株、雌雄異花の両性花です。葉腋から出る花序の上部に数花の雄花を、下部に雌花を付けます。雄花は黄色で小さな筒状の花弁と雄蕊を房状にヒガンバナヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)は東アジア原産でヒガンバナ科の耐寒性多年草(鱗茎植物)です。彼岸に長く真直ぐ伸びた花茎先端から散系花序を伸ばし花火のような6弁花を5〜7個咲かせます。花後に葉をロゼッタ状に出し、翌年花が咲くときに葉は枯れています。花が咲く時は葉が無く、葉が付く時は花が無い、交代制のような植物です。別名でマンジュシャゲ(曼珠沙華)、英名でリコリス(Lycorダッチ・アイリスダッチ・アイリス(学名:Iris × hollandica )は、園芸品種(原産地は、オランダ)で、アヤメ科アイリス属の耐寒性球根植物です。アイリスと言えば、通常、このダッチアイリスを指します。オランダで育種された球根アイリスの代表品種で、スパニッシュ・アイリス (Iris xiphium)を基本種とし、他のアイリスを掛け合わせて育種されました。春から初夏に開花します。ジャマン・アイリス(Germタケニグサタケニグサ(竹似草、学名:Macleaya cordata)は、日本等の東アジア原産で、ケシ科タケニグサ属の大型多年草の野草です。本州〜九州の日当たりの良い場所に自生し、森林伐採などの時には逸早く生育するパイオニア植物と知られます。草丈は100〜200 cmと高く伸びます。葉は広卵形をしたカシワ葉で、葉縁に切れ込みがあります。夏に、茎先から大きな円錐花序を伸ばし粟粒状の白花を咲かせます。茎を折るとセンニンソウセンニンソウ(仙人草、学名:Clematis terniflora)は キンポウゲ科センニンソウ属のツル性多年草です。夏に、葉腋から3出集散状花序を伸ばし白い小さな4弁花(実際は萼片)を咲かせます。ボタンヅル(牡丹蔓)と似ていますが、センニンソウの葉には切れ込みがなく、ボタンヅルにはボタンの葉のような切れ込みがあります。また、センニンソウは草で、 ボタンヅルは基部が木質化しており、木に分類されますフクジュソウフクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)は、日本などの東アジア原産で、キンポウゲ科フクジュソウ属の耐寒性多年草です。春告げ花とされ早春の山野や和庭園で黄色い八重咲きの花を咲かせます。葉が出る前に黄花を咲かせるので、最初は花だけが咲き、その後で葉が出ます。和名は「福寿草」という縁起の良い花名なので、正月の寄席植えにも使われます。花色は黄色の他、園芸品種には赤や、緑色もあります。花は可ムラサキケマンムラサキケマン(紫華鬘、学名:Corydalis incisa)は、日本、中国、台湾原産で、ケマンソウ科キケマン属の常緑越年草の野草です。野原や畦道などのやや湿っぽい草地に生えています。茎は緑色で直立し、断面は五角形をしています。葉は2、3回羽状で細かく裂けており、緑色の葉が冬でも見られます。春、薄紅色の小さな筒状花を良く向きに咲かせます。一つの花茎から小花が多数出ますが、それぞれの小花が重ならな クサノオウクサノオウ(草の黄、草の王、瘡の王、学名:Chelidonium majus)はユーラシア大陸原産でケシ科クサノオウ属の多年草です。本州〜九州の日当たりの良い場所に自生し、森林伐採などの時には逸早く生育するパイオニア植物と知られます。草丈は50〜80cmと高く伸びます。葉は根生葉でロゼッタ状となり、2回羽状複葉となります。夏に茎先から散形状花序を伸ばし、黄色花い四弁花を咲かせます。茎を折ると出る黄ホウチャクソウホウチャクソウ(宝鐸草、学名:Disporum sessile)は日本やロシア、中国原産でイヌサフラン科の耐寒性球根植物です。北海道~九州の林内の暗い場所に生息します。茎は真っ直ぐ伸びて上部で2分枝し、鱗片葉がつきます。茎や葉、花などの全草が緑色です。葉は長楕円形で、互生して付きます。 春に3枚の花弁と3枚の萼片から成る、合着しない筒状花を1~3個束生させてつき下垂して咲かせます。 花弁先端は濃緑トウダイグサトウダイグサ(燈台草、学名: Euphorbia helioscopia)は、北半球の温帯から熱帯原産でトウダイグサ科トウダイグサ属の2年草の野草です。日本では本州から沖縄の道端に自生します。茎の頂部に5本の細枝が出て、各枝に3個の杯状花序が付き、各花序に黄色~薄緑色の花が咲きます。花弁が退化し、花は雌蕊1、雄蕊数本が苞に包まれた杯状花序を形成します。有毒植物です。 一般名:トウダイグサ、学アオキアオキ(青木、学名:Aucuba japonica)は日本原産でガリア科アオキ属の常緑低木です。一年中葉や枝が青いことから命名されました。雌雄異株です。春に、褐色または緑色の4弁花を咲かせます。北海道~九州の日本中の森林で自生しています。日陰には強いです。葉は楕円形で葉質は硬く厚みがあり光沢があります。葉縁に荒い鋸歯があります。秋から冬に、光沢のある楕円形の赤い実を成らせ、翌年春までついています。カタバミカタバミ(学名:Oxalis corniculata)とは、日本原産で、カタバミ科カタバミ属の多年生広葉の野草です。春〜秋の長期間、散形花序に黄色い小さな五弁花を咲かせます。細い茎に根が生え、地面を這う、いわゆる匍匐性植物です。ハート形をした3枚の葉が長い葉柄の先に付きます。葉はネムノ木と同様、昼に開き夜に閉じて就眠活動を行います。葉が閉じている時は片方だけに葉が付いているように見えます。雌蕊は1クワズイモクワズイモ(食わず芋、学名:Alocasia odora)は、インド、フィリピン、台湾原産で、サトイモ科クワズイモ属の常緑多年草です。 地下に太い木のような根茎を持ち、葉は巨大なサトイモに似た葉です。夏に、薄緑色の仏炎苞を被った、ベビーコーンに似た薄黄色の肉垂花序を咲かせます。 肉垂花序の上部は雄花が、下部には雌花が咲きます。大きな葉が、象の耳に似ているので、別名でElephant ear(エウメ梅(ウメ、学名:Prunus mume) は、中国原産で、バラ科の落葉小高木です。中華民国の国花とされます。日本には奈良時代に中国から渡来し、それ以降長く愛でられており、万葉集にも多数の歌が詠まれています。園芸品種が多数作られており、現在では300種以上あると言われます。幹は湾曲し枝は横に張り出します。若枝は斜上します。 梅の系統には、花を観賞する「花梅」と、果実を収穫する「実梅」があります。梅のアネモネアネモネ(Anemone、学名:Anemone spp.)は、地中海沿岸原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。近年は園芸品種が多く育種され、矮性品種から高性品種まであります。花色も、赤・桃・紫・藍・白と豊富です。春に咲く花は牡丹を小さくしたような花です。代表的な品種に、アネモネ・コロナリア(A. coronaria)と、アネモネ・ブランダ(A. blanda)があります。コロナリア(coヘレボルス・ニゲルヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)は、欧州原産で、キンポウゲ科クリスマスローズ属の常緑多年草です。草丈20~30 cmで、12月~翌年2月に花径6~9 cmの白や、ピンク、紫色の花を下向きに咲かせます。この花のように見えるものは、萼です。別名でクリスマスローズ(Christmas rose、Xmas rose)や、Black hellebore、黑嚏根草(中国語)、ヘレボラスルレイジンソウレイジンソウ(伶人草、学名:Aconitum loczyanum)は、日本固有種でキンポウゲ科トリカブト属レイジンソウ種の多年草です。本州の東北から中部の湿った山野に自生します。和名は、花が舞楽の奏者(伶人)が被る冠に似ていることに拠ります。 一般名:レイジンソウ(伶人草)、 学名:Aconitum loczyanum、 分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キンポウゲ目キンポウゲ科トリカ ヘレボルス・オリエンタリスヘレボルス・オリエンタリス(学名:Helleborus orientalis)は、ギリシャ~トルコ原産で、キンポウゲ科クリスマスローズ属の耐寒性常緑多年草です。初春に開花する春咲きの花です。花のように見えるものは、萼(ガク)で、実際の花は中心部にある線状のものです。本草は別名でレンテンローズ(Lenten rose)とも呼ばれます。草丈は、40~60 cmと高いです。花色(実際は、萼片色)は豊富でアツミゲシアツミゲシ(渥美罌粟、学名:Papaver setigerum)は、アフリカ原産で、ケシ科ケシ属の一年草です。セティゲルム種とも呼ばれます。 日本では渥美半島で発見された帰化植物なので、その名が付けられました。春から初夏に、花弁基部が濃紫色で、花弁が薄紫色の四弁花を咲かせます。 アヘン生成記録はありませんが、アルカロイドの抽出が可能です。阿片ケシ(英名は、Opium poppy)の一つとされ、ジャガイモジャガイモ(じゃが芋、学名:Solanum tuberosum)は、アンデス山脈原産で、ナス科ナス属の一年性野菜です。葉腋から出た花茎先端から集散花序を伸ばし数個から10個の花を咲かせます。花は五弁が合着した合弁花で、中央外側に黄色い5個の雄蕊があり、その中から黄緑色の雌蕊の柱頭が1個飛び出します。雌蕊には5室があります。花色は、男爵芋は白、メークインは紫や赤などのように品種により異なります。私達ザゼンソウザゼンソウ(座禅草、学名:Symplocarpus foetidus)は、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草です。発熱植物として知られます。初春に、地面からほんの少し出た短い花茎先端に、多数の薄黄色の小花を集めた塊(肉穂花序)とその周囲を一枚の頭巾のようなチョコレート色の花(実際は、仏炎苞)が取り囲みます。この段階では、まだ葉は出現しません。 ザゼンソウ: かぎけん花図鑑 classic スイセンスイセン(水仙、学名:Narcissus)は欧州南部、地中海沿岸原産で、ヒガンバナ科スイセン属の耐寒性球根です。葉茎は緑色で、細長く厚みがあり、ショウブの葉を小さくしたようです。冬~春に、ラッパ状の下向きに花を咲かせます。花色には、黄色や、白、橙、ピンクがあります。ナルキッソス(Narcissus)という属名は、ギリシャ神話に出て来る美青年を語源とします。ナルキッソス(Narkissos、フランスデルフィニウムデルフィニウム(学名:Delphinium × cultoru)は、欧州や北米原産で、キンポウゲ科デルフィニウム属の耐寒性宿根草です。高原の湿地に自生します。花名の Delphinium は蕾の形がイルカ(dolphin)に似ていることに拠ります。和名では、ヒエンソウ(飛燕草)やオオヒエンソウ(大飛燕草)と呼ばれます。これは、花形が飛翔する燕に似ているということから付けられました。デルフィニウムはキバナセツブンソウキバナセツブンソウ(黄花節分草、学名:Eranthis hyemalis)は、南欧原産でキンポウゲ科セツブンソウ属の耐寒性多年草(球根植物)です。セツブンソウ(節分草)の黄色い花を咲かせる品種です。下節分の頃、花(実際は、萼)を咲かせます。全草に毒が有ります。 一般名:セツブンソウ(節分草)、学名:Eranthis hyemalis、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キンポウゲ目キンポウゲテイカカズラテイカカズラ(定家葛、学名:Trachelospermum asiaticum)は日本と朝鮮半島原産でキョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑蔓性低木です。初夏から梅雨時、蔓状の茎先から出た集散花序に芳香のある白花を多数つけます。葉は厚く光沢があり卵状被針形をしており対生につきます。花色は時間の経過と共に、白→薄黄色に変わります。花弁は基部が筒状で、先端が5弁に分かれます。キョウチクトウ科の植物なのでノウゼンカズラノウゼンカズラ(凌霄花、学名:Campsis grandiflora)は、中国原産で、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性落葉低木です。夏に、花茎先端から総状花序を伸ばし、対生に橙色のラッパ状の花を付けます。花色には橙色と赤があります。ラッパ状の筒状部は短く、先端が5裂し大きく平開し5弁花のように見えます。蔓の節から出る気根が、塀や家の壁、木に吸着してどんどん勢力を拡大します。原産地名から、別名エニシダエニシダ(金雀枝、学名:Cytisus scoparius)は、地中海沿岸原産で、マメ科エニシダ属の耐寒性常緑低木です。春~初夏に、豌豆に似た小花を、長い枝一杯付けて咲かせます。エニシダはヒメエニシダ(姫金雀枝)と似ていますが、耐寒性があり樹高が高く、花は下向きに垂れます。根元から分枝し、花後に箒(英語でbroom)となるので、英名でコモンブルーム(common bloom)、または、Scotch ニセアカシアニセアカシア(贋Acacia、学名:Robinia pseudo-acacia)は、北米アレゲニー山脈原産で、マメ科ハリエンジュ属の落葉高木です。初夏、花序に芳香の有る白い蝶形の小花を藤房のように垂下して咲かせます。葉は奇数羽状複葉で、基部に托葉が変形した棘が1対あります。蜜源植物で花からアカシア蜂蜜が採れ、花穂は天麩羅で食べられます。一方、樹皮や葉、果実には毒が有ります。葉の形がアカシア(Acaスズランスズラン(鈴蘭、学名:Convallaria keiskei)は、日本と中国原産でキジカクシ科スズラン属の多年草です。和名ではキミカゲソウ(君影草) 、英名では’Lily of the valley’と呼ばれます。北海道を代表する花です。初夏に、野原等で、花茎に10数個の白い釣鐘型の小花を下向きに垂下して咲かせます。小花の先は浅く6裂し、花には芳香があります。長楕円形の2枚の葉が花茎とは別に出て、ハマユウハマユウ(浜木綿、学名:Crinum asiaticum)は、インドネシアとスマトラ原産で、ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草です。暖地を好み、海岸の砂地や、花壇で見られます。厚く光沢がある根生葉は太く長い線形です。根生葉の間から、やや扁平で太い花茎(偽茎)を80 cm程伸ばします。夏~初夏の夕方に、花茎先端から散形花序を伸ばし、白花を多数咲かせます。小花は漏斗状で先端が6深裂します。花は夜中にレンゲツツジレンゲツツジ(蓮華躑躅、学名:Rhododendron molle subsp. japonicum)は、日本原産で、ツツジ科ツツジ属の耐寒性落葉低木です。高原や草原などに自生します。高温多湿を嫌い、日当たりと水捌けの良い冷涼な環境を好みます。日本で見られる躑躅の中では最大級の花を咲かせます。春〜梅雨時に、枝先に、大輪で朱色の五弁花を数個まとめて咲かせます。花には蜜があります。花後に成る果実は、長ワラビワラビ(蕨蕨、学名:Pteridium aquilinum)は、日本などの温帯地方〜熱帯地方原産で、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ類の多年草です。山菜の代表選手で、梅雨時〜初夏に、若芽を採取して野菜とします。蕨にはアクがあるので、調理前に木灰でアク抜きが必要です。近年の研究により、胞子部に発ガン性があるとされます。 シダ植物なので花弁は無く、胞子があります。 一般名:ワラビ(蕨)、学名:Pイソトマイソトマ (Isotoma、学名:Isotoma axillaris)とはオーストラリア原産で、キキョウ科イソトマ属の常緑宿根草です。春から秋までの長期間、星型の花を咲き続けます。特に夏の暑い盛りに青紫色や白色の涼しげな花を咲かせるので貴重です。横に広がる性質からハンギングバスケットなどに使われます。葉や茎から出る白い液体はアルカロイドで有毒です。属名の Isotoma は isos(等しい)+tユキモチソウユキモチソウ(雪餅草、学名:Arisaema sikokianum)は、日本原産で、サトイモ科テンナンショウ属の多年草です。本州の一部(三重県、奈良県)と四国の山野の湿った林床に自生します。春に、偽茎に2枚の葉を付け中央から1本の花茎を伸ばします。葉は鳥足状に付きます。仏炎苞は紫褐色地で、そこに淡紫褐色と白のストライプが入り、先端が尾状に伸びます。仏炎苞は口辺部から下部の内側は白い。仏炎苞に包まれケマンソウケマンソウ(華鬘草、学名:Lamprocapnos spectabilis)は、中国原産で、ケシ科コマクサ属の耐寒性多年草です。春に、アーチ状に傾いた赤茶色の花茎に、10数個のコマクサ(駒草、学名:Dicentra peregrina)に似た釣鐘型の花を咲かせます。花色には赤、桃色、白があります。葉は緑色で、ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)の葉と似ており、羽状に分裂しカルミア・ラティフォリアカルミア・ラティフォリア(学名:Kalmia latifolia)は、北米東部原産で、ツツジ科カルミア属の耐寒性常緑低木です。春、枝先から散房花序を伸ばし薄桃色の小花を多数付けます。花は、蕾の時はふっくらていて、開花すると浅い筒状の五角形となります。主要品種には、本種カルミア・ラティフォリア(Kalmia latifolia)の他、以下のものがあります。カルミア・オスボレッド(Kalmia Osbカラマツソウカラマツソウ(唐松草、学名:Thalictrum aquilegifolium var. intermedium)は、日本固有種で、キンポウゲ科カラマツソウ属の高山性落葉多年草です。北海道〜九州の高山の湿原に自生する野草です。盛夏に細い茎先に複数の散房花序を出します。白い花のように見えるものは、白い雄蕊が多数集まったものです。花弁は最初からありません。花名は、唐松草の花の付き方が、カラマツの葉の付 タカネアオヤギソウタカネアオヤギソウ(高嶺青柳草、学名:Veratrum maackii var. longibracteatum )は北半球原産でメランチウム科シュロソウ属の多年性山野草です。アオヤギソウ(学名:Veratrum maackii var. parviflorum )の高山型品種で、草丈が低く、苞が花序より突出します。全草が有毒植物です。 一般名:タカネアオヤギソウ、学名:Veratrum mアメリカアリタソウアメリカアリタソウ(亜米利加有田草、学名:Chenopodium ambrosioides L. var. anthelminthicum)は、南米から帰化したヒユ科アカザ属種の一年草の野草です。有田草の変種です。以前は全草から取れるヘノポジ油が回虫駆除用の薬草とされました。しかし、現在では強い毒作用があるとして用いられなくなりました。 一般名:アメリカアリタソウ(亜米利加有田草)、学名:Cイチハツイチハツ(一初、学名:Iris tectorum)は、中国〜ミャンマー原産で、アヤメ科の耐寒性・耐暑性多年草です。菖蒲田に植えられ5月頃に最盛期を迎えます。日本へは江戸時代に中国より渡来したアヤメの仲間です。逸早く咲くことが名前の由来です。単軸でよく分枝します。葉は剣状で、葉幅が4cmと広く(これが特徴)、葉色は黄緑色で、葉質は光沢がなく、根元から斜上し半ばより垂れ下がります。花被は放射相称で、外イワタイゲキイワタイゲキ(岩大戟、学名:Euphorbia jolkiniis)とは、日本、朝鮮半島、台湾原産で、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。春に、海岸の岩場に黄色い群生を作ります。葉は密で互生して付けます。直立した太い茎先に黄花のような苞葉を複数個咲かせます。本当の花は苞葉に包まれた黄色い小さな目立たないものです。中央に1本の雌花がありその周辺を数本の雄花が取り囲むトウダイグサ属の特徴である杯エゾイソツツジエゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅、学名:Ledum palustre ssp.diversipilosum)は、北海道固有種のツツジ科イソツツジ属の常緑小低木です。北海道〜東北の高山の礫地や湿原に自生します。葉は細長い披針形、皮質、厚く、葉表に細かい編み目模様があります。若い枝と葉裏に茶褐色の毛が密集するのが特徴です。夏に、花茎を伸ばし先端から散房花序を伸ばし白い小さな五弁花を多数付けて5 cm程の球状エゴノキエゴノキ(斉ゴ木、学名:Styrax japonica)は、日本原産で、エゴノキ科の耐寒性落葉小高木です。ちさの木(萵苣の木)、ジシャ(萵苣)、野茉莉、ジャパニーズ・スノーベル(Japanese snow bell)とも呼ばれます。初夏に、枝から総状花序を伸ばし、白色または淡紅色の芳香のある小花を房状に下向きにつけます。葉は小さい長楕円形で先端が尖り葉縁に鋸歯があり互生します。7月頃に灰白色の卵形ヒメエニシダヒメエニシダ(姫金雀枝、学名:Cytisus racemosus)は落葉低木です。エニシダ(金雀枝、学名:Cytisus scoparius)と似ていますが、エニシダより寒さに弱く、樹高が低いので鉢植えにされます。穂状花序に小振りで芳香のある黄金色の小さな蝶形の花を上向きに咲かせます。カナリー諸島原産なので日本の高温多湿の気候に適合せず栽培は困難です。エニシダ属には、黄花を咲かせるエニシダ(金雀枝シロバナエニシダシロバナエニシダ (白花金雀枝、学名:Cytisus multiflorus)は、イベリア半島原産で、マメ科エニシダ属の半耐寒性落葉低木です。 豌豆のような形をした白花を長い枝一杯に付けて咲かせます。 エニシダ属には、黄花を咲かせるエニシダ(金雀枝、 C. scoparius) や、それより小振りな花を咲かせる ヒメエニシダ(姫金雀枝、C. x spachianus)、黄色に赤い暈しがはいるホオセイヨウオキナグサセイヨウオキナグサ(西洋翁草、 学名:Pulsatilla vulgaris)とは、欧州原産でのキンポウゲ科オキナグサ属の耐寒性多年草の園芸品種です。 春、下向きに花(実際には、萼)を咲かせ、その後徐々に上を向きます。花名は全草や種子に白毛があることに拠ります。キンポウゲ科の例にもれず強い毒性を持ちますが、反面民間薬として用いられています。 別種に日本原産で暗紅色の花を咲かせる「{{オキナグサ}}オシロイバナオシロイバナ(白粉花、学名:Mirabilis jalapa)は、メキシコやペルー原産で、オシロイバナ科オシロイバナ属の一年草または多年草です。丈夫で、放っておいても育ちやすい花なので、日本全国の庭や道端で見られます。初夏~秋の夕方4時頃から翌朝10時頃まで、小振りな花を枝一杯に開花させます。花は2~3cmのラッパ状で先端が5裂します。花色は赤 ・桃・白・黄、複色があり、一株で色違いの花が咲く品種 オダマキオダマキ(苧環、学名:Aquilegia spp.)は、日本や欧州原産で、キンポウゲ科オダマキ属の耐寒性常緑多年草です。長い葉柄の先にある葉は2回3出複葉で、小葉はさらに裂けます。花は海に浮かぶクラゲのような透明感があります。と言っても、この花弁のように見えるものは萼で、実際の花は内側にある白い部分です。和名の苧環とは、花の形が麻糸を巻く器具「苧環(オダマキ)」に似ていることに拠ります。 日本でキバナノヤマオダマキキバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環、学名:Aquilegia buergeriana var. buergeriana f. flavescens)は、日本原産で、キンポウゲ科オダマキ属の多年草「ヤマオダマキ(山苧環、学名:Aquilegia buergeriana)」の一変種です。ヤマオダマキの距と萼片は紫褐色をしていますが、本種はクリーム色です。 一般名:キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧ミヤマオダマキミヤマオダマキ(深山苧環、学名:Aquilegia flabellata var. pumila)は、北海道から本州中・北部原産でキンポウゲ科オダマキ属の耐寒性多年草です。夏に根生葉の間から細長い花茎を出し青紫色の花を下向きに咲かせます。花弁は先端が白く、後方が距となって巻いています。萼片も青紫色で5枚あります。高山の礫地や草地に自生します。園芸品種は平地のロックガーデンの半日影で水捌けの良い場所シロバナオダマキシロバナオダマキ(白花苧環、学名:Aquilegia flabellata)は、オダマキ(苧環、学名:Aquilegia flabellata )の栽培品種で、花色が白いものです。 一般名:シロバナオダマキ(白花苧環)、学名:Aquilegia flabellata form. alba、別名:アキレギア(Aquilegia)、イトクリ(糸繰)、Columbine、分類名:植物界被子植物真正セイヨウキヅタセイヨウキヅタ(西洋木蔦、学名:Hedera helixa)は、ヨーロッパ~西アジア原産で、ウコギ科キヅタ属の耐寒性常緑蔓性低木です。アイビー(Ivy)、ヘデラ(Hedera)、Hedera helix(ヘデラ・ヘリックス)、Common ivy(コモンアイビー) 、English ivy 、European ivy、フユヅタ(冬蔦)とも呼ばれます。日本全国に分布し、長い蔓を伸ばして木や家の外壁にシクラメンシクラメン(Cyclamen、学名:Cyclamen persicum)は、IL:イスラエルの国花とされる、地中海沿岸原産で、サクラソウ科シクラメン属の半耐寒性球根植物です。葉は根生葉で長い葉柄の先にハート形の葉を付けます。葉には斑模様が有り、葉縁に歯牙が有ります。花は長い花柄の先端に単生し、受精すると花柄が螺旋状に巻きます。萼片は5枚で、花冠は5裂し、花弁が上に反り返って咲く様子が篝火(カガリビクレマチスクレマチス(学名:Clematis L.)は、日本、中国、欧州、北米原産で、キンポウゲ科クレマチス属の蔓性耐寒性多年草です。春〜秋に、強靭な蔓を伸ばし、フェンスや支柱に巻きつき沢山の花(実際には萼)を咲かせます。花弁は退化して存在せず萼が花弁のように変化しています。日本のみならず、世界中に多数の品種が分布しています。 代表品種の、カザグルマ(風車、学名:Clematis patens、クレマチス・マムシグサマムシグサ(蝮草、学名:Arisaema serratum)は、日本と中国原産でサトイモ科テンナンショウ属の耐寒性・非耐乾性・多年草(宿根性)の野草です。晩春から初夏に、林の木陰で、直立した茎から葉の鞘に抱かれた花柄を伸ばし仏炎苞に包まれた肉穂花序に小花を咲かせます。芋状の地下茎をはじめ全草が有毒です。茎に見える部分は葉柄の鞘で偽茎と呼ばれるものです。仏炎包の色の違いで、緑色のものはカントウマムシサワギキョウサワギキョウ(沢桔梗、学名:Lobelia sessilifolia)は、日本、朝鮮、中国原産でキキョウ科ミゾカクシ属の多年性の野草です。夏に湿原や水辺で直立した太い茎先から伸ばした穂状花序に鮮やかな青紫色をした小花を多数咲かせます。円柱状の茎は中空で中に白い樹液が含まれます。花は高杯形の合弁花で上唇が2深裂し、下唇は3浅裂します。各唇弁の裂片縁には白毛が密生します。葉は緑色で披針形をしており上部シキミシキミ(樒、学名:Ilicium anisatum)は、シキミ科シキミ属の常緑小高木です。春、葉腋から小さな半透明な薄黄色の細長い花弁をヒラヒラ覗かせます。葉は丸味を帯びて長く、厚肉で、光沢があります。仏事に欠かせない樹木で、寺や墓地の庭木として植えられます。秋、袋果がはじけて猛毒の種を出すので、悪しき実と言われます。この「あしきみ」の「あ」が取れて、シキミとなったと伝えられます。また、実だけでな キケマンキケマン(黄華鬘、学名:Corydalis heterocarpa var. japonica)とは、日本原産で、ケシ科キケマン属の越年草です。野原や畦道、海岸などのやや湿っぽい草地に生えています。葉は緑または赤褐色を帯びており、2~3回出羽状複葉で細かく裂けます。赤みを帯びた太い直立した茎から総状花序を伸ばし多数の鮮黄色で筒状の4弁の小花を咲かせます。小花は重ならないように少しずつずれて咲きますオオキツネノカミソリオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀、学名:Lycoris sanguinea var. kiushiana)と、キツネノカミソリ(狐の剃刀)はほぼ同様の性質を持ちます。何故なら、大狐の剃刀は狐の剃刀の変種だからです。変種かどうかは学名を見れば明らかです。狐の剃刀という花名の由来は、狐の出そうな山地の林縁や林床でカミソリ(剃刀)に似た葉を持つからとか、花色が狐の毛色に似ているからだとか、花を横から見るパンジーパンジー(Pansy、学名:Viola × wittrockiana)は、北ヨーロッパ原産の園芸品種で、スミレ科スミレ属の耐寒性一年草です。街や公園の花壇や店先のプランターなどの日当たりが良い場所で、9月~翌年5月までの長期間咲いています。サンシキスミレ(三色菫)とも呼ばれます。草丈は草10~30 cmと低いです。花径は、5~30cmと草丈に対して花びらが大きいです。 花色は豊富で、紫 、白、黄、クサボタンクサボタン(草牡丹、学名:Clematis stans)は、日本固有種で、キンポウゲ科センニンソウ属の半低木です。日本の本州の山地の草原に自生します。夏に茎先端や葉腋から花序を伸ばし、紫色の細長い釣鐘型の花を咲かせます。花に見えるものは、実際には萼で、花弁はありません。キンポウゲ科なので毒が有ります。和名は葉が牡丹の葉に似ていることから名付けられました。 一般名:クサボタン(草牡丹)、学名:オニシバリオニシバリ(鬼縛り、学名:Daphne pseudomezereum)は、日本原産で、ジンチョウゲ科オニシバリ属の夏落葉小低木です。名前の由来は、樹皮が丈夫で鬼でも切れないことに拠ります。夏に落葉するのでナツボウズ(夏坊主)とも呼ばれます。秋に新葉が出ます。雌雄異株です。晩冬~春に、葉腋に薄黄緑色の小花を束生して咲かせます。この4弁花のように見えるものは、実際には、先が4裂した萼です。 一般セイタカアワダチソウセイタカアワダチソウ(背高泡立草、学名:Solidago canadensis var. scabra)は北米原産で帰化植物の、キク科アキノキリンソウ属の多年草です。日当たりの良い空き地や河川敷で大繁殖し勢力範囲を拡大しています。日本の在来種等他の植物を駆逐していることが問題視されています。特に、ススキ(薄) とのバトルには凄まじいものがあります。小さな頭花を密に付けて大きな円錐花序を作ります。虫ジンチョウゲジンチョウゲ(沈丁花、学名:Daphne odora)は、中国原産で、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の耐寒性常緑低木です。別名でチョウジグサ(丁子草)や、ズイコウ(瑞香)、センリコウ(千里香)とも呼ばれます。樹高は50〜150 cmです。葉はやや厚く細長い楕円形で光沢があります。葉縁は鋸歯の無い全縁で互生して付きます。雌雄異株で子房上位です。早春に花茎を伸ばし、頭状花又は穂状花序に小花を20個程集めキンコウカ夏に、尾瀬のような低山~亜高山の湿地をトレッキングしているとゼンテイカ(別名、ニッコウキスゲ)に混じって、同じ黄色ですが姿の異なる花が咲いていました。金黄花です。 キンコウカ(金黄花、学名:Narthecium asiaticum)は、キンコウカ科キンコウカ属の草丈の低い多年草です。 (亜)高山の湿地に群生します。葉は根生葉でハナショウブ(花菖蒲)に似た剣状をしており、緑色ですが秋に紅葉しますオーニソガラム・シルソイデスオーニソガラム・シルソイデス(学名:Ornithogalum thyrsoides)は、南アフリカ原産で、キジカクシ科オオアマナ属の半耐寒性球根植物です。球根から直接、長い披針形の葉を出します。葉の中央から出た花茎先端から伸びた穂状花序は10cm程の長円錐形をしています。花色には白や、黄色、橙、朱色等があります。花は下から上へ咲きます。花弁の基部は緑色をしています。 同属には、オーニソガラム・アラツヅラフジツヅラフジ(葛藤、学名:Sinomenium acutum)は、日本~台湾、中国原産で、ツヅラフジ科ツヅラフジ属の落葉蔓性藤本です。オオツヅラフジ(大葛藤)とも呼ばれます。関東から四国、九州の山地の林縁に自生します。左巻きの太い蔓を10m程伸ばします。夏に、枝先や葉腋から円錐花序を伸ばし白花を咲かせます。秋に球形の暗青色の果実が成ります猛毒なので食べられません。和名は、蔓が藤に似ていることと、蔓か ヒョウタンボクヒョウタンボク(瓢箪木、学名:Lonicera morrowii)は日本、韓国、中国原産で、スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木です。北海道~本州の山地や海岸に自生します。春~初夏に、葉腋から花柄を出し白く細長い花を2個咲かせます。2つの花は同時に開花し、上下に2裂し、下部で子房が繋がっています。花色は咲き始めは白で、後に黄色になるので、キンギンボク(金銀木)とも呼ばれます。名前は、赤い果実が2個合シャクナゲ ‘太陽’ 石楠花 ‘太陽’(学名:Rhododendron ‘Taiyo’)は、ツツジ科ツツジ属の常緑低木で、スーパーローディーと呼ばれる耐暑性の品種です。