花ら103.藤色のツツジだよ 藤躑躅 ポスト NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 NHK朝ドラらんまんはあと2日で放送が終了します。放送を毎朝楽しみにされていた方も多いことと存じます。 かぎけん花図鑑は、らんまんシリーズとして、同放送内容に寄り添った形で花情報をお届して参りましたので、この度らんまんが終了するのは残念ですが、同番組に出て来る花でまだお届けしていない花があと少し残っていますので最後までお届けしたいと思います。本日の花日記は「フジツツジ(藤躑躅)」です。開花時期が外れていることはお許しください。 フジツツジ(藤躑躅、学名:Rhododendron tosaense)は、日本固有種で、ツツジ科ツツジ属の半常緑低木です。ツツジにオンツツジ(雄躑躅、学名:Rhododendron weyrichii)という種がありますが、それに対しフジツツジは全体に小型なのでメンツツジ(雌躑躅)と呼ばれます。 樹高は1~2mで、枝は細分枝し、春に花径3cm程の藤色をした漏斗状で先端5裂の花を付けます。 学名と花名の由来 属名の「Rhododendron」は、ラテン語で「Rhodon(薔薇)」と「dendron(木)」の合成語で「バラのような木」、種小名の「tosaense」は「土佐の」を意味します。学名は1892年に、牧野富太郎博士により付けられました。 花名の由来は藤色の花が咲くツツジことから付けられました。ツツジ全般の花言葉は「節度」「自制心」「恋の喜び」です。 詳しいことや花言葉は、こちらでご紹介しています。 ■関連ページ 花ら103.藤色のツツジだよ 藤躑躅 かぎけん花図鑑 2023年9月27日(水曜日)、 花日記 NHK連続テレビ小説らんまん植物 目次、 フジツツジ(藤躑躅、学名:Rhododendron tosaense)、 NHK連続テレビ小説らんまん植物種類一覧、 花図鑑 特集Location: Illust:Yuki @Kagiken (Science&Technology Inst.co.,Tokyo ) Other Articles夢にまで見てしまった★万葉集草木65.カシワコナラ属の耐寒性・落葉性広葉高木です。葉は端午の節句に食べる柏餅の皮に使われます。樹皮からタンニンが採取され、葉や樹皮、果実を煮出すと染色原料となります。万葉の時代にも「かしわ」と呼ばれていました。万葉集でも詠われています。 万葉集 第11巻 2754番歌 作者:不詳、題詞:寄物陳思 登場する植物:柏→柏(かしわ) 原文 朝柏 閏八河邊之 小竹之眼笶 思而宿者 夢所見来 読 朝(あさ)柏(かオーストラリア〜原産の花、グレヴィレアオーストラリア等原産のヤマモガシ科の花、グレヴィレア グレヴィレア(Grevillea、学名:Grevillea banksii)とは、オーストラリア〜ニューカレドニア原産で、ヤマモガシ科シノブノキ属(グレヴィレア属)の半耐寒性常緑低高木です。 別名で、グレビレア(Grevillea)や、ハゴロモノマツ(羽衣の松)、ベニバナハゴロモノキ(紅花羽衣の木)、Red silky oak(レッド・シルキ五月の白花1 ライラック(Lilac)白いライラック ライラックは初夏に大きな花房に芳香の良い小花を多数付けるハシドイの樹木です。代表色の薄紅色がライラックカラーという色名になっていますが、稀に白花もあります。ここでは、白花ライラックの花をご紹介します。 ライラック(Lilac、学名:Syringa vulgaris)とは、ヨーロッパ原産で、モクセイ科ハシドイ属の耐寒性落葉中木です。山野に自生します。別名で、リラ(仏語、Lilac)9月の黄色い花9月の黄色い花 初秋になりました。9月に咲く黄色花で今咲いている花をご紹介します。 花名に「宇宙・自然」ピタゴラス命名の天空と花のCOSMOS花名に「宇宙・自然」の「コスモス」と、ピタゴラスが命名した天空のCOSMOS 宇宙とコスモス 左:花のコスモス 花の咲き方が調和がとれて美しいことからCOSMOSと命名された。右:天空はピタゴラスがCOSMOSと命名した。 コスモス(Cosmos 、学名:Cosmos bipinnatus)とは、メキシコ原産で、キク科コスモス属の非耐寒性一年草です。メキシコからスペインに渡り、その後日本へは戯れの恋歌?👘😀😄万葉集草木118.合歓木ネムノキ(合歓木、学名:Albizia julibrissin)は、マメ科ネムノキ属の落葉小高木です。葉は緑色の偶数二回羽状複葉で互生して付き、夜になると閉じて眠るように見えることが和前の由来です。花はマメ科特有の蝶形をしておらず、6月〜8月の夜に桃色の雄しべが沢山集まった直径5 cm程の半球状の一日花を咲かせます。 万葉集とネムノキ 万葉集 第8巻 1461番歌 作者:紀小鹿(紀女郎) 題