9月21日の誕生花、カンナ(Canna) ポスト 9月21日の誕生花、カンナ(Canna、学名:Canna indica hybrid)とイヌサフラン)コルチカム、学名:Colchicum autumnale)です。 カンナ(Canna、学名:Canna indica hybrid)とは、(亜)熱帯アメリカ原産のカンナ科カンナ属の半耐寒性多年草の球根植物の「ショクヨウカンナ=ダンドク(檀特、学名:Canna indica)」の種間園芸品種です。 別名でハナカンナ(花カンナ)、英名で、Canna lily(カンナ・リリー)と呼ばれます。 カンナの親である「ダンドク」は日本に江戸初期に渡来し日本全国に広まりました。 園芸品種であるカンナはアメリカを中心にヨーロッパで交配され育種されています。 太い根茎から花茎を出し、草丈は50cmの極矮性種、~100 cmの矮性種、~250 cm高背性種があります。 葉は尖った長楕円形で、光沢があり、長さ40~60cmで、横幅があります。 葉色は緑色が基本ですが、黄と緑のストライプが入った品種や、葉脈が白い品種など多数の園芸品種が育種されています。 7月~10月に花茎の先端から総状花序を伸ばし、赤、黄、橙色、桃色、白、複色などの独特の花を咲かせます。 この花弁のように見えるものは、6本の雄蕊の内5本が花弁化したもので、残る1本が雄蕊の役割を担います。 本当の花は花弁が小さくて目立ちません。 花後に蒴果が出来て、緑色→赤→黒褐色に熟します。 カンナが描かれた絵 (このページ写真トップのRed & Yellowのカンナの中心部を描いたような絵) 作品名:「レッド・カンナ( Red Canna)」 製作者名:アメリカ女流画家ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe、1887-1986) 制作年:1924年 花言葉 「情熱」 グラジオラスとカンナ 花の感じが、別科(ショウブ科)のグラジオラス(Gladiolus)と似ています。 カンナとグラジオラスの見分け方を下に記載します。 別科別属ですが グラジオラス(学名:Gladiolus)は、カンナ(Canna、学名:Canna indeica hybrid)と似ています。 以下に見分け方を記します。 グジオラスとカンナの違い ●葉幅の違い グラジオラス(Gladiolus)の葉幅が狭いのに対し、カンナ(Canna)は葉幅が広いです。 グラジオラスの葉は線形で細い、 カンナの葉は長楕円形で幅広 左 グラジオラス(Gladiolus) 、 右 カンナ(Canna) ●花の付き方の違い 花の付き方で、グラジオラス(Gladiolus)は花穂が一列に付くのに対し、カンナ(Canna)はどちらかというと固まって咲かせます。 グラジオラスの花は一列につく、 カンナの花は固まってつく 左 グラジオラス(Gladiolus) 、 右 カンナ(Canna) ●花色の違い 花色は、グラジオラス(Gladiolus)が黒以外の殆どの色があるのに対し、カンナ(Canna)は暖色系が主です。 グラジオラスの花色は豊富、 カンナの花色は暖色系 左 グラジオラス(Gladiolus) 、 右 カンナ(Canna) ●葉色・模様の違い 葉の色や模様は、グラジオラス(Gladiolus)が緑色の単色なのに対し、 カンナ(Canna)は模様があり鑑賞植物として通用する。 グラジオラスの葉は単調、 カンナの葉は鑑賞用になるものもある 左 グラジオラス(Gladiolus) 、 右 カンナ(Canna) 葉が似ている花 葉が似ている花にミズカンナ(水カンナ)があります。しかし、ミズカンナは別科(クズウコン科)で葉が似ていることから「カンナ」と命名された関係に過ぎません。 