石楠花 ‘太陽’は、和田弘一郎氏が、ロドデンドロン・ポンティクム(Rhododendron ponticum)を交配親にして育種した極早咲き品種で大輪、赤紫色の花を咲かせます。石楠花の葉には、ロードトキシンなどのケイレン毒が含まれるので有毒です。 アヘンケシケシ(罌粟、芥子、学名 Papaver somniferum)は、小アジア、インド、イラン、アルメニア原産で、ケシ科ケシ属の二年草です。 いわゆる、阿片ケシで、モルヒネなどが含まれます。葉は灰緑色で無毛です。葉柄は無く長楕円形の葉が茎を抱きます。 春~初夏に、茎頂に1つ4弁花を上向きに咲かせます。花は大輪で、赤、白、紫色です。花に悪臭があります。 花は一日花で翌日に散り、球形のカプセルを成らタケニグサタケニグサ(竹似草、学名:Macleaya cordata)は、日本等の東アジア原産で、ケシ科タケニグサ属の大型多年草の野草です。本州〜九州の日当たりの良い場所に自生し、森林伐採などの時には逸早く生育するパイオニア植物と知られます。草丈は100〜200 cmと高く伸びます。葉は広卵形をしたカシワ葉で、葉縁に切れ込みがあります。夏に、茎先から大きな円錐花序を伸ばし粟粒状の白花を咲かせます。茎を折るとドクゼリドクゼリ(毒芹、学名:Cicuta virosa)は、欧州、北米、東南アジア原産で、セリ科ドクセリ属の大型の多年生の有毒植物です。別名でオオゼリ(大芹)、英名ではwater-hemlock 、cowbaneと呼ばれます。水辺や湿地に自生します。草丈は80~100cmになります。葉は2・3回羽状複葉で葉縁に鋸歯があり、食用となるセリ(芹、学名:Oenanthe javanica )と似ています。6~ 他の特集春の七草春の七草とはセリ(芹)、ナズナ(薺)、ハハコグサ(母子草)、ハコベ(繁縷)、タビラコ(田平子、旧名:ホトケノザ)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)のことを言います。 春の七草事件に巻き込まれた植物事件に巻き込まれた植物には、 「阿片戦争」(Opium War、英国-中国清戦争、1840年)の罌粟(渥美罌粟のような)、「バウンティ号の反乱」(英国船内反乱1789年)のパンノキ、「薔薇戦争(Wars of the Roses」(英国内紛、1455年~1485年)の薔薇、「ボストン茶事件」のチャノキ紅茶(英国-米国間紛争、1772年)、ウィリアムテルのリンゴなどがあります。英国が登場するものばフウロ特集 フウロ(風露)-ゲンノショウコ,アメリカフウロ,チシマフウロ,ハクサンフウロ,アケボノフウロ,エゾフウロ、グンナイフウロ仙人掌・多肉植物仙人掌・多肉植物一覧 サボテンとは植物界被子植物真正双子葉類ナデシコ目サボテン科の植物です。身体に水分を貯めているので、砂漠や面倒見の悪い栽培家などによる水不足による過酷な環境でも生き延びられます(ある程度の期間は)。カナダの花カナダの花世界らん展2019世界らん展2019インテリア・寝具インテリア・寝具には、花名に以下のインテリアや寝具ーソファや、カーペット、畳、ダイニングセット、カーテン、イス・チェア、ライト・照明器具、テーブル、クッション・座布団、デスク、鏡、収納家具、時計、寝具、収納、ゴミ箱、インテリア小物・置物、壁紙・装飾フィルム、オフィス家具ーの名前が付く植物をリスト化しました。例えば、椅子の木や、時計草などの植物があります。格好いい花格好いい花-ホヤ・ムルティフロラアフリカ原産の花こんなにあるアフリカの花―アガパンサス(Agapanthus) 、★アッツザクラ(アッツ桜)、アレカヤシ(Areca椰子) 、インパチェンス(Impatiens) 、エンセファラータス・トランスベノーサス(Encephalartos Transvenosus)、オオキバナカタバミ(大黄花片喰)、オキザリス・ボーウィ(Oxalis bowiei) 、オテリア・ウルビフォリア(Ottelia ulvi柿の種類カキ(柿)の種類・品種ーおけさ柿、菊平、フユウ柿9月の黄色い花9月に黄色い花を咲かせる花の特集です。アールラ、アオノリュウゼツラン、アガベ・フランゾシニー・カクタス、ハケイトウ、アメイシャ、イエローケープハニーサックル、イリマ、エゾオグルマ、オオキバナカタバミ、オミナエシ、オランダセンニチ、カタバミ、カンレンボク、キカラスウリ、キクイモ、キツリフネ、キバナノオオゴチョウ、グラマトフィルム・スペキオスム、ケイトウ、ゴーヤー、コウホネ、ツンベルギア・アラタ、トリ幹生花幹生花とは、幹に直接花を咲かせ、結実する植物のことです。幹生花には、以下のものがあります。 赤榕、ジャボチカバ、アルストロメリア、カカオ、ハナモモ、ローソクノキ、イチベンバナ、カムカム、ブラシノキ、ハナズオウ、パラミツ、イチジク、パパイア、ドリアン、ホウガンノキ、シャシャンボなど。