一般名:カンナ(Canna) 、 学名:Canna indica hybrid、Canna indica var. orientalis、 別名:ハナカンナ(花カンナ)、カンナ・リリー(Canna lily)、 分類名:植物界被子植物単子子葉類ショウガ目カンナ科カンナ属、 原産地:ダンドクの種間交雑園芸品種、原種は熱帯・亜熱帯アメリカ、 草丈:50 cm(極矮性種)~100 cm(矮性種)~250 cm(高背性種)、 葉形:長楕円形、葉色:緑・銅色・斑入り、葉序:互生、 開花期:7月中旬~10月上旬、花序形:総状花序、花径:5-20 cm、花色:赤 ・白 ・桃 ・黄 ・薄黄・橙・黄色と赤の斑模様・複色、 種子色:黒。 ■関連ページ カンナ(Canna、学名:Canna indica hybrid) ショクヨウカンナ=ダンドク(檀特、学名:Canna indica) 9月21日の誕生花、カンナ(Canna)かぎけん花図鑑 花日記2025年9月21日、 Other Articles11月30日の誕生花|敦盛草、枯れ葉11月30日の誕生花は、〇アツモリソウ、〇枯れ葉です。 アツモリソウ(敦盛草、学名:Cypripedium macranthos var. speciosum)はラン科アツモリソウ属の落葉性多年草です。赤紫色で袋状唇形の花を下向きに咲かせます。花名は花冠の形が源平合戦時に平敦盛が背負った母衣(ほろ)に似ていることに拠ります。(個人的には弁慶の顔のように見えます。)母衣とは背中に流れ矢が刺さる12月17日の誕生花|枇杷、フリージア12月17日の誕生花は〇ビワ、フリージアです。 ビワ(枇杷、学名:Eriobotrya japonica)は、中国原産でバラ科ビワ属の常緑小高木の果樹です。成長の速さの例えで、「モモ(桃) クリ(栗)三年 カキ(柿)八年 ビワ(枇杷)は早くて十三年」といわれます。ビワは果実が成るまで最も遅い木です。 樹高は3~10 mです。 雌雄異株ですが、自家受粉(単為結果)するので、木が1本でも果実は10月10日の誕生花 メロン10月10日の誕生花は、〇メロンです。 メロン マスクメロン(Musk melon、学名:Cucumis melo Linn. var. reticulatus)は、インド原産で、ウリ科キュウリ属の蔓性植物「アールスフェボリット及び同系統のメロン」の品種名です。植物名は、アールス系メロンにはマスク(フランス語でジャコウ:麝香のこと)のような強い芳香があることに拠ります。花言葉は「裕福 多産12月28日の誕生花 石榴12月28日の誕生花はザクロです。 ザクロ ザクロ(石榴、学名:Punica granatum)はイランやアフガニスタン原産でザクロ科の耐寒性落葉小高木です。花言葉は「円熟した優雅さ」です。 かぎけん花図鑑 誕生花12月28日 https://www.flower-db.com/ja/blog/2020-12-28/1111記憶にございません😖🙁😲万葉集草木99.躑躅(満天星)ドウダンツツジ(満天星躑躅、灯台躑躅、学名:Enkianthus perulatus)万葉集と白つつじ 万葉集で詠まれているツツジは、赤花か白花で、歌中では、「石上つつじ」、「白つつじ」、「丹つつじ」と詠まれています。白花で万葉時代からあった白花品種は、「シロヤシオ(=ゴヨウツツジ、五葉躑躅、学名:Rhododendron quinquefolium)」か、この「"ドウダンツツジ(Enkianth世界の国花 WS サモア世界の国花 WS サモア かぎけん花図鑑花日記2022年7月12日 サモア独立国は南太平洋の中央に位置し遥か西方にオーストラリアやニュージーランドがあります。9つの小さな島からなる国で人口の大半がポリネシア系サモア人です。産業構造はコプラやタロイモ栽培の農業や、沿岸漁業、米国やニュージーランドへの海外出稼ぎ労働者からの送金で生活が成り立っています。公用語はサモア語と英語で、宗教はキリスト教